関東インカレ直前!特別対談~組手~

[空手道部]空手道部特別対談
 後期は10月11日に関東インカレ、11月21日に全日本インカレといった大きな大会が控えている空手道部。昨年の全日本インカレで女子が初優勝してから、男女そろっての優勝の期待が高まるが、前期は優勝無く大会を終えた団体・組手。


ポーズを決めてくれた(後列左から)安藤、佐藤、石井(前列左から)深作、小久保、成岡=駒澤大学玉川キャンパス体育館で(堀江あゆみ撮影)

イトル奪還へ向け、主力として活躍する成岡葉子(社4)、小久保楓(国4)、佐藤光介(法3)、石井詳馬(商2)の4人に、関東インカレ・全日本インカレを前にした今の心境を聞いた。

※なお、取材を行ったのは9月下旬です。


コマスポ(以下、コマ):前期の内閣総理大臣杯後、基本的に毎日練習されているということですが、ここまで何か焦点を当てて練習をしていることはありますか?
小久保楓(以下、小久保):総理大臣杯がちょっと女子はふがいなかったので、関東がもう迫ってきているし、とりあえず今の焦点は“関東優勝”に向かっています。
コマ:男子はどうですか?
佐藤光介(以下、佐藤):やっぱり、男子も(総理大臣杯は)決勝まではいったんですけど、8連覇が懸かった試合で負けちゃって、本当悔しい思いをしたので・・・。2年くらいタイトルも全然とってないので、関東で久々にタイトル奪還というか男女ともに関東優勝したいというか、関東とか全日本など後期の大会は全部優勝するっていうところに目標をおいてやっていますね。
コマ:後期大会優勝に向けて、夏合宿で力を入れていたことはありますか?
成岡葉子(以下、成岡):今回初めてというか、久々に宿舎から走ったりとか、今までにない取り組みとか、本当の強化合宿になって内容も良く、いい合宿ができました。

コマ:関東まで1カ月を切りましたが、今の心境はいかがですか?
小久保:去年は久しぶりにベスト8の壁を突破できて、正直準優勝でも納得していた部分があったんですけど、今年は自分らも最後の年なので、準優勝じゃなくて優勝目指して頑張りたいと思っています。
石井詳馬(以下、石井):自分が入学してからまだ男子は優勝できてないので、後期の関東と全日本のどちらも優勝できるようにみんなで頑張ります。
コマ:女子のみなさんは全日本後に優勝してからプレッシャーなどを感じることはありましたか?
成岡:そうでもないよね? 今まで、東日本も関東も取らずにいきなり全日本を優勝したので、また0からだと。それはみんな思っていると思います。
コマ:アベック優勝の意識はあるのですか?
佐藤:ありますね。
成岡:男女でやっている以上は。
佐藤:そうですね。女子が全日本を取ったので、やっぱり奮起させるためにも師範とかコーチたちにも、女子に先越されたぞ、ってすごい口酸っぱくして言われるから、自分らも何くそ、っていう気持ちにもなるし。すごいいい切磋琢磨関係で男女ともやっていると思います。あと、本当に男女の壁がなくて。自分はこの2人の先輩に指導してもらっているので、チームメイトでもあって、良きライバルって感じでできていますね。
コマ:今まで何回も対戦されている相手がいると思いますが、リベンジしたい学校はありますか?
小久保:帝京ですね。女子は。
成岡:前期の東日本(インカレ)も負けているので、決勝で。打倒帝京で。
佐藤:男子は国士舘ですね。
石井:全部ですね。
コマ:(笑い)。
佐藤:東日本も国士に負けているし、この前の総理大臣杯も決勝で負けているので。男子は国士舘です。

