陸上部新入生特集 Vol.1岸本、宮本、染谷

[陸上競技部]2010年度陸上部新入生特集
 宇賀地強(現・コニカミノルタ)ら、チームを支えたエースの卒業―。そしてこの春、卒業生が抜けた穴を埋める期待の新入生が駒大の門を叩いた。


岸本朋紘=陸上部道環寮前で(鈴木 亮撮影)


宮本太助


染谷滉二


4月3日に行われた世田谷陸上競技会で大学デビュー戦を果たした岸本(左)と宮本。5000mでともに自己ベストを更新した。


高校時代は3000mSCで数々の優勝をしてきた染谷。写真は2月14日に行われた第45回千葉国際クロスカントリーのもの。

たなフィールドに立った11人の新入生に、駒澤大学陸上競技部に入部したいきさつや、駅伝に対する思いなどを伺った。

 4回に渡ってお届けする『陸上部新入生特集』。第1回目は、岸本朋紘選手、宮本太助選手、染谷滉二選手をご紹介します。なお、今回は事前に選手の皆さんに答えていただいたアンケート(「質問」―回答 形式の部分)を基に、インタビューしています。(本取材は3月中旬に行いました。)



『3大駅伝は全部出たい』 
    ―岸本朋紘選手

駒澤大学を選んだきっかけは?」―大八木監督の下で走りたかった
「尊敬する先輩は?」―宇賀地強さん
「大学での意気込みは?」―4年間の中で1度でもいいから箱根を走り、優勝すること

コマスポ(以下、コマ):駒大に入ったきっかけは大八木監督と書いてありますが・・・。
岸本朋紘(以下、岸本):きっかけは大八木監督です。陸マガ(※1)で駒大特集している時に、箱根への思いが熱い人だなーと思いました。自分は熱い人が好きだから、大八木監督の下で練習したいと思ったからです。

コマ:宇賀地選手を尊敬していらっしゃるんですね。
岸本:はい。宇賀地さんは、とにかくがむしゃらに走って、それでチームを優勝に導くところが好きです。自分もそういう選手になりたいと思っています。

コマ:意気込みに箱根駅伝での優勝とありますが、大学3大駅伝(※2)についてはどんな思いを持っていますか?
岸本:3大駅伝は全部出たいです!
コマ:特に走りたい区間などはありますか?
岸本:んー・・・走りたい区間はまだわからないです。でも練習を通して、箱根に向けて自分に合うところを見つけられるようにしていきたいです。

コマ:4年間の目標をお願いします。
岸本:今年はとにかく練習を積んで自信をつける年、2年目以降はそれを生かした勝負の年にしたいです。

(※1) ベースボール・マガジン社が発行する、月刊の陸上競技専門雑誌。
(※2)「出雲駅伝」「全日本大学駅伝」「箱根駅伝」の総称。

◆岸本 朋紘(きしもと・ともひろ)
経済学部商学科1年
1992年1月28日生 血液型A型
179㌢60㌔
岡山・竜操中、倉敷高を経て入学
5000mベスト 14:13:33
○高校での主な戦績
2年次
全国高等学校総合体育大会(高校総体) 1500m出場
第14回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 岡山代表として出場 1区区間43位、総合43位
3年次
第60回全国高校駅伝 2区3位 総合21位(中国大会3区区間賞)
第15回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 岡山代表として出場 4区区間14位 総合34位
倉敷高時代は、陸上競技部部長も務めた。



『駒大のエースになりたい』
    ―宮本太助選手

駒澤大学を選んだきっかけは?」―名門大学のチームで箱根を走りたくて
「尊敬する先輩は?」―宇賀地強さん
「大学での意気込みは?」―箱根2区区間賞、駒大のエースになりたい!!

コマ:尊敬する先輩に宇賀地選手を挙げていますが、何か理由はありますか?
宮本太助(以下、宮本):えっと、駅伝で宇賀地さんの走りを見て、魂の走りだと思いました。
コマ:魂の走りですか!?
宮本:はい。タスキを笑顔で次の選手に渡しているところを見て、自分が次だったら力出せるなーと思いました。

コマ:そうですね。駒大に入った決め手は何でしたか?
宮本:駒大の他にも名門はあるけど、車(※1)に乗って駅伝を大声で応援している大八木監督を見て、熱意が伝わってきました。自分は熱い人に指導されるのが好きだから、その熱意に惹かれました。

コマ:箱根駅伝で2区を走りたいということですが・・・。
宮本:各大学のエースが集まるから、「華の2区」を走って区間賞を取りたいです。
コマ:宇賀地選手のように、ですね。
宮本:でも今の力だと全然ダメだから、今から走りこみをしてエースを目指します。

(※1)箱根駅伝で走者に伴走する監督車。

◆宮本 太助(みやもと・たすけ)
文学部地理学科1年
1991年8月19日生 血液型A型
174㌢56㌔
山口・萩商工高を経て入学
5000mベスト 14:38:15
10000mベスト 34:19
○高校での主な戦績
3年次
全国高等学校総合体育大会(高校総体)中国地区予選 5000m7位 15:04:91
山口ナイター陸上 5000m6位 14:50:74
国体陸上競技山口県代表選手最終選考会 5000m3位 14:54:71
男子第61回山口県高等学校駅伝大会 1区区間19位 総合9位


『大八木監督を信頼している』
    ―染谷滉二選手

駒澤大学を選んだきっかけは?」―速いだけでなく強いから
「尊敬する先輩は?」―宇賀地強さん
「大学での意気込みは?」―箱根優勝に貢献できるように頑張ります

コマ:3大駅伝についてどのような印象をお持ちですか?
染谷滉二(以下、染谷):駅伝は毎年見てて、駒大は粘り強いしいつも感動しています。

コマ:駒大をなぜ選ばれたんですか?
染谷:大八木監督が最初に声をかけてくれて、フォームがいいって言ってくれたんです。練習だけじゃダメで、礼儀もちゃんとしてなきゃダメっていうところが監督とか駒大の強さだと思います。
コマ:監督を信頼されているんですね。
染谷:はい。大八木監督の練習でなら強くなれると思うし、信頼しています。

コマ:箱根駅伝で特に走ってみたい区間はありますか?
染谷:特に走りたい区間とかはまだないけど、練習して強くなって安定して走れるようになって、3大駅伝を走れるような選手になりたいです。

◆染谷 滉二(そめや・こうじ)
法学部法律学科1年
1992年3月12日生 血液型AB型
172㌢53㌔
千葉・川間中、西武台千葉高を経て入学
5000mベスト 14:42:21
3000mSC(障害)ベスト:9:11:68
○高校での主な戦績
3年次
第61回千葉県高校総体 3000mSC優勝 9:15:54
JOCユース選手権 2000mSC優勝 5:56:31
関東高等学校陸上競技大会南関東男子 3000mSC3位 9:11:68



次回は4月12日(月)、3名の新入生をご紹介する予定です。お楽しみに!


4月3日に行われた世田谷陸上競技会で大学デビュー戦を果たした岸本(左)と宮本。5000mでともに自己ベストを更新した。

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