劇的幕切れ!主砲の一発で1部死守

[硬式野球部]東都大学野球1部秋季リーグ6位決定戦対中大
 東都大学硬式野球1部秋季リーグ6位決定戦対中大が10月26日、神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


サヨナラ勝ちで1部残留を決め、歓喜に沸く選手ら=神宮球場で(松井智子撮影)


最終回に試合を決める左越本塁打を放ち、ホームに向かう白崎浩


井口は10奪三振の好投で完封勝利を収めた(野木聡介撮影)


中 大 000 000 000 0
駒 大 000 000 001X 1

      打安点
(4)小 林 420
(8)嘉数駿 310
(6) 岡  300
(5)白崎浩 311
(7)友 滝 300
(9)江 越 300
DH山 下 310
(2)戸 柱 200
(3)増 本 200
PH福 山 100
3 下 川 000
     計2751

本塁打=白崎浩

     回 打安責
○井 口 9 3020 

 初回、小林勇登(経3)が左前安打を放ち、犠打と連続死球で1死満塁とするが後一本が出ず凡退。続く2回にも、山下高久雅(法4)の左中間安打と、小林の2打席連続安打で2死一三塁と再び好機を作るが、またも先制点は奪えない。締まった投手戦が続き、両者無得点のまま迎えた9回、先頭打者の白崎浩之(法3)が左翼スタンドにサヨナラ弾。投げては井口拓皓(経3)が被安打2、10奪三振の好投で完封勝利を挙げた。サヨナラ勝ちでプレーオフを制し、リーグ5位で全日程を終えた。

◆小椋正博監督
「いやなゲームだ。お互いに。1番だめだった男が最後に仕事をした。それだけです。あきらめないでやってきて良かった」

◆岡 将吾主将(法4)
「(残留が決まったが)ほっとしている。(白崎浩は)打てなくて苦しんでエラーも多くて最後まで頑張ってきた結果。打ってくれて誰よりも嬉しかった。(井口は)バッテリーで白崎勇、井口で頑張ってきて、井口も白崎勇が不調で戸柱と頑張ってきて。(引退してしまうが)僕はこれからも野球をやるので財産になりますし、ここら辺の経験を駒大野球につなげたい」

◆嘉数 駿(政4)
「(今日は)譲れない試合でしんどかったけど、井口が粘ってくれたのでなんとかしたいと思っていた。(白崎)ひろが決めてくれて良かった。(井口は)気持ちが乗ってるようで頼もしかった。(日大戦後には)メンバー外の人たちと協力して、絶対勝つって5日間みんなまとまった。(白崎浩は)やってくれそうだなっていう顔をしていた。(1部残留を決めたが)後輩たちに残せた。神宮第二じゃなくて第一を」

◆山下高久雅
「(今日は)良かった。(白崎)ひろが打ってくれて。最後だったので監督に恩返しがしたいと思っていた。(この1年は)自分は副キャプテンだったが、それがプレッシャーでバッティングフォームを崩してしまった。(2回の安打は)バットを短く持って、とにかく塁に出ようと。(打ったのは)真っすぐ。最後まであきらめずにやってきた結果だと思う」

◆井口拓皓
「(今日は)抑えてやろうと。4年生を気持ちよく終わらせてあげたいし、お世話になった感謝の気持ちを持って臨んだ。(良かったのは)向かっていく姿勢。球種とかいうよりも気持ちの面が。(白崎浩は)同じ3年として嬉しい。4年生が後輩には来年も神宮でって言ってくれてたし、3年でやってやるぞって。(今季は)終わってみれば意味のあるシーズンになったかなと。それを来季につなげたい」

小林勇
「(今日は)練習でやることはやって来たので、自信持ってできた。(2打席連続安打は)チャンスを作っても点にはつながらなかったけどここは我慢だと。でも相手にプレッシャーをかけられたのが後で効いてきたと思う。(井口は)今日はめっちゃ良かった。本当、今年一番の出来。4年生も最後に勝って終われて良かったし、自分たちも来年もここで、神宮で出来るので本当に良かった」

◆白崎浩之
「(打ったのは)真っすぐの真ん中高め。(チームに)本当に迷惑かけたので、なんとかしてやろうと思って。(ホームランは)二塁まで行って分かった。(サヨナラ弾は)初めて。(涙は)ホームでみんなに迎えられて。本当に嬉しかった。嬉し泣きは初めて。(苦しいシーズンだったが)4年生に、お前は4番なんだから。打てなくてもお前しかいないって言われて。(残留だが)春は絶対優勝。これはまだ通過点なので」

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