新入生鮮烈デビュー!今季好発進

[陸上競技部]平成22年度第1回世田谷陸上競技
 平成22年度第1回世田谷陸上競技会が4月3日、世田谷区立総合運動場陸上競技場で行われた。駒大からは3000mに油布、5000mに高瀬ら6人が出場。


先輩の#76宇賀地を押さえ、トップフィニッシュを果した#133油布=世田谷区立総合運動場陸上競技場で(上田将大撮影)


自己ベストを更新した#99岸本、#100宮本、#98高瀬


1年ぶりに自己記録を塗り替えた#113久我

待のルーキー・油布は、序盤から積極的な走りで上位でレースを展開。中盤、今年度卒業した宇賀地が1位に上がると、その後ろにつく。残り1000mを過ぎたところで、スパートをかけ逆転。そのまま下位を引き離し、トップでフィニッシュした。
 5000mに出場した岸本は、集団の真ん中からスタートし、徐々に順位をあげ2位をキープ。残り1周のスパートで1位にあがると、差を一気に広げゴールした。別組に出場した久我も、ラストで粘りきれなかったが1年ぶりに自己ベストを更新。本格的なトラックシーズン開幕に向け、順調な滑り出しを切った。結果は以下の通り(駒大関係のみ)。

<3000m4組>
1位 油布郁人(営1) 8:07:61
2位 宇賀地強(09年度卒、現・コニカミノルタ) 8:15:65

<5000m1組>
1位 岸本朋紘(商1) 14:13:33☆
9位 高瀬泰一(商3) 14:29:18☆
13位 宮本太助(地1) 14:38:15☆

<5000m2組>
2位 久我和弥(社2) 14:07:95☆
5位 千葉健太(経2) 14:17:58
7位 茅原祐也(歴1) 14:36:72

☆は自己ベスト

大八木弘明監督
「(新入生で)よかったのは岸本。14分13秒台で走れたのはいい出だしだった。ほかの1年生も練習はできているが、まだまだ自分なりに足りないところがあったと思う。でも全体的にはよかった。久我は13分台が出せそうだったから、もっと最後の最後でやってほしかった。油布は順調順調。思っていた通り。(トラックシーズンへの仕上がりは)まぁまぁ。(関東インカレでの1部復帰は)厳しいが一生懸命若いのが頑張っている。今年は(5000m)13分、(1万m)28分台を2、3人つくっていく」

◆油布郁人
「(大学初レースだったが)来週の(出場レースの)調整で、練習の一貫。調子は悪くなかった。(OBの宇賀地とのレースは)合宿でも一緒に走った。存在感があり、後ろについててすごい安心した。(今日の記録は)今の状態では予定通り。(トラックシーズンに向けて)来週の熊本の5000m(金栗記念選抜陸上・中長距離熊本大会)で記録を出す。関東インカレも今は2部だが、しっかり優勝して1部に上がりたい」

◆岸本朋紘
「今日の調子は今まで練習を積んできた感じで悪くなかった。だからベストは絶対出せると思っていた。(大学初レースは)伝統校のユニホームを着て誇りが生まれたし、さらに負けられない思いが強くなった。レース前、監督からはベストは必ず出せるんだから自信を持っていけと言われた。(トラックシーズンに向けて)この試合だけじゃなく、常に安定して走って波がないようにしたい。今年はとにかく練習を積んで自信をつける年、2年目以降はそれを生かした勝負の年にしたい」

◆久我和弥
「今日は調子があんまりよくなかった。ペースメーカーが引っ張ってくれたので、走りやすかった。だから、今日は自分の力ではなく他の人の力。13分台を狙ってたが、ラストでだれてしまった。春はいつも調子がいいし、1年間の練習の成果がでていると実感してる。(今後は)来週の焼津ハーフに出る。これから出る大会、1つ1つ結果を残していきたい」


なお、来週から10年度新入生特集をお届けする予定です。お楽しみに!

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