格上に及ばず、悔しさ残る16強

[剣道部]第58回全日本学生剣道優勝大会
 第58回全日本学生剣道優勝大会【男子】が10月31日、大阪府立体育館で行なわれた。結果は以下の通り。


間合いに飛び込む遠藤=大阪府立体育館で(粕谷康太撮影)


果敢に攻める緑川(左)(堀江あゆみ撮影)


<第1試合>
☆駒 大1-0浜 大
先鋒 小森勇輝(経1)―石川将季
次峰 松崎俊彦(営2)―門川智弘
五将 中山亮介(政2)―橋本智亘
中堅 松崎元治(営3)―小佐々雄高
三将 野中基弘(営3)―長谷川裕樹
副将○緑川博之(営4)<胴>―松澤一平●
大将 遠藤元則(法4)―橋本剛幸

<第2試合>
☆駒 大4―1九産大
先鋒○小森<面、面>―井上直毅●
次峰●松崎俊<胴>―<面、面>横田祥悟○
五将 中山―草野英也
中堅○松崎元<面>―泉 洋祐●
三将 野中<小手>―<面>篠崎幸人
副将○緑川<胴>―大内康敬●
大将○遠藤<面>―川底智也●

<第3試合>
 駒 大1-5早 大☆
先鋒●小森―<面、反>安川幸洋○
次峰●竹本恭太(経4)―<胴、胴>山田 潤○
五将 中山―高橋伸也
中堅●松崎元―<面>甲斐勇太○
三将○野中<面>―岩川 力●
副将●緑川―<小手、面>西村龍太郎○
大将●遠藤―<面、小手>渡辺雄太○

 1回戦の相手は浜大。お互いに譲らず、引き分けが続くが副将・緑川が胴で一本勝ちを納め、九産大との2回戦へ。先鋒・小森が果敢に攻め込み、二本勝ちで試合をものにするが、後が続かず中盤は接戦を繰り広げる。しかし副将・大将がそれぞれ粘りを見せ一本勝ちし、16強へ進出。続く早大戦は、三将・野中が一本を勝ち取るも、1対5で敗退。8強の壁を越えることはできなかった。

◆中 清剛監督
「(16強は)最後早大に力負けし、前半の流れを返しきれなかった。(選手には)出ただけでホッとせず優勝を狙いにいけと話していた。(4年生は引退だが)4年が引っ張ってくれてここまで来れた。社会人になっても母校のために応援してほしい。(下級生は)稽古にまさる稽古なしという気持ちで、先輩に教わったことを後輩に教えてほしい。(新チームは)どことでも戦える、引けをとらないチームを創りたい」

◆遠藤元則主将
「(チームの雰囲気は)悪くはないが、会場の雰囲気にのまれてた。(16強は)関東も16強で、その壁を越えられなかった。後輩は越えてくれると期待している。(後輩に残せたものは)むしろ後輩が力強くて、助けてもらっていた。(主将として)全日本出場を目標としてやってきたから、達成感はある。(試合前にチームに言ったことは)一戦一戦を大事にと。(引退だが)今は何も考えられない。(同期へ)ただありがとう」

◆竹本恭太
「(早大戦での交代は)2試合目の後、監督から言われた。調子は良かったが、準備不足を痛感した。モチベーションは高くプレッシャーは感じなかったが、張り詰めた空気でできれば良かった。(松崎俊からは)お願いしますと気持ち良く送り出してくれた。(16強は)みんなの頑張りでここ最近1番の成績。仲間に感謝。(引退は)メンバーに恵まれた。駒大にきて良かった。(同期へ)一緒に頑張ってくれてありがとう」

◆緑川博之
「(調子は)今日に合わせてきたが、よくなかった。(1、2試合目の1本勝ちは)よく覚えてない。決めることで精一杯だった。(3試合目は)みんなに申し訳ない。悔しかった。(16強は)入賞が目標だったが、16強は嬉しい。来年はもっと上を目指して欲しい。(最後の試合は)全て出し切って、やり終えた。(4年間を振り返って)いろいろ学べてよかった。(下級生へ)もっと稽古して頑張れ。(同期へ)ありがとうございました」

◆小森勇輝
「(試合前の雰囲気は)皆、ピリピリしていた。監督には最後の試合だから悔いのないようにしろと言われた。(1年生での先鋒は)4年生は最後だから少しでも役に立とうとしたが、出来なくて悔しい。(全国は)厳しさを知ったので、これを経験に16強以上にいけるように練習したい。(4年生が引退するが)部員一人ひとりがしっかりするべき」

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