男・畑山!悔しさ晴らすサヨナラ打

[準硬式野球部]東都大学準硬式野球春季リーグ2部対青学大3回戦
 東都大学準硬式野球春季2部リーグ対青学大3回戦が5月23日、朝霞中央公園野球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


サヨナラ打を放ち“歓喜の水”をかけられる畑山=朝霞中央公園野球場で(山田遼太郎撮影)


8回、反撃の口火を切る中越二塁打を放つ片柳


藤本誠は同点の左前適時打を放った(橋本圭史撮影)


青学大 000 000 140 5
駒 大 100 000 041x 6

      打安点
(2)片 柳 430
(4)植 松 300
(3)鹿 嶋 522
DH高 木 430
RD梨 本 000
PH畑 山 111
(5) 向  411
(9)道 場 410
R9随 行 000
(7)藤本耕 411
(6)丸 田 200
6 藤本誠 111
(8)笠 井 300
PH秋 元 100
8 山本泰 000
    計 36136

二塁打=道場、片柳

     回 打安責
 坂 東 8 36113
○原 口 1 410
 
 初回に鹿嶋勇太(営3)の右前適時打で先制。そのリードを背に、先発・坂東雄哉(経2)が7回まで1失点に押さえる好投を見せるが、8回に6本の集中打を浴び4点を失う。しかし、その裏、先頭の片柳慶久(法1)が追い込まれてから7球粘った末に中越二塁打で出塁すると、打線が4安打を集め1点差に迫る。さらに、途中出場の藤本誠也(営1)が左前適時打を放ち同点とすると、9回には1死二塁で代打・畑山大(営2)が右翼線に打球を放ちサヨナラ。代打での出場が続いていた男の意地が、今季最終戦での劇的な勝利へと導いた。

【春季リーグ2部・最終結果】           
1位東洋大 9勝4敗   ④
2位青学大 8勝5敗   ③
3位駒 大 8勝5敗   ③
4位帝京大 7勝6敗1分 ③
5位国学大 4勝7敗1分 ②
6位日体大 1勝10敗   

2位、3位は前季リーグ戦の順位により決定。

※○は勝ち点

◆鹿嶋勇太主将
「あれだけ離された中で逆転できたのは力が付いた証拠だし、秋に向けてのいい財産になった。(畑山は)良く打ってくれた。本人にとっても秋につながる一打になるはず。(今季は)打撃陣は良く頑張ったと思うが、投手陣に課題が残るシーズンになった。(来季は)本気で野球をやるのは最後になると思う。チームも自分も最高の成績を残せるよう、一瞬一瞬を大切に思いながら野球をやっていきたい」

◆畑山 大
「(サヨナラ打は)ストレート。前の回から代打でいくぞ、お前が決めてこいと言われていた。おいしい場面で打てて本当にうれしい。(打った瞬間は)ファールになるなと思いながら走っていた。その後はあまり覚えていない。(代打での出場は)悔しいけど、今はその役割を任されているので、特に意識はしていない。(来季は)レギュラー争いが激しくなると思うので、勝ち取ってチームに貢献したい」

◆片柳慶久
「(初マスクだが)8回は僕のミス。1球目のファールで相手のあってないボールを見つけられなくて、真っ直ぐを要求して打たれてしまった。それが大量点にもつながってしまった。あの場面は反省している。(それだけに、その裏の先頭打者では)何としても出たかった。それが後ろにつながってくれて良かった。(来季は)自分のできることをしっかりやって、チームが優勝できるようにしたい」

◆藤本誠也
「(同点打は)結果的にいい形で逆方向に打てた。同じ学年の(藤本)耕平に続いて打てたのが良かった。自分も負けていられないと思いながら打ったヒット。(畑山は)いつも振れてる人なんで、決めてくれるだろうと思っていた。(今季は)打撃は90点くらい挙げられるけど、守備は乱れる時もあったから、夏に鍛えていきたい。(来季は)3年生が終わりなんで、最後に1部に復帰できるようにしたい」

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