渡井の粘りが1部へ導き、歓喜の優勝!

[卓球部]春季関東学生リーグ2部・日体大
 春季関東学生リーグ2部・日体大戦が5月12日、東京武道館で行われた。結果は以下の通り。


2セット先取されるが、粘りを見せ逆転した渡井=東京武道館で(山田遼太郎撮影)


フルセットの激戦を制し優勝に貢献した高羽、盛田組


優勝を決める白星を挙げた秋元


☆駒 大4―2日体大
○高羽卓哉(営3)3―0笹森●
●加藤悠二(商1)1―3手塚○
○渡井伯和(経4)3―2野間●
○高羽、盛田曜介(政3)組3―2手塚、川口組●
●橋爪克弥(営3)2―3川口○
○秋元勇人(経3)3―2猪股●

 3連勝で優勝に王手をかけ迎えた3日目。この日はここまで2勝1敗の成績を収めている日体大と対戦した。前日と同じく1番手を務めた高羽は快勝するが、続く加藤悠が相手の多彩なボールを前に対応出来ず敗れる。しかし、3番手の主将・渡井が0―2から粘りを見せ逆転。流れを引き寄せると、ダブルスもフルセットの接戦を制し、優勝まであと1勝とする。ここで登場した橋爪は惜しくも試合を落とすが、最後は秋元が力強いドライブで相手を振り切り勝利。苦戦を強いられた今季リーグ戦だが、最終日を残しての1部復帰が決定した。

◆富岡成一監督
「ホッとしてる。周りが駒大は強いって言ってくれる分、逆にプレッシャーはあった。それにしても毎日厳しい試合が続く。(今日は)渡井のおかげ。よくあそこから勝ってくれた。あれで負けてたらダブルスにも影響して1―4で負けてたかもしれない。(来季は)1部は強いから。今のままだと間違いなく負ける。(吉田)広平、秋元をベストの状態に上げて、秋のリーグ戦まで加藤悠に経験を積ませれば少しは戦えると思う。今季2部でやって分かったが、7位で入替戦になっても厳しい。今のところ、最低でも6位にはならなければと思ってる」

◆渡井伯和主将
「(決まった瞬間は)泣きそうだった。優勝して当たり前と思ってはいたが、ここまで気持ちが高ぶるなんて。(今日は)とても緊張した。始めから向こうが強気で、自分が弱気になってしまった。でも3セット目のセットポイントで相手の甘いボールをしっかりと打つことが出来て、そこから気持ちを持ち直すことが出来た。応援の声が今日は1人1人ちゃんと聞こえて、盛り上がった。みんなで取った1本、みんなで取った1勝だった。(明日は)気持ちを引き締めて、OBの方々がたくさん見にくるんで、結果で恩返しをしたい」

◆秋元勇人
「(今日は)自分まで回ってくるのはわかっていて緊張はしていなかったが、勝たなきゃってプレッシャーが大きかった。自分から攻められなくて3、4セット目で守りに入ってしまいセットカウントを落としてしまった。それに関しては今後の課題だと思う。ただ5セット目は気持ちを切り替えて攻めのプレーができたので全体の試合内容としては良かったと思う。(1部は)2部とはレベルが全然違うから、少しでも上に行けるように頑張りたい。(明日は)最後までしっかり気を抜かないで、全勝で気持ち良く締めくくりたい」

◆高羽卓哉
「ホッとしてる。今日は渡井さんが逆転で勝ってくれたから、その勢いでダブルスは勝てた。(今季は)精神的にも体力的にも安定していた。シングルスでは前半で起用してもらってるし、ダブルスも出させてもらってる。去年の勇希さんのポジションとは言えないが、そこを任されてる限り頑張りたかった。結果も出たし、期待に応えられるようにもなったんで自信になった。(来季は)去年も惜しいところで負けてる。紙一重なんで、その差を埋めるために日頃の練習を頑張っていきたい」

◆盛田曜介
「(試合前は)チーム内で話したりすることはなかったが、何も言わなくても1人1人いい緊張感をもっていい空気で試合に臨めた。伸び伸びとしたプレーとまではいかなかったがとてもいい試合だったと思う。駒大も日体大もコンディションがよくどっちが勝ってもおかしくない状況だったが、その中で勝てたのはとても良かった。(ダブルスは)4戦とも厳しかった。プレッシャーが大きかったが、それに勝てた。(明日は)4―2でも4―3でもいいからとにかく勝ちにこだわって全勝優勝で終わりたい」

 次戦は5月13日 法大戦が11:00から、東京武道館で行われる。

■会場へのアクセス
東京メトロ千代田線「綾瀬」駅東口下車徒歩5分

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