陸上部新入生特集 Vol.1 大谷、猪浦、小根山

[陸上競技部]2011年度陸上部新入生特集
 昨年度は「育成の年」としていた陸上部。いよいよ今年は成長、飛躍のステップへと進む。


新入生全員での集合写真=陸上部で(古屋久恵撮影)

してこの春、強力な新入生が駒大の門を叩いた。新たなフィールドに立った12人の新入生に、駒澤大学陸上競技部に入部したいきさつや、駅伝に対する思いなどを伺った。

4回に渡ってお届けする『陸上部新入生特集』。第1回目は、大谷卓也選手、猪浦舜選手、小根山泰正選手をご紹介します。なお、今回は事前に選手の皆さんに答えていただいたアンケート(「質問」―回答 形式の部分)を基に、インタビューしています。(本取材は3月中旬に行いました。)



『宇賀地さんたちのようにチームを引っ張って行きたい』
    ―大谷卓也選手

駒澤大学を選んだきっかけは?」―小さなころからずっと駒澤に憧れていたから
「目標とする人は?」―宇賀地強さん(09年度卒)、郡司貴大さん(市2)
「大学での意気込みは?」―3大駅伝にすべて出場し、駒澤の優勝に貢献できるように全力を尽くす

コマスポ(以下、コマ):駒大に入ったきっかけは何ですか?
大谷卓也(以下、大谷):駒大に小さいときから憧れていて、大学に行くなら絶対駒大って自分の中で強く思っていたことです。
コマ:どんなところに憧れていたんですか?
大谷:特に4連覇(※1)した時ですね。自分の中で一番強い大学のイメージがあったので、やっぱりどうせやるなら一番強いとこで走りたいっていうのがありました。

コマ:目標にしている人が宇賀地さん(※2)、郡司さんと書いてありましたが…
大谷:宇賀地さんは、人の気持ちを動す走りをしているので、憧れというか尊敬している部分があります。郡司さんは栃木出身というのもあるし、自分が思っているようなこととか、アドバイスもすごい的確なものもあって尊敬できる部分があるので。年も近いんで何でも話せるし、やっぱり考え方は尊敬します。
コマ:郡司さんとは入学後、どんなお話をされましたか?
大谷:1個上なので、1年過ごしてみて練習での取り組み方とか、気持ちの面での持っていき方とかっていうのを教わりました。

コマ:ライバルに中村選手と、村山選手を挙げていましたが…
大谷:今年一緒に入ってきた13分台3人なんですけど、その中でも自分のタイムが一番下なので、この2人としっかり勝負できなくてはチームの中でもレギュラーになれないと思うし、この二人に意識というか勝ちたい気持ちがあります!
コマ:大学で練習してみて、どのように感じていますか?
大谷:質も量も全然違うので、最初は戸惑う部分もあったんですけど、今は自分の中で少しずつ練習はできているので、きついですけど楽しいです。
コマ:駅伝で走りたい区間はありますか?
大谷:1年目は、3大駅伝(※2)の出雲、全日本では、特別走りたい区間っていうのは自分の中ではないんですけど。箱根はやっぱりいずれ2区とか3区を走りたいなぁと。往路に憧れがありますね。
コマ:4年間での目標をお願いします。
大谷:駒澤といえば大谷と名前が挙がるような選手になりたいです。それと宇賀地さん、高林さん、深津さん(※3)が13分台で入学してきて、自分らも13分台3人で入学してきたので(同じ状況なので)、この3人で宇賀地さんたちのようにしっかりチームを引っ張っていけたらいいなと思います。

(※1)箱根駅伝78回大会から81回大会までの4連覇。
(※2)宇賀地強選手。駒大陸上競技部OB。09年度卒、現・コニカミノルタ
(※3)「出雲駅伝」「全日本大学駅伝」「箱根駅伝」の総称。
(※4)06年度に13分トリオとして入学したOB3選手。09年度に卒業後も実業団で活躍中。

◆大谷卓也
経営学経営学科1年
佐野日大高(栃木)を経て入学
5000mベスト 13:58:31
座右の銘「出会いは偶然ではなく必然」



『箱根では5区を走りたい』
    ―猪浦 舜選手

駒澤大学を選んだきっかけは?」―駒大で練習して箱根駅伝に出たいと思ったから
「目標とする人は?」―後藤田健介さん(法3)
「大学での意気込みは?」―箱根のメンバーになれるように頑張る!

