白星挙げられず、2回戦で姿を消す

[硬式テニス部]全日本学生テニス選手権大会
 全日本学生テニス選手権大会【女子】4日目が8月30日、有明テニスの森公園で行われた。結果は以下の通り。


厳しい球を拾う市川=有明テニスの森公園で(上田将大撮影)


バックハンドで攻める林(水出綾香撮影)


コースを狙う権頭


<女子シングルス2回戦>
●市川有紗0(5-7、3-6)2松島美智留(園田女子大)○
●石川玲伊0(5-7、2-6)2田島杏奈(東海学院大)○
吉田麻美0(2-6、4-6)2長谷川晃子(東洋英和大)○
●林 樹莉0(2-6、3-6)2井上 愛(同大)○
●権頭由梨0(2-6、4-6)2川崎好美(園田女子大)○
※()内数字はゲームカウント、外はセットカウント

 市川は、どちらも譲らぬ展開のなか、第1セットを惜しくも落とす。第2セットでは連続で5ゲームを取られ後がなくなるが、3連続でゲームを取り返す。最後は力及ばず、ポイントの取り合いを制すことができなかった。林、権頭は、第1セットでペースを握られ、相手の攻勢を崩すことができない。第2セットでは攻めの姿勢を見せるも流れを変えることができず敗退。石川、吉田も勝ち星を挙げられず、女子シングルスは3回戦進出とならなかった。

◆江口淳一監督
「(今日の結果は)みんな負けてしまって残念。関西を甘く見ていた。走るのが速くて、コートカバーも良くできている。決まる球を返されているので、多彩なボールを打てて前後に振れるようにしたい。(残りはダブルスだが)次勝てば16強なので勝って欲しい。出場者も多く底上げはできているが、上位校のレベルには勝てない。練習に危機感を持って、努力しなければならない」

◆市川有紗(政4)
「(今日の試合は)相手に隙がなく、自分で焦っていたがゲームは取れていた。第2セットで切り替えようとしたが、逆に焦ってしまった。今年がラストだが、自分のテニスができた。(明日のダブルスでは)シングルスもやっているが、自分は基本的にダブルス向きだと思っているので、その本性が出ればいけると思う。(石川)玲伊と一緒に楽しくやれればいいなと思う」

◆林 樹莉(営3)
「(今日の試合は)相手のペースで試合が進み、自分から点を取ることができなかった。気持ちを切り替えて、ファイナルになればなんとかなると考えていたが、取れなかった。夏関で体力が落ちて余裕をもって試合ができなかった。次のリーグまでには体力をつけて、チームのために頑張りたい。(インカレを通して)3試合やったが、とても楽しくやれた。それを生かしてこれからもやっていきたい」

◆権頭由梨(国3)
「(今日の試合は)自分のペースにしたかったが第1セットは打ち込まれて落としてしまった。第2セットは自分から打てるようになったが、肝心なところでミスをしてしまった。(インカレを通して)1回戦は緊張で体が固くなっていたが、2回戦はチャレンジャーとして臨めた。(リーグ戦に向けて)1部だった学校が2部に落ちてきて厳しくなると思うが、自分の力を信じて頑張りたい」

 なお、31日は同会場で女子ダブルス2回戦が行われる。

■会場へのアクセス
有明テニスの森公園
りんかい線「国際展示場」駅下車、徒歩5分
・新交通ゆりかもめ有明」駅下車、徒歩8分。または「有明テニスの森」駅下車、徒歩10分

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