エース蔀11K完封!2部に返り咲く

[準硬式野球部]東都大学準硬式野球春季リーグ2部3部入替戦
 東都大学準硬式野球春季リーグ2部3部入替戦、対東農大3回戦が6月20日、上柚木球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


最後の打者を三振に仕留めガッツポーズする蔀=上柚木球場で(山田遼太郎撮影)


猛打賞の活躍を見せた大越


鹿嶋は3安打を放ち好機を演出(菊池美紀撮影)


東農大 000 000 000 0
駒 大 200 400 03× 9

      打安点
(2)鹿 嶋 430
(6)大 越 431
(9)8小笠原 422
(3)高 木 412
(5)黒 川 521
(8)石 田 310
9 道 場 100
(4)小 野 100
4 山本泰 200
DH梶 野 300
(7)植 松 200
PH大 塚 100
PR田 中 000
7 高 橋 000
     計34126

三塁打=小笠原、黒川

     回  打安責
○ 蔀  9  3640

 初回、鹿嶋勇太(営2)が中前安打で出塁すると、敵失と四球で無死満塁のチャンスを作る。4番・高木健太(商2)の遊ゴロ間に2点を先制。4回にも四死球で得た好機に鹿嶋、大越俊樹(経3)、小笠原日高(営3)の3連打で4得点、リードを広げる。8回にも敵失や黒川裕貴(地3)の右翼線安打でダメ押し。投げては先発・蔀隆彰(経3)が散発4安打、11奪三振の好投を見せ、完封勝利。昨年の入替戦のリベンジを果たし、1季での2部復帰が決まった。

◆長谷川和夫監督
「蔀が要所、要所抑えた。後半は球数が多かったけど、安定した安心できるピッチングだった。(打撃は)初回の3残塁はおしい。4、8回エラーから得点できていたのはいいこと。相手のミスもうまく突けていた。今日みたいな試合ができればいい。(2部昇格は)目標はまだまだ。選手は(2部でも)十分に戦える力があるから秋に1部復帰できるようになる」

◆小野文矢主将(商3)
「(試合の)運びは完璧。エラーとかあったけど、自力でできる範囲内はできた。蔀もよく投げてくれた。駒大の強みであるビックイニングを作れて、初回に点を取り、終盤に突き放すことができる打線は強い。(チームの雰囲気の良さは)石田が中心になって盛り上げてくれている。(昇格は)よかった。ホッとした。でも1部に向けてスタートラインに立ったばかり。目標に向けて頑張る」

◆小笠原日高
「(昇格は)良い試合で実感なかった。(1勝1敗で)この前負けて、みんな気を引き締められて良い感じで入れた。(蔀は)久々にエースっぽく投げてくれた。安心できた。(リーグ戦を通して)このチームは強いんで。打線良いし、点取れるんで、守備とか投手陣をもう少し強くできたら。夏はディフェンス面を強化したい。(来季はラストシーズンで)燃え尽きるじゃないけど、後悔はしないようにやりたい」

◆大越俊樹
「(今日は)優勝できて楽しい試合だった。(打撃は)相手の先発とは相性がよかったし、調子もよかった。(4回の適時打は)打つ気でいった。2点しか取れてなかったから、もっと余裕をもちたいと思って。中押しが取れてよかった。(失策は)蔀に申し訳なかった。点に絡まなくてよかった。(昇格は)上がれてよかった。(2部では)上位にいく自信がある。秋は1部を目指す」

◆蔀 隆彰
「勝つことしか頭になかった。2戦目に負けたけど、悪いイメージなく試合に入れた。今日は変化球が良かったし、真っすぐも切れていた。完封は6―0になってから狙いにいった。(2部では)簡単ではないと思うけど、この昇格した流れを大事にしたい。3部でも楽に勝てた訳じゃないんで、夏に自分たちの野球をもう1回見つめ直して、駒大は強いと思われる試合をしたい。目標は1部昇格」

◆鹿嶋勇太
「(今日は)しばらく打ててなかったんで、1打席目から打っていこうと思ってた。猛打賞はたまたま。(1勝1敗に関して)試合前は緊張とかもなかった。逆に良い雰囲気だったと思う。(2部昇格は)率直に嬉しい。落ちるのは早いし簡単。逆に上がるのは大変だし、時間もかかる。今季でそれを実感した。でも、大変なことをやれたっていうのは自信につながる」

Copyright (C) 2003-2017 KOMADAI SPORTS NEWSPAPER, All Rights Reserved.

当サイト内の写真、記事等の著作権は駒大スポーツ編集部に帰属します。無断での転載・二次利用を固く禁じます。

KOMASPO is the member of the Kanto university sport newspaper league.