ルーキーの大活躍で、3年連続準優勝

[空手道部]第47回東日本大学空手道選手権大会(女子)
 第47回東日本大学空手道選手権大会が5月5日(木)、日本武道館で行われた。組手は2分6ポイント先取制のトーナメント方式となる。


勝戦で互角に戦った廣瀬=日本武道館で(河田奈津子撮影)


準優勝に貢献した竹井

果は以下の通り。

【女子団体戦 組手の部】
準優勝
駒 大0―2帝京大
先鋒▲廣瀬まり(仏1)2―2五明
中堅●押鐘優美(政4)0―6小林
大将●竹井美都樹(経1)2―6染谷

 廣瀬と竹井のルーキー2人の活躍で、一戦も落とさず決勝戦に進んだ女子団体組手。決勝戦、先鋒・廣瀬は上段突きでリードを奪うが、残り19秒で同点に追い付かれる。続く中堅・押鐘は昨年の全日本空手道選手権で優勝した相手に対し終始ペースを握られ、最後は上段突きへの1本で敗戦。1点も与えられない状況になった大将・竹井だったが、開始早々ポイントを許し勝負あり。帝京大が3連覇を果たし、駒大は3年連続準優勝となった。

◆大石武士師範
「(今日は)よく頑張ったと思う。決してナイーブじゃない。大将戦も決して負けたわけではない。今年は楽しみ。(今年は)6人中1、2人は固定だけど、状態はみんないい。選手の使い変えが難しい。(1年生の2人は)いい。上級生も悪くない。(3年連続準優勝だが)そろそろやらないと。あとはちょっとしたことで壁を撃ち破ること。(次戦は)楽しみ。次は優勝」

◆長野 寛コーチ
「(今日は)1年生2人が頑張ってくれた。(課題は)上段と下段の切り替え。見すぎていて、いけばいいところをいけなかった。課題は技術的なことで、気持ちに引けはなかった。彼女たち(1年生)は大学で初めての大会で帝京のような強い大学と当たって、互角に戦えていた。一生懸命やれば、ひっくり返せる。(目標は)優勝を量産できるチームになる」

◆押鐘優美
「(今日は)優勝はできなかったが、次に繋がる試合になったと思う。(決勝戦は)相手は気にせず、全力でやろうと思った。(負けた瞬間は)みんな調子が良かっただけに、悔しかった。いつも帝京に負けているので、次は絶対リベンジしたい。(1年生の2人は)試合を見ていて安心できるし、元気はいいし、頼れる存在。負けられない。(次戦に向けて)優勝できるように、みんなで頑張っていきたい」

◆竹井美都樹
「(今日は)一戦一戦考えながら戦った。(大学と高校の違いは)大学では甘い技は取ってもらえなかった。(決勝戦は)周りを気にしないで戦うことができた。(チームに同期がいるのは)後ろにいてくれたので、安心する。(今後の目標は)全日本での優勝」

◆廣瀬まり
「(今日は)1週間不調で、昨日も泣きながら練習していたが、今日は開き直ってやるしかないっていう気持ちでやったらいつも通りに近付けた。(決勝戦は)あとの2人を信じていた。あとがいるから思いっ切りやろうと。次は帝京を倒したい。(次戦に向けて)1年から日本一を目指して成長していきたい」

Copyright (C) 2003-2017 KOMADAI SPORTS NEWSPAPER, All Rights Reserved.

当サイト内の写真、記事等の著作権は駒大スポーツ編集部に帰属します。無断での転載・二次利用を固く禁じます。

KOMASPO is the member of the Kanto university sport newspaper league.