2年生重量級コンビ、準決勝へ

[ボクシング部]ゆめ半島千葉国体・成年男子ボクシング競技3日目
 ゆめ半島千葉国体・成年男子ボクシング競技3日目が10月2日、鴨川市総合運動施設文化体育館で行われた。結果は以下の通り。


右アッパーを決める越川=鴨川市総合運動施設文化体育館で(稲井田眞未撮影)


判定で準決勝に進出した濱崎


1年生ながら、入賞を果たした渡部


ライトフライ級
林田太郎(経3)○ポイント●片山聡一郎(福島)

バンタム級
渡部哲也(商1)●ポイント○丸亀 光(広島)
清水 聡(08年度卒、現・自体校)○棄権●大浦優斗(新潟)

ライトウェルター級
越川孝紀(経2)○RSC●福原徳光(広島)

【ミドル級】
濱崎良太(禅2)○ポイント●尹成得(東京)

 バンタム級・渡部は、ジャブを使って、相手との距離を置く。始め相手に主導権を握らせなかったが、僅かに前に出た所を逆に攻め込まれる。その後は、相手の猛撃に防戦一方となり、敗北を喫したが、1年生で唯一の入賞を果たした。ライトウェルター級・越川は、序盤から激しい打ち合いを繰り広げる。途中、相手の打撃が勝りそうになったが、相手が目を負傷したため、相手にドクターストップがかかり勝利した。ミドル級・濱崎は、序盤から相手の動きに翻弄され、ペースをつかめない。巻き返しを計り、3R開始直後から、激しい打ち込みを見せ相手を圧倒。ポイントで並ぶが、判定で勝利をもぎ取った。初の優勝を目指す越川、濱崎の2年生コンビが、準決勝へ駒を進めた。また、2連覇を目指す林田も準決勝に進出した。

◆平田文博監督
「林田は接近戦のしすぎ。打ち合いになるのはいいが、サイドきって打てばいいのに。正面からばっかりだからポイントが入らない。渡部は2R、3Rはいいワンツーがあったけど、続かない。でも、強い相手ともやれたしいい経験になっただろう。地元だから頑張っているけど、今日の越川は完全に負けてる。濱崎はワンツースリーが打てたのはよかった」

◆林田太郎
「(今日は)調子はよかった。監督に言われたように、ジャブを入れつつ前へ前へ攻められたら距離もとれていい感じだった。相手も自分を研究していて、決め手のアッパーが入れられなかった。同じパターンでは駄目だと思い、あえて離れて戦った。(次戦は)目標は優勝。今回の相手が最大の山だと思ったが、今後も気を抜かずにしっかりやりたい」

◆越川孝紀
「(今日は)体の重さを感じたが、試合前には軽くなったのでよかった。相手が怪我をしたのは偶然。リードをなるべくとって戦うように意識していた。監督には膝がかたく、上体が高くなりがちだと言われたので気をつけたい。(明日は)初めての相手。サウスポーの選手だが、がんがん攻めていきたいと思う」

◆濱崎良太
「今日の相手とは何度も戦っているので、いつもと同じように臨んだ。でも、前日に体重を1600g落とさなければならなかったため、途中でスタミナが切れてしまった。次は度胸をつけて楽しんでいきたい」

◆渡部哲也
「(今日は)最初はよかったけど、2Rから足が動かなくなってしまった。最後はボコボコにやられてしまった。体力があって手を休めないところに技術的な差を感じた。悔しかったが、来年のリーグ戦であたるかもしれないんで、リベンジしたい。(国体は)強い相手ともやれたのでいい経験になった。(5位入賞は)やっぱり悔しい。もっと上にいきたかった。でも、賞をとれたのはよかった」
 
 なお、大会4日目は10月3日、10:00から鴨川市総合運動施設文化体育館で行われる予定。

■会場へのアクセス
JR安房鴨川駅より、バスで7分、徒歩40分

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