ロスタイムの歓喜、豪雪の熱戦を制し2回戦進出

[サッカー部]全国高校サッカー選手権一回戦・西武台高校対大分高校戦
12月31日、埼玉スタジアム2002で、全国高校サッカー選手権一回戦・西武台高校対大分高校戦が行われました。
冬の選手権、初出場の西武台高校の初戦は大分高校との対戦。


全国高校サッカー選手権一回戦・西武台高校対大分高校戦 来季加入予定の島田、ロスタイムの同点ゴールはチームを敗戦の危機から救った。次の藤枝東戦でも彼のゴールに期待が掛かる=埼玉スタジアム2002で(川崎篤彦撮影)

来季、駒大に加入予定の志田亮輔はCB、島田祐輝は左SH(ともに西武台高校)で先発。先制点は5分。右サイドの中村が上げたクロスを中央で杉本がポストプレー。そのボールに走りこんだ黒岩がミドルシュートを放ちゴールポストに当てながらもネットを揺らす。17分、DFラインの裏を抜け出した大分FWを志田がファールで倒してしまい、レッドカードで早くも退場してしまう。39分には中央でボールをつながれ、大分高校に同点弾を許す。後半は前半終了間際に追いついた大分高校が勢いを保ち、西武台高校には苦しい時間帯が続く。その勢いに押され、21分に大分DFのクリアボールから一気にゴール前に繋がれて、ミドルシュートを放たれる。そのシュートをGK小澤が弾くも無情にもゴールに吸い込まれる。誰もがこのまま試合終了かと思った79分。前線に上がった福田からのスルーパスを素早い動きだしでDFの裏に抜け出した島田がゴール左隅に流し込み、同点に追いつく。そのまま80分間戦い抜くも決着がつかずPK戦へ突入。両チーム3人目までは順調に決める。しかし、大分高校の4人目をGK小澤が止め、西武台高校5人目・杉本が冷静に決め、試合終了。
西武台2-2大分
 (1-1)
 (1-1)
PK(5-3)
【得点者】
5分:黒岩(西)
39分:(大)
61分:(大)
79分:島田(西)
■来季加入予定の島田祐輝コメント■
「初出場だから初戦では負けたくなかった。今日はホームなので試合に出られない100人以上の部員や友人もたくさん来ているし、今朝の2時ごろに、友人のお父さんが他界してしまったのでどうしても負けられない試合でした。(試合の内容は)前半で10人になってしまったけれど、「ボールをつないでサイドから攻める」という自分たちのサッカーとみんな信じてやりました。監督もハーフタイムで「お前たちなら一人少なくても勝てる」と言っていましたし。個人的にはグラウンドが雪ですべるので、得意のドリブルをするのは難しかったです。(後半逆転されても)押されていたけれど、一人少なくてもDFが頑張ってくれていたので自分が仕事をしなきゃと思いました。(時間が少なくなるにつれて)ゴール前のマークは厳しかったけれど、相手も跳ね返すだけになってきていたので、自分は裏に抜けるボールを狙っていました。ロスタイムになったら福田も上がってきていたので絶対、ヘディングで競り勝ってくれることも信じていましたし。(ゴールは)裏に抜けた瞬間に相手のGKがズレていたのでコースを狙うだけでした。決めたときは素直にうれしかったです。(PKでは)練習を何度も何度もやっていたので練習だと思って蹴りました。(次の試合は)どっちが来ても自分たちのサッカーを信じ、自分が点を取って勝ちたいです。」
西武台高校は2回戦、1月2日に14時10分~埼玉スタジアム2002で、藤枝東高校と対戦いたします。
埼玉スタジアム2002へのアクセス>
埼玉高速鉄道浦和美園駅」下車、徒歩15分

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