１部への思い残し、勝利で幕を閉じる
[硬式野球部]東都大学野球２部秋季リーグ対専大３回戦
東都大学野球２部秋季リーグ対専大３回戦が、10月29日神宮第２球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
最後の打者から空振り三振を奪う海田＝神宮第２球場で（橋本圭史撮影）
コーチャーボックスから声を出す林主将
専 大 １０１ ０１２ ０００ ５
２回の猛攻で盛り上がるベンチ
駒 大 ０７０ １００ ００× ８
打安点
(８)小 林 ４００
Ｈ89佐野逸 １００
(６) 岡 ３２０
(４)柴 田 ３０１
４ 林 ０００
(９)山 本 ３１１
Ｈ８三 戸 １１０
Ｒ８竹 邑 ０００
ＤＨ石 橋 ５２２
(３)笠 間 ２００
(７)谷 口 ４１０
(２)上村新 ３００
(５)平川昇 ３２２
計32９６
▽本塁打＝石橋
▽二塁打＝三戸
回 打安責
加 茂 ３ 17７２
○白崎勇 ３ 14４３
海 田 ３ 13４０
今カード全てで先発となった加茂勇作(国３)が初回、２死から右越本塁打を浴び先制を許す。だがその裏、石橋拓也(経３)の右越本塁打を皮きりに、平川 昇(営２)の左翼線への２点適時打、山本祐大(法３)の左中間適時打と打線がつながる。加えて四球や失策など相手の乱れも絡み打者一巡で７得点。早々に試合の主導権を握る。しかし、２番手・白崎勇気(営２)が５回に本塁打を浴びるなど３失点。３点差にまで猛追されるが、最後は海田智行(経４)が３回を無失点の力投で逃げ切った。
今季は４位と奮わず。１部入替戦から一歩遠のく結果となったが、この勝利を来年へつなぐ。
◆小椋正博監督
「４年生には長いようで短い。２部のままで終わってしまったけど、これもまた人生だから(と言った)。(４年生は)皆下級生もいい子たち。本当に自慢。学生野球ってのは最後まで、今日もちゃんとやって。スポーツは厳しいもの。過去の栄冠にいつまでも浸ってたらダメ。苦境の中で見出だして行くのが真髄だから」
◆林 裕也主将(経４)
「今日は最後というこで気持ちが入ってよかった。昨日の夜にはやり残すことなくやろうと。(今季は)情けないですね。自分がもっとしっかりしていれば(１部に)上がれた。でも(自分が)まだまだということを教えてくれた。(主将として)みんなついて来てくれた。感謝している。(心掛けたことは)思い通りにいかなかったけど、技術ではなく、強い姿勢でいようと。結果がない分苦しかったけど、気持ちを強くでいようと。(残せたものは)目に見えるものはないけど、姿を見せて、思いを伝えられたかな、と。(４年生には)支えてくれてありがとう。感謝の気持ちでいっぱいです」
◆海田智行
「最後なんで、勝って終われてよかった。(今季は)こういう順位や勝敗になったのは僕の責任なんで、悔しい。チームを引っ張るってのと、あまりエースとしての仕事ができなかった。特にこの１年は。２部残留させて終わったっていうのも死ぬまで残る。(４年間は)自分との戦いで、自分には勝ててないので…これからの課題」
◆椎葉 謙(法４)
「勝てて良かった。(今季は)自分のやれることが出来なかった。優勝出来なくて辛かったけど、後輩に託したい。課題って言うより、自分たちの力を出せば負けないと思うんで、１部に上がって勝てるチームになって欲しい。(４年間は)色々な経験をさせてもらった。良いことばかりじゃなかったけど、自分を成長させてくれた」
◆三戸貴正(地４)
「(二塁打は)４年間の集大成と心がけた結果。(今季は)全員で１部昇格を目指して臨んでいたけど、上がれなくて残念。３年生達は仲がいいんで団結して来年の春に１部に上がってほしい。(後輩達になにか残せた思うか)一つ一つの積み重ね、同じ練習でも毎日こつこつやると花開く。(最後に)４年間一緒に戦ってきた仲間全員に感謝したいです」
◆守重皓司(営４)
「(今季は)優勝目指してやってきて出来なかった。悔いが残るといえば残るけど…みんなでやってこれたから、良かったと思う。(４年間は)チームに貢献したかわからないけど、いろんなものをもらった。(新チームは)みんなで声を出して盛り上げるチームになって欲しい。(後輩は)とっても頼れる。(伝えたいことは)本当感謝。頑張って欲しい」
〈２部最終順位〉
優勝 国士大
２位 東農大
３位 日 大
４位 駒 大
５位 拓 大
６位 専 大
