相手打線を零封!連打で単独2位浮上

[硬式野球部]東都大学野球2部秋季リーグ立正大2回戦
東都大学野球秋季2部リーグ対立正大2回戦が9月29日にサーティーフォー相模原球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


左翼方向に先制安打を放った巴山=サーティーフォー相模原球場で(中川達夫撮影)


今季初先発の辻本(寒川朋子撮影)


ピンチを抑えガッツポーズを決める伊藤一


駒 大 000 101 000=2
立正大 000 000 000=0


       打安点
(8)米 満  420
(9)諸 積  310
(7)長谷川  310
7酒井良  000
DH 巴 山  421
(6)菅 野  311
(3)高 石   400
(4)福 山 400
(2)高橋亮  310
(5)田中佑  200
      計3082

     回   打安責
 ○辻 本 4   1850
  伊藤一 3   1120
  白 銀 2 820

 3回まで無安打だったが、4回には米満一聖(市3)の中前安打などで1死一、三塁とすると、巴山颯太郎(法2)が左前適時打を放ち先制。6回にも打線がつながり菅野赳門(商2)の右犠飛で1点を追加する。先発の辻本宙夢(政2)は毎回走者を出しながらも、踏ん張る投球で4回を無失点で抑える。後を任された伊藤一輝(政4)、白銀滉大(法2)らも無失点で切り抜け完封勝利。見事勝ち点を手にした。
 
◆西村亮監督
「(この試合への対策などは)対策というより、怪我人が出た状態で、いつもと変わったポジションについた人間が、ちゃんと落ち着いてやってくれた。何よりもバッテリーが冷静だった。ピンチも毎回のようにあったが、ゲームをしっかりできたことは大きかった。(今季初先発の辻本選手について)今までオープン戦も含めて先発はなかった。(中継ぎでは出ていたが)どのくらいいけるかな、と。そんなに長いイニングは行かせるつもりは無かった。(継投という形を考えていた?)はい、そう考えていた。(昨日一本が出なかったが、この試合先制打を放った巴山選手について)みんな良い日も悪い日もある。そのときにどう考えるのかが大事。役割を、自分ができることをしっかりやろうとやってきているはずなので、こういう試合が続くと、波にも乗れるかなと思う。でもまたここがうちの鬼門。良い形で行っている所を、自分たちで崩してしまう所がある。そういう所は引き締めようと最後に話をした。」

高橋亮介主将(法4)
「(今日は)立正大戦に勝って、3連勝という目標でやってきたので、それが結果につながったのは良かった。絶対勝つという気持ちが強かったので、勝ちを引き寄せられたと思う。だが、終盤管野のエラーであったり、ライトの判断ミスであったり、ミスも出た。その場面で相手もミスをしたので勝てたが、チーム状態は良くなってきているので、細かいミスを無くしていければいいと思う。(4回は)打つべき球をしっかり打てたのが、連打に繋がった。今日は、(立正大の先発に)黒木がくると予想していて準備をしていた。打つべき球と打ってはいけない球の対策をしていたが、その成果が出た。(投手陣の継投で無失点に抑えたが)いくらヒットを打たれても、0点に抑えられれば勝てる。ここ一番で打たれると勝ちに繋がらないが、今日みたいに、ヒットは打たれながらも要所を締めることができたのが、結果に繋がった。(三塁走者を見事刺した8回のプレーは)ミスから始まって、どうにかしようという気持ちはあったが、まだ2点差があったので、心に余裕を持てていたので、相手のミスに隙入ることができた。(次戦に向けて)良いことは継続して、やらなければいけないことをきちんとやっていく。勝っているから浮かれるのではなくて、引き締めるところは引き締めて、次の試合に向けて相手の対策ができればいいと思う」

◆辻本宙夢
「(火曜日の試合では中継ぎで登板し、今日の試合は初の先発だったが)先発という事で緊張はしていたが、その緊張を自分の中で上手くコントロール出来ていた。(ピンチの場面で踏ん張る投球が目立ったが)ヒットは打たれるものだと思って気にしないで思い切り投げた。(ピンチの場面では)キャッチャーの高橋さんに思い切っていけ、と声をかけられた。(次戦に向けて)自分がどのような場面で投げるかはわからないが、与えられた場所で一生懸命やりたい」

◆巴山颯太郎
「雰囲気良く3連勝で来れていたので、勝って勝ち点2を取りたいと思っていた。チームがしっかり1つにまとまってこういう結果になったのでよかった。ここから1週間空くが、浮かれることなくまた調整したい。(今日のタイムリーは)ここ3試合ぐらい僕だけチームの足を引っ張ってしまっていた。今日辻本が先発になったが、あまり先発の経験はなかったし、同級生として、同じ静岡の高校出身で仲も良いので、なんとしても辻本に勝ちをつけたかった。勝ちに繋がる得点だったので良かった。(今日は2年生が大活躍だったが)学年は関係ない。出ている以上それを全うするのが出ている選手の宿命と思っているので、こうやって2年生が活躍するのは嬉しいし、その中で僕も少しだけチームに貢献できたので今日はよかった。(普段ベンチでは)自分の打席が近い時は素振りをしたり、体をほぐしたり準備をするが、それ以外はベンチにいる人達と変わらず声を出すことに専念している。(今日は全てレフト方向の打球で、最近レフト方向の打球が多いが)あれはただ詰まっているだけなので、意識しているとかではない。僕のヒットなんかより、その後しっかり菅野が犠牲フライを打ってくれたり、諸積が走塁で稼いでくれたり、(長谷川)雄飛さんがバントしてくれたりヒットで繋いでくれるので、僕はその勢いで打たせてもらっているだけ。本当に周りに助けられながら、結果が出てくれたのでよかった。(今4年生がすごくチームを引っ張っていると思うが)間違いない。キャッチャーでキャプテンの(高橋)亮介さんしかり、打撃では 雄飛さん、守備ではセカンドの(福山)慎吾さん、ベンチでは青地さんが1番声出して引っ張ってくれている。間違いなくそのおかげ。(打席で)ベンチの声が聞こえるので、そのおかげだと思う。(4年生はどういう存在か)いろいろ大変な思いをしてきたと思うが、その中で僕達を引っ張ってくれている意識をものすごく感じるので感謝している。(次に向けて)チームが勝つのは当たり前だが、自分自身も少しでも勝ちに貢献できれば。それまで少しでも練習したい」

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次戦、対青学大戦第1回戦は10月11日(火)10時~府中市民球場で行われる予定。


府中市民球場へのアクセス
JR武蔵野線 「北府中駅」下車 徒歩5分
京王線 「府中駅」 下車 徒歩7分
京王バス (東芝前・総合医療センター経由)
国立駅行き市民球場前 下車1分

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