コマ:駒大に入ったきっかけは何ですか?
猪浦舜(以下猪浦):駒澤は伝統がある大学だし、箱根を走りたいと思ったからです。

コマ:目標にしている人はいますか?
猪浦:後藤田さんです。埼玉栄の先輩だから、高校時代からすごく親近感があるんです。
コマ:では、ライバルだと思う選手はいますか?
猪浦:市川雅くん(※1)です。高校の同級生だったから負けたくないと思ってます。

コマ:高校と大学の練習の違いはありますか?
猪浦:意識が全然違いますね。ジョグの大切さがわかりました。高校のときは主にインターバル走をしてきたので。
コマ:現在の目標は何ですか?
猪浦:5000mを14分10秒台で走ることです。
コマ:4年間の目標をお願いします。
猪浦:箱根メンバーに絶対なること。(箱根を走るなら)5区の山登りを走りたいです。どんなレースでも積極的なレースをしたいです。

(※1)市川雅選手。亜細亜大学陸上部1年生。猪浦選手とは飯能南高で同級生選手。

◆猪浦 舜
経営学部市場戦略学科1年
飯能南高(埼玉)を経て入学
5000mベスト 14:41:09
座右の銘「努力」



『後悔しないように走りたい』
    ―小根山泰正選手

駒澤大学を選んだきっかけは?」―大八木監督に声をかけていただいて
「目標とする人は?」―後藤田健介さん、島村清孝さん
「大学での意気込みは?」―安定したタイムを出し、3大駅伝では駒大の優勝に貢献する

コマ:駒大に入ったきっかけは何ですか?
小根山泰正(以下、小根山):高校の夏合宿が駒大と同じ宿舎だったんです。1年生ではまだ駒大に行けるレベルではないと思ったんですけど、2年生で大八木監督に評価され、声をかけてもらい、高校の先生にも勧められたから入学を決めました。
コマ:目標にしている人はいますか?
小根山:後藤田健介さんと島村清孝さん(※1)です。後藤田さんは駅伝で安定した走りをして結果を残しているから。島村さんも先輩でアドバイスをしてくれるし、箱根を走って結果を残した人だから憧れですね。
コマ:では、ライバルは?
小根山:東洋大学の名倉啓太くん(※2)ですね。同じ高校出身で同じくらいのレベルだと思う。そして東洋大対駒大という感覚もあるから、東洋に意識があります。
コマ:高校と大学の練習の違いはありますか?
小根山:高校での練習は走り込んだりはしなかったんですけど、大学では高校より長い距離を走るし、ポイント練習があって。そして強度も違う。トップの人が練習で走る様子を見て意識が違うと感じました。
コマ:現在の目標は何ですか?
小根山:1年目はスタミナ、筋力をつけて練習を継続することです。故障しないように気をつけること。3年生ではレギュラーになって駅伝を走りたいです。
コマ:座右の銘があれば教えてください。
小根山:有言実行です。普段あまり目標を口に出したりはしないんですけど、言ったからには実行したいです。
コマ:4年間の目標をお願いします。
小根山:卒業する時に後悔しないようにしたいです。大学でやりきったと思えるようにやりたいと思います。

(※1) 島村清孝選手。駒大陸上競技部OB。02年度卒、現・エスビー食品
(※2) 名倉啓太選手。東洋大学陸上部1年生。小根山選手とは花咲徳栄高で同級生選手。

◆小根山泰正
法学部法律学科1年
花咲徳栄高(埼玉)を経て入学
5000mベスト 14:32:44
座右の銘「有言実行」



次回は4月14日(木)、3名の新入生をご紹介する予定です。お楽しみに!

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