有終の美飾れず…ベスト8で散る

[サッカー部]平成22年度第59回全日本サッカー選手権大会準々決勝
 平成22年度第59回全日本サッカー選手権大会準々決勝中京大学戦が12月23日、国立西が丘サッカー場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


敗戦し、試合終了後に崩れ落ちる選手ら=国立西が丘サッカー場で(白瀬忠意撮影)


懸命に飛ぶが岡の手はボールには届かなかった(写真は2点目を失う場面)


豊富な運動量を武器に攻守で活躍した金久保


同点弾をヘディングで決める肝付(佐藤 亮撮影)


公式戦初出場を果たした苗代


駒大1―2中京大
 (0―0)
 (1―2)
【得点者】()はアシスト
55分:[中]藤牧(平山)
80分:[駒]肝付(大塚)
88分:[中]森本(佐藤)
【メンバー】
GK岡 大生[4]
DF酒井隆介[4]、金 正也[4]、林堂 眞[3]、亀井秀将[4]
MF笠井雄太[4]、碓井鉄平[1](→77分濱田 宙[3])、奥村 情[2](→54分大塚涼太[4])、金久保 彩[4]
FW肝付将臣[3](→88分苗代泰地[4])、山本大貴[1]
【SUB】
GK井指隆範[4]
DF山崎紘吉[3]
MF佐光 塁[4]
DF三宅 徹[3]
※[ ]内数字は学年

 インカレベスト4を懸け東海2位の中京大学と対戦。前半から激しいボールの奪い合いが続くが、両チーム無得点のまま前半は終了。迎えた55分、右サイドから崩され先制点を奪われる。後がない80分、大塚からのクロスを肝付が頭で合わせ同点に追いつくが、88分に右サイドからのフリーキックを頭で決められ、万事休す。駒大の今季最後の公式戦はインカレ準々決勝敗退という結果に終わった。

◆秋田浩一監督
「トータル的に言えば、技術面よりメンタル面が弱かったと思う。失点はボールばかり見てしまった。大分良くはなっていたが、相手も上手かったので仕方ないところもある。2点目に関しては相手の13番が出てくると、13番は大臣杯でも直接決められていたので、余計なファウルはいらないと言っていたが決められてしまった。精神的なタフさなどが足りなかったのではないかと思う」

◆金 正也(政4)
「後半、運動量が落ちて足が止まって、それに相手の個人技がうまかった。今まで積み重ねて来たものが最後の試合に出ると思った。自分はやったつもりだったが、まだ足りなかったのだと思う。試合が終わって、最初はあまり実感がなかった。ロッカールームに戻ってから、これで終わりなんだなという想いが込みあがってきた」

酒井隆介(歴4)
「今日は全体的に悪かった。パスがつながっていなかった。一度同点に追い付いて、このまま延長に行くかと思ったが、2点目を奪われて勝負が決まってしまった。奢りはあったと思う。結果を見ればわかる。(4年間は)楽しかった。選手の入れ替わりでいろんな人と出会えた。同級生とも仲良くなれた。後輩たちは、一生懸命やれば必ず見てくれている人がいるので頑張ってほしい」

◆岡 大生(商4)
「立ち上がりは本当に悪くて、駒大サッカーの徹底ができていなかった。前半は0―0でいいと言われていて、自信はあったけど、後半はうまくいかなかった。決められるところをちゃんと決められなかった。(4年間は)いい監督と仲間に巡りあえた。だからこそこの仲間と一緒に決勝に行きたかった。後輩たちは駒大サッカーを信じて、監督を信じて、チーム一丸となって頑張っていってほしい」

金久保彩(経4)
「ボールを奪ったときにFWが孤立してしまっていた。セカンドボールを拾えないところもあり、悔いが残る試合だった。4年として、口だけでは誰もついてはこないので、試合に出てプレーで表現できたらと思っていた。伝わったかはわからないが、伝えるつもりでプレーしていた。駒大のスタイルを徹底できる選手が多くなれば強くなると思う」

◆苗代泰地(心4)
「ベンチまで入れてもらって、チャンスはものにしたかった。練習もしっかりして準備してきた。時間がなかったので何回触れるかわからなかったけど、ボールがきたら監督に言われたことをやろうと思った。一回くらいしかチャンスがなかったけど、ちゃんとフィニッシュまでもっていけたのでよかった。4年間よかった。最後まで戻ってこれたので楽しかった」

◆肝付将臣(地3)
「棗さんが怪我をしたので、自分が試合に出るだろうと思っていた。4年生は最後の大会だったので、どうにかしてでも勝ちにこだわりたいなと思っていた。1点取られたが、負ける気はしなかった。そこで自分がゴールを決められたのは、すごく嬉しかったが、そこでもっと駒大サッカーを徹底しなければいけなかった。負けたのは本当に悔しいが、4年生の悔しい分も来年につなげたい」

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同点弾をヘディングで決める肝付(佐藤 亮撮影)

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