上田、団体戦の無念を晴らしベスト8

[空手道部]第39回関東学生空手道選手権大会(男子)
 第39回関東学生空手道選手権大会個人戦が5月22日、慶応大学日吉記念館で行われた。形は2グループに分かれ予選を行い、それぞれの上位4位までの選手が決勝トーナメントに進出する。


ベスト8入りを果たした上田=慶応大学日吉記念館で(桝島知佳撮影)


形で唯一入賞した大塚(宮崎 桂撮影)

子組手は4回戦まで1分30秒6ポイント先取、5・6回戦は2分6ポイント先取、準々決勝より3分8ポイント先取のトーナメント方式。結果は以下の通り(駒大のみ)。

<男子組手個人戦ベスト8>
上田宰佑(経3)

<男子組手個人戦ベスト16>
佐藤光介(法4)
原田 龍(営2)

<男子形個人戦ベスト8>
大塚健人(政3)

 12人が出場した男子組手。昨年ベスト4入りを果たした佐藤光は、迎えた5回戦、ポイントを先制するが追い付かれ、延長戦の末に逆転負けを喫した。原田もベスト8まであと一歩届かず。駒大勢で好成績を収めたのは、東日本インカレで出場機会に恵まれなかった上田。着実にポイントを重ねて勝ち進むと、準々決勝では互角の試合運びをする。しかし、警告と注意で奪われたポイントが影響し、ベスト4入りはならなかった。
 また、形では大塚が迫力のある動きを見せて予選を通過し、ベスト8入り。全日本選手権の切符をつかんだ。

◆杉山俊輔監督
「(今日は)正直、もう少し上に入るかなと思った。(課題は)個々が強くなって、また駒澤ベスト8か、とかまた帝京かとか思わせたくない。技は決して他に引けを取らない。いかに稽古で試合を意識して勝ちにこだわれるかも一つの課題。(今後の大会に向けて)先輩後輩関係なしで勝ちにこだわって稽古でやったものを本番で出してほしい」

◆佐藤光介主将
「(今日は)調子があまり良くなく、体も重かった。(ベスト16という結果は)去年ベスト4だっただけにめちゃくちゃ悔しい。調子がいまいちで自分の持てる力をすべて出しきれなかった。指導してくれた師範・監督・先輩方、応援してくれた家族・仲間たちに申し訳ない。(今後の大会に向けて)自分が終わった時に後悔しないように、あと後輩たちに主将として恥ずかしくない姿を見せたいと思う」

◆上田宰佑
「(今日は)自分の動きができて良かったと思う。(試合前は)今まで全然成績を残せていなかったので、今回は絶対によい成績を残すという気持ちで臨んだ。(ベスト8だが)もう一つ上に行きたかった。(部員の声援は)とても励みになった。(今後の大会に向けて)まず自分の力を上げて、このチームで日本一を取る」

大塚健
「(今日は)まだまだ練習不足だと身をもって感じた。いつも以上に体がキレていたので良かったけど、下半身の弱さが納得いかなかった。(予選通過は)3年になってやっと全日本出場権を取ることができたので良かった。(ベスト8という結果だが)結局試合には負けているのでまだまだ練習が必要だと思った。(今後の大会に向けて)全日本では優勝を目標にこれから大会まで稽古に励みたいと思う」

◆原田 龍
「(今日は)ベスト16で負けるつもりはなくて、ベスト8までいくことを目標にしていた。16が決まる前に、16で当たる相手の弟と当たって勝ち、そこで勝てたことで油断してしまった。(今後の大会に向けて)自分からの攻めが取れなくなってしまっている。自分から攻めて、ポイントが取れるようにしたい」

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