新生駒大、箱根を終えて vol.2復路

[陸上競技部]箱根駅伝、復路選手インタビュー
 1月3日、箱根駅伝を終え駒澤大学玉川キャンパスで慰労会が行われた。選手には今大会を振り返り、今後に向けての抱負を語ってもらった。


2年連続6区で区間賞、さらに今年は区間新まで叩き出した6区千葉=箱根湯本駅前で(白瀬忠意撮影)


1年生ながら今季の駅伝は絶好調。箱根でも区間賞を獲得した7区窪田=国府津駅前で(橋本圭史撮影)


初の箱根駅伝出場となった上級生、8区高瀬=藤沢駅前で(山田遼太郎撮影)


キャプテンとして「駒澤の9区」を走った飯田=保土ヶ谷駅前で(星 遙花撮影)


昨年のリベンジを果たし、アンカーを走った10区後藤田=三越付近で(星 遙花撮影)

 今回は往路から2つ順位をあげ総合3位に導いた、復路選手のコメントを掲載します。

◆6区・千葉健太(経2)
「(今日は)コンディションも調子もよかったし、自信を持って走れた。(目標は)明治、東海には追いついて、トップともできるだけつめられるようにと思っていた。(6区への起用は)12月くらいから言われていた。(監督から)期待されていたと思う。目標タイムもだいぶ上げられてので、期待に応えられるように頑張った。(2年連続の山下りとなったが)去年も走って不安の思いもあったけど、自分の中で行くしかない、しっかりやろうという気持ちだった。(区間新記録の樹立は)力を出しきれたし、監督の期待にも応えられたと思うのでよかった。(総合3位という結果について)やっぱり勝ちたかったので、来年以降しっかりやっていく。(1年を振り返って)順調に行かなくて落ち込んだ時もあったけど、チームで支え合いながらやってこれたと思う。今後も(チームを)引っ張っていけるように頑張りたい。(来季は)去年以上に目立てるようになりたい!」

◆7区・窪田忍(経1)
「(7区起用は)監督に少し前から言われていたので、体の方はだいぶ前からしっかり調整ができた。早稲田と東洋が前にいたのでしっかり前を見て走って、(8区以降の)先輩方3人が何とかしてくれると思ってタスキをつなげた。(初の箱根駅伝は)たくさんの人から応援していただいて、『駒大!窪田!』とゴールまで途切れない声援を頂いたことは、感謝してもしきれない。沿道の方々含め、普段から応援してくれる人、支えてくれている人には感謝の気持ちでいっぱい。(来季は)9区を走って優勝を決定づけられる走りをして、チームに大きく貢献したい。区間賞も獲りたい。(課題は)スピード。長い距離を走る時は、前半からずっとスピードを上げて、後半は粘って頑張りたい。(この1年間で得たことは)高校・大学と強い選手がいるなかで負けられないという思いが強くあった。安定して走られるようになったと思う。 (来季は)3つの大きな駅伝をしっかり走って優勝を目指したい」

◆8区・高瀬泰一(商3)
「(初めての箱根は)6・7区といい流れできていたのに自分でその流れを(悪い方向に)変えてしまって、自分にはまだ実力がないと思った。最初は少しだけ東洋の背中が見えていたのでいけるかなという感じでいた。でも離されてしまって、(単独走になり)一人で走る力がないということは、強い選手ではないので。最初から突っ込んでいけばよかったが守りに入りすぎてしまった。 (6、7区の区間賞は)プレッシャーにはならなかった。自分はつなぎで、東洋と早稲田との差を縮められればよかったので。 (区間8位は)満足いっていない。飯田さんに東洋の背中が見える位置で渡して、楽させてあげたかった。 (箱根で得たものは)もっともっと強くなりたいと思う気持ち。とにかく強くなりたいです。今日のこととかを生かして明日からキチキチに練習するんじゃなくて、少しずつ練習を積んでいって、少しずつ強くなりたい。(来季は)自分が大きく成長できるようにしていきたい」

◆9区・飯田明徳(経4)
「コンディションは良かったはずだったが、いい走りができなかった。去年のリベンジをしようとしたが、ふがいない走りをしてしまい足を引っ張ってしまった。(9区起用について)1か月前まではほかの区間を走る予定だった。1か月切ったくらいで、監督から9区を走るように言われた。9区はキャプテンが走ることが多いので、歴代のキャプテンのビデオを見てできるだけ近い走りをしようと努力した。6区7区でいい走りをしてくれて、3位で東洋と30秒差までにしてくれた。8区の高瀬は初めての箱根だったから仕方なかった。自分が近付けるようにしたができなかった。スタートしても途切れないくらい(沿道から)応援してもらってそれがすごい闘志になった。(主将としての1年間は)強かった先輩たちが抜けた穴はチームにとっても自分にとっても大きかった。でも、後輩たち2年生や1年生がそれに近づけてくれたと思う。(後輩に向け)今年は井上が主将になって、井上はしっかりしているし力もあるので、チームを引っ張って優勝してくれると思う。自分も実業団で元旦(のニューイヤー駅伝)に走れるように頑張るので、お互い頑張りましょう」

◆10区・後藤田健介(法2)
「(駅伝初のアンカーは)自分らしい走りができた。(任された時は)アンカーだとは思ってなかったが、もうやるしかないという気持ち。前を少しでも追いかけて1歩でも2歩でも行きたいという気持ちはあった。(主将の飯田からタスキを受け)飯田さんには1年の頃からお世話になっていたから、タスキをもらうときに思いが乗っていた気がした。(単独走は)走りやすい・にくいは関係なく、自分を信じてその場に応じて臨機応変に走った。(同じ2年生の活躍は)みんなすごかった。(1年生の活躍は)自分が来年3年になるから、負けられない。優勝目指して走りたい。(「原点と自覚」というテーマで1年間やってきたが)強い先輩方が抜けて穴だらけのチームだったから、一人ひとりが自覚を持って走らなければ、シード落ちしたんじゃないかなと思う。意識改革がなされた。(来年に向け)1年頑張って、優勝目指して1番をとる喜びを味わいたい」


キャプテンとして「駒澤の9区」を走った飯田=保土ヶ谷駅前で(星 遙花撮影)

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