ギリギリの戦いを総合力で補う

[体操競技部]第44回東日本学生体操競技選手権大会
 第44回東日本学生体操競技選手権大会が5月15、16日に栃木県体育館で行われ、駒大からは男子団体と女子団体が出場した。結果は以下の通り。


副主将としてチームを引っ張る大橋=栃木県立体育館で(小出宏行撮影)


<2部校 女子団体>
3位 駒 大

<出場メンバー>
佐藤美穂(英3)
荒井夏菜(英2)
池田正美(現2)
大橋亜耶(法2)
岡本さとみ(営1)
荒川清花(社1)

 主将の佐藤が足首のけがでの影響でできる種目が限られるなど、出場自体がギリギリであった女子団体。平均台からの落下やゆかの着地ミスなど、男子同様後半戦からの体力の消耗が見られた。昨年度から活躍している池田がチームを引っ張り、2部校3位の成績で、全日本インカレの出場を決めた。

◆竹田幸夫監督
「ギリギリ出場できる5人での演技は厳しいものがあった。その中で新1年生が頑張りがあったから乗りきったと思う。(全日本インカレまでの課題は)段違い平行棒平均台。安定できてないので、徹底して練習していく。その課題をクリアできれば上位校と渡り合えるだろう」

◆池田正美
「(今日は)足を痛めてしまったのもあって、全体的には悪かった。(具体的には)平均台とゆかに最後支障が出た。段違い平行棒は技を抜かしてしまった。(よかった点は)跳馬は2本目は失敗したが、1本目は足が結構きてたけれど、着地が上手くいったのでよかった。(全日本に向けて)今回の失敗を挽回したい。そしてノーミスを目指して少しでも上に行けるようにしたい。特に得意種目(ゆかと跳馬)を伸ばしていきたい」

◆大橋亜耶
「(今日は)去年のインカレの後から肩と腰のけがが続いていて、合わせてこれなくて、立場的にも副キャプテンなのにそういうのはできなかった。(けがは)まだ痛みはあるが、今日は支障はなかった。インカレいきたいっていう気持ちが試合に出たんだと思う。1、2年生中心のチームで気持ちをまとめるのとか大変だけど、一つになれてインカレ出場決めることができてよかった。(全日本への課題は)安定感。個人としては技の難易度を上げたい。少し今日は下げてしまったので。あと、駒大は例年平均台と平行棒が良くないので、強化していきたい。(全日本に向け)1部昇格を目指して力を合わせて頑張る」

◆荒川清花
「やはり5人だと失敗できないというプレッシャーがあって緊張した。先の2種目で失敗したが、後の2種目は成功できたので最低限はクリアできたと思う。高校とルール違い、必須の技が増えたので慣れるまで大変だが全日本インカレまでに自分のものにする」

◆岡本さとみ
「(今日は)大学では初めての試合だったから緊張した。(床と平均台で)ミスはあったけどチーム全員で補うことができた。平行棒は調子が良かった。(大学は)高校と違って自分で考えながら練習をしなければいけない。(目標は)今日のようなミスをなくす。できる限り上位に。さらに1部にあがれるよう頑張りたい」

 なお、全日本学生体操競技選手権大会は8月19日~8月21日の間、秋田県立体育館で行われる予定。

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