コマ:個別に質問させていただきます。まず成岡さん、主将になってから今のチームを見てどんな状況だと思いますか?
成岡:主将としてとかじゃなく、4年生が3人いて、3人がそれぞれキャプテンというか、みんなで引っ張っていけているし、下もしっかり付いてきてくれています。内容もよく、上下関係なくしっかり戦えているし、毎日の稽古はすごくいいので、あとは結果がついてきてくれれば・・・という感じですね。
コマ:部員をまとめる上で大変だと思うことはありましたか?
成岡:男子に比べて女子は人数が少ないので・・・。あと先輩後輩で話すこととかも多くて連携も取れているので・・・。そうだなぁ・・・大変なこと・・・?特には(苦笑)。
コマ:ありがとうございます。次に小久保さん、最後の年ということで試合に対する思いは今までと違いますか?
小久保:そうですね。今まではやっぱりもう1年あるし、もう1個大会があるし、みたいなことを思っていたんですけど、大学で空手をやめてしまうから、あと2つしか試合がないので。そこに懸けるしかなくなってきてしまったので、今までとは重みが違いますね。
コマ:注目してほしいところはありますか?
小久保:注目してほしいところ?(笑い) そうですね。自分らのチームのいいところは仲がいいことが自慢なので、そこをチーム力として見てほしいですね。
コマ:では、佐藤さん、関東の準決勝で大将として出て敗戦。あれから1年経って自分が変わったと思うところはありますか?
佐藤:去年は兄貴(※前主将の佐藤光直、09年卒)とか、4年生2人強い先輩がいたので、どっちかと言ったら…そうですね、生意気に言えば、負けても俺のせいじゃないし、くらいに思っていたんです。でも今年になってからは3年生にもなって、そう簡単に負けられないポジションでもあり学年でもあるので…。後輩も見ているから練習とかでも気が抜けないので、そういう練習に対する取り組みや、試合に対する考え方とかその辺が変わりましたね。
コマ:なるほど。最後に石井さん、1年生から出場してチームに欠かせない存在でいるかと思いますが、チームにとって自分のポジションはなんだと思いますか?
石井:先鋒を任されることが多かったので、勝ち負けよりもチームに勢いをつけられればいいなと思っていました。そうやって先鋒の時は試合をやってきたので…そこじゃないですかね?(笑い)
コマ:他の2年生に対して、ライバル意識をしていますか?それとも一緒に盛り上げていこうという感じですか?
石井:良きライバルであり、盛り上がるところは一緒に盛り上げて…みたいな。自分たちの代は人数が多いので、お互いに力を切磋琢磨して、部活のあとはみんなでご飯食べたりして。部活の時は厳しく、普段は仲良くっていうのを心がけて生活しているので。なんて言うんですかね・・・そんな感じです(笑い)。
佐藤:2年生仲いいっすよ。強いし。
石井:そうですね
コマ:タイトルはいけますか?
石井:どうですかね?(笑い)いけますかね?(笑い)
佐藤:来年とか再来年とかになれば・・・。
石井:そうですね、来年再来年・・・・・・。
コマ:私たち、3年の夏で引退なので、是非全日本あたりで(笑い)。
石井:あ・・・今年取るんで!今年から!みたいな(笑い)。
佐藤:そうだな(笑い)。
石井:で、来年再来年も・・・みたいな(笑い)。
コマ:はい。期待しています!(笑い)
石井:タイトル取れるように頑張ります。

コマ:最後に後期に対する意気込みを一言ずつお願いします。
佐藤:自分が2年生で試合に出るようになってからことごとく優勝していなくて、全部3位とか2位とかで甘んじてきているので。それは石井とずっと出てきて、一緒に悔しい思いをしてきているので。練習の中とかでも、自分らが当たった時とかすごく真剣にできて、いい仲間なので本当に。学年の垣根を越えて、すごいいいライバルとして。ちょっと自分のことなめてますけど(苦笑)。
コマ:そうなんですか?(笑い)
石井:いや、なめてないですよ(笑い)。
佐藤:こいつとか。あと2年生の瀧本とか上田とか。こいつらがいるから練習も妥協できないので。やっぱりいい奮発剤になってもらっているし。こいつらのためにも負けられないので自分的には優勝したいし。もう優勝の一言ですね。もう優勝したいってことだけですね。余計なことは考えずに。
石井:最終目標はやっぱり全日本でのアベック優勝っていうのがあるんですけど、そこまでいくのに関東とか体重別とかいろいろあるので、一つ一つしっかりやって最終的に全日本で優勝できたらいいなと思います。頑張ります!
成岡:もう優勝できるように・・・頑張るだけです。
小久保:(ボイスレコーダーに向かって大きな声で)頑張ります!

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