勝ち切れず 1部昇格の道遠のく

[硬式野球部]東都大学野球2部秋季リーグ青学大2回戦
東都大学野球秋季2部リーグ対青学大2回戦が10月12日に府中市民球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


2回に左翼方向への安打を放った高橋亮府中市民球場で(中川達夫撮影)


8回のピンチを抑えた白崎


試合に敗れ肩を落とした(寒川朋子撮影)


駒 大 010 000 000=1
青学大 100 001 11×=4


       打安点
(8)米 満   200
(4)福 山   210
(7)長谷川  200
H 行 方 100
7 諸 積   000
DH 巴 山   400
(6)菅 野  410
(3)高 石   400
(9)酒井良  310
(2)高橋亮  311
(5)田中佑  100
      計2641

     回   打安点
● 辻 本 5 1/3  20 5 2
 伊藤一 1/3  2 0 0
 白 銀 1 1/3  6 2 1
  東 野 1/3  5 3 1
  白 崎 2/3 1 0 0

 初回に先制を許すも直後に2死から酒井良樹(法2)、高橋亮介(法4)の連打で同点に追いつく。しかし3回無死二塁、5回1死一、二塁を活かせず、逆に6回以降は相手の勢いに飲まれて失点を重ねてしまう。8回先頭米満一聖(市3)が出塁し1死二塁とするも無得点に終わると9回は三者凡退で試合終了。入替戦出場の可能性はまだ残されているものの、痛恨の連敗で今季の1部昇格は絶望的となった。

 注)明日以降立正が拓殖に連敗し、来週駒澤が拓殖に連勝し、国士舘が東農から勝ち点を取れず、かつ再来週立正が青学に連勝した場合は駒澤、立正、青学の3チームが勝ち点3、勝率.636で並ぶ。3チームによるプレーオフを勝ち上がった場合のみ2部優勝&入替戦出場。

◆西村亮監督
「(立正大戦2回戦の時に次カードが大事だと仰っていましたが)結果として勝てなかった、そういう意味では残念、残念という感じ。(拮抗した試合内容だったが)内容としては、(昨日のように)締まりがあって、自分たちの変なミスで崩れていくようなことは無かった。徐々に勝負になるなというゲーム展開が出来るようになっては来ている、ピッチャー中心に守りがある程度しっかり出来てきた。ただ最後勝ち切るというところでの攻撃陣と、要所でのピッチャーと、(問題は)気持ちなのか技術なのか、両方の部分でなのか…。、チームとして早く1部に上がるためにも、最後(力を)出し切るところを、みんなでどうやったらいいか考えて、3年生以下は考え直してやってもらいたい。(打線の勢いについて)試合のリズムが出てたので、こちらもこの流れで言ったらこうっていう判断もしやすかった。ただ最後の1本が出てくれば良いが、これはオープン戦の時からずっと課題ではあった。その壁をどうしたら破れるかというところが課題。(来週のラストカード、拓殖大戦について)最後しっかりやり切ってシーズンを終えて、次の世代につなげていかなきゃいけないことがあると思う。良いものも出つつあるので、ベストを尽くしてやっていきたい」

高橋亮介主将(法4)
「昨日に引き続き、点がほしいときに取れずに、最後に点を取られてしまった。こういう試合を勝ちきれないというのは、今のチームの力であり、青学大との力の差が出てしまった。(6回から8回に1点ずつ失点したのは)配球が悪かった部分もあるし、相手が思いきりきたことにのまれてしまった。それを含めて力の差があった。(打線は)4安打というのは厳しいものがある。昨日に引き続き打てなかったというのが大きい。向こうも対策をしてきて、それにはまってしまった。(2回の同点打は)主将として自分が何とかしないといけないという強い気持ちがあった。チャンスが来たら自分が返すと思っていて、そのチャンスがきたので、打てて良かった。(次戦に向けて)優勝の可能性はほとんど無くなってしまったが、春と比べて、チームとして野球が出来てきていると思うので、それが次戦でも出来るようにしたい。僕達4年生は、来年以降のチームに何か一ついいものを残していくしかないので、必ず勝って終わりたい」

◆酒井良樹
「もう負けられない試合で、ここから全勝して優勝するというつもりで(試合に)入った。キャプテンからも昨日の夜のミーティングの時に、3戦目のことは考えずにとにかく今日出しきって一戦必勝で戦うと言われ、そういうつもりで入ったがこういう結果に終わってしまった。その中で僕は先発起用で使っていただいて、チームが勝てるように貢献しようと思った。綺麗に打てなくても、進塁打だったり犠牲打だったりでヒットが出なくても点数が取れる、そういった野球を僕らは目指してきた。優勝はもうなくなったけど、今日はチームとしてチームカラーというか方向性は見えた試合だったと思う。今のチームは下級生が多いチームなので、先輩達が残してきた野球を僕らが試合に出て引っ張っていかないといけないと思った。(2回に同点に繋がるツーベースヒット。2アウトだったがどういう気持ちで打席に入ったか)2アウトだったので、ランナーに出てから盗塁というのも考えて、とにかく出塁しようと考えた。カウントが3ボール1ストライクになったのでまっすぐを狙って、しっかり打ち返すことができた。(次に向けて)先程言った通り、優勝はないが、4年生が僕達に残したチームカラーは見えている。しっかり守って、その中でヒットを打てなくても点数を取れる野球を、粘って粘って勝ちきる野球、負けない野球を先輩達は残してくれたのでそれを掴めるような拓殖戦にしていきたいと思う」


*また、twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_basaball)

次戦、対拓殖大戦第1回戦は10月17日(月)10時~府中市民球場で行われる予定。


府中市民球場へのアクセス
JR武蔵野線 「北府中駅」下車 徒歩5分
京王線 「府中駅」 下車 徒歩7分
京王バス (東芝前・総合医療センター経由)
国立駅行き市民球場前 下車1分

Copyright (C) 2003-2017 KOMADAI SPORTS NEWSPAPER, All Rights Reserved.

当サイト内の写真、記事等の著作権は駒大スポーツ編集部に帰属します。無断での転載・二次利用を固く禁じます。

KOMASPO is the member of the Kanto university sport newspaper league.