関カレ閉幕、全種目で入賞も課題残る

[陸上競技部]第90回関東学生陸上競技対校選手権大会4日目
 第90回関東学生陸上競技対校選手権大会4日目が5月22日、国立霞ヶ丘競技場で行われた。駒大からはハーフマラソン決勝、5000m決勝の2種目に3名ずつ出場。


惜しくもハーフ連覇とはならなかった千葉=国立霞ヶ丘競技場で(花野友季子撮影)


中盤からの追い上げで5位入賞を果たした撹上(青山奈那美撮影)


終盤苦しそうな表情を見せる油布(比嘉あかね撮影)

果は以下の通り(上位3名と駒大のみ)。※駒大は2部校

ハーフマラソン決勝>
1位 野本大喜(拓大) 1:06:14
2位 千葉健太(経3) 1:06:19
3位 氏家健介(上武大) 1:06:29
8位 井上翔太(G4) 1:07:17
9位 久我和弥(社3) 1:07:19

<5000m決勝>
1位 ジョセフ・オンサリゴ(創造学園大) 13:53:28
2位 ジョン・マイナ(拓大) 13:55:17
3位 浅岡満憲(東農大) 14:05:93
5位 撹上宏光(経3) 14:12:29
6位 油布郁人(営2) 14:13:99
8位 上野 渉(政3) 14:16:51

 午前に行われたハーフマラソンでは、2連覇を狙う千葉が序盤から先頭集団を引っ張るレース展開。トップ争いはラストまでもつれこむが、スパートで野本(拓大)に敗れハーフ2連覇とはならなかった。
 5000mでは上野がスタートから留学生ランナーにつく積極的な走りを見せるも2000m過ぎでペースダウン。中盤で撹上、油布が後方から徐々に差を縮め順位を上げる。終盤で同集団の選手に競り負けるも、5000mでは全員が入賞を果たした。
 結果、総合35点で2部残留が決まった。

大八木弘明監督
「今日は千葉がまずまずだったが、満足はしていない。どちらのレースでもまだまだ力がないことが分かった。暑さなどの天候があっても今までの先輩たちは勝っていた。もう少し我慢のできるレースをしないといけない。距離的なスタミナをつんで、精神面でも冷静に戦えるようになってほしい」

井上翔太主将
「コンディションは普通。今日の結果は主将として情けない。自分の中に弱さがあって、全然だめなことがよくわかった。(課題は)後半で我慢できなくて下手なレースをしてしまったこと。思うようなレースができなかった。(今後に向けて)今日はレースが久しぶりだったので、まず結果についてはしっかり反省し、次につなげていきたい」

◆千葉健太
「今日に向けてしっかりと準備はできていた。 (監督から)行けるところで行けと指示されていたが、出なくてはいけないところで行けなくて自分の力不足を感じた。もう少し余裕を持って走ることができればよかった。今回は優勝も連覇も狙っていたので2位という結果では全然だめ。(今後は)しっかり準備をして、駅伝シーズンに向けて頑張りたい」

◆撹上宏光
「今日は自分のペースで行こうと思ったが中盤でたれてしまった。気温も高いし風もあったが、その中で走れないとチームを引っ張るような選手にはなれないので、結果を残せるようにしたい。(今後の課題は)10000や5000の中盤でどうしても中だるみしてしまうので、中だるみせず、逆にもう一段階いいレースが出来るように、しっかり走り込んで体力をつけていきたい」

◆油布郁人
「先週の1500mから調整がうまくできず、万全の状態まで高めてくることができなかった。留学生と競って勝つくらいにならなければならないのに、勝たなければならない日本人選手に負けていてはだめ。プライドが足りないし、気持ちも弱かった。(関カレを通して)スタミナをつけないと、1週間空けて2本で結果残せない。もっと上を目指して負けない選手になりたい」

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