形は4年ぶりの準優勝!組手も健闘

[空手道部]第53回関東大学選手権大会(男子)
 第53回関東大学選手権大会が10月11日(月)日本武道館で行われた。形はポイント制で、12チーム中上位4チームが順位決定戦に進む。


勝戦で分解を披露する(左から)安藤、豊口、大塚=日本武道館で(桝島知佳撮影)


4戦全勝し、チームに貢献した佐藤光


準優勝の賞状と楯を手に取り笑顔を見せる(左から)大塚、安藤、豊口(堀江あゆみ撮影)

手は2分6ポイント先取制のトーナメント方式。準決勝より3分8ポイント先取制になる。結果は以下の通り。

団体戦 男子 組手の部】
第3位
駒大2-2拓大☆
(総合得点21-30)
先鋒○阿久津昂平(経4)8―7新妻
次鋒●上田宰佑(経2)1-8伊藤
中堅▲瀧本和馬(経2)5―5梁川
副将○佐藤光介(法3)6―2清和
大将●石井詳馬(商2)1―8川端

団体戦 男子 形の部】
準優勝
安藤 誠(英3)
大塚健人(政2)
豊口貴悠(G2)

【優秀選手】
阿久津昂平

 今季の東日本インカレと内閣総理大臣杯で敗れていた国士大を倒して準決勝に進んだ団体組手。1-1で迎えた中堅・瀧本は序盤、5-1のスコアで試合の主導権を握るが、後半追いつかれ同点に。続く副将の佐藤光が落ち着いた試合運びをして勝利し、大将の石井に勝負が託される。だが、相手に技ありや一本を立て続けに奪われ敗戦。総合得点で相手を上回れず、決勝まであと一歩及ばなかった。
 団体形は予選を3位で通過し、準決勝では予選2位の青学大に4-1で勝利し決勝戦に進む。決勝戦では岩鶴を好演するが分解で乱れる。帝京大にストレート負けを喫したが、4年ぶりに準優勝を飾った。

◆大石武士師範
「(男子の形は)決勝戦の形は良かったけど、分解がまだまだ力不足だった。あまり通せていなかった。(男子組手は)うちはやっぱり早い段階で決めないと。2―2になって大将で決めるというのは厳しい。 (全日本に向けて)悪いところを直して試合のリズムを作れるようにして勝つのみ」

◆杉山俊輔監督
「(国士大を下して準決勝へ進んだ組手は)前に負けているから波に乗れるかと思ったが、もうひとつだった。結果は結果。もっとレベルアップしていきたい。(選手は)学年関係なく技術で全体的に見て決めている。(形は)1年の笹森を入れた4人で一生懸命練習した結果が出た。実践が足りない。(決勝は)出来は良かった。分解じゃない方の形では相手に勝っている。全日本が期待できる」

◆安藤 誠
「1回戦は緊張して納得のいく出来ではなかったが、だんだん落ち着いて自分の力が発揮出来るようになった。決勝では(帝京大に)力の差を感じてしまった。(決勝前の切り替えは)時間がいい感じに空いていたので良かった。(決勝は)帝京大の形を見ていたが、相手は世界で戦っている。自分の力を出すだけなので緊張せずにやれた」

◆佐藤光介
「(拓大戦は)上級生の阿久津先輩と自分が勝ったけど、もっと大差で勝って下級生に負担がかからないようにつなげていかないと思った。3位は満足出来る結果ではなかったけど、国士館に勝てたのは良かった。(国士戦は自分で決めたが)感無量。対戦相手もずっと負けてた相手で久しぶりに勝てた。(全日本に向けて)男女ともに1位目指していきたい」

大塚健
「(準優勝だったが)関東大会は決勝に進んだのが初めてだったので、緊張したけどいつも通りやった。(決勝進出が決まった時は)初めてだったし、本当に嬉しかった。(帝京大は)やっぱり強いので、うちは力いっぱいやった。(全日本に向けて)今回は決勝5―0で負けたので、次は自分たちの課題を工夫してなくしていく」

◆豊口貴悠
「(今日は)決勝で負けたけど、2位なので満足している。(決勝進出を決めた時は)ホッとしたし単純に嬉しかったけど、全日本に出れればいいと思っていて(予選を通過したことで)全日本を決められたから気楽にできた。(帝京大は)さすがだと思った。分解は演技力があって迫力もすごかった。(決勝は)分解前の形は勝っていたと思う。分解で差が付いてしまった。(全日本に向けて)頑張る」

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