試合開始からの猛攻で法大に快勝!二部残留に弾み

[男子バスケットボール部]第92回関東大学バスケットボールリーグ戦
第92回関東大学バスケットボールリーグ戦が10月22日、東洋大学総合スポーツセンターで行われた。結果は以下の通り。


針生はインサイドを支配した=東洋大学総合スポーツセンターで(田中碧撮影)


ディフェンスが武器の中津だが今日は攻撃でも目立った(伊藤大志撮影)


前田はアシストを荒稼ぎ



◯駒大79-62法政大●
(1P 23-12)
(2P 20-19)
(3P 10-14)
(4P 26-17)

【スターティングメンバー】
G 前田祥太(営3)
G 中津宏哉(歴2)
F 川嵜幸祐(営4)
F 渡邉健太(経3)
F 針生信洋(営2)

【スタッツリーダー】
得点 針生信洋 26
リバウンド 渡邉健太、前田祥太 7
アシスト 前田祥太 9

二部残留のためにも負けられない一戦。駒大は川嵜のスリー、針生のインサイドプレーで流れをつかみ序盤からリードを奪う。後半に入ると相手に攻め込まれる場面もあったが、最終ピリオド途中で中津のスティールが相手のアンスポーツマンライクファウル(※)を獲得する。そのフリースローを2本とも沈め、次のプレーで石井峻平(G3)がスリーを沈め一気に流れを取り戻した。試合を通じて高確率でシュートを決めた駒大。大事な一戦で勝利をおさめ、二部残留に向け弾みをつけた。

(※)プレーヤー同士の接触によるファウルの中で、故意に相手を叩く、押しのける、抱きかかえるなどしていると判断された場合、アンスポーツマンライクファウルを取られることがあり、フリースロー2本に加え、次ボールの所持権を与えられる。今回は先頭を走る中津を止めるために相手が腕を引っ張ったことにより起こった。

◆白井憲二監督
「(今日は)攻め勝とうということを話していた。これまで、入りでビハインドを背負って、追いかける展開が多かった。今日は攻めていこうという意識で言った結果うまくいった。シュートが落ちなかったのもよかった。前半だけで43点取れて、これまで60点ゲームだったのが70点、80点取れる試合で選手たちがよく頑張った。(先週の連敗から変わったことは)選手たちの中で練習の内容がよくなかったという話があり、しっかりミーティングなども重ねて対策がよくできていた。(次は強豪・中大との対戦だが)1周目は出だしでやられた。出だしをやられないようにして、自分たちのバスケットができればどことも戦えるということは選手にも話した。中央だからということは特にはない。(残留争いにおいて大きな1勝になったか)まだわからない。目の前の試合をとにかく勝とうという気持ち。今日はインサイドが頑張ってくれて、外もシュートを打てた。同じようにチームオフェンスをしていければいいと思う」

◆川嵜幸祐主将
「(今日は)先週は練習の雰囲気があまりよくなく2敗して、今週はその反省を生かして練習できた。ミーティングを今までは試合に出るメンバーで行っていたが、今回はそこに試合に出ない4年生も加えて行った。その結果、どこがよくないのかなどを客観的に指摘してもらうことで、気づけて対策ができた。先週はゾーンディフェンスにやられたのでメニューも変えて対策を練った。また、ビデオを見ることに加え、法大や中大を想定しての実践的な練習もできた。(試合をして先週から変わったことは)技術云々とかよりも気持ちが変わった。強気で全員がリバウンドを取りにいったり、シュートも積極的に行けた。(シュートが確率よく決まったが)先輩の米澤さん(16年卒)にアドバイスをいただいたりした。今まではある程度一人一人に実力があるので、苦しくなった時に自分が打開しようという気持ちを全員が持っていた。いい意味では全員が攻められるということだが、一人一人バラバラになってしまっていた。うちには絶対的なエースはいなく、その日その日でシュートが決まる人が違うのでその日よかった人が決めていけばいいという気持ちに今日はなれた。攻め気でいくことが大事だなと改めて実感した。(中大戦は)前回は出だしで先制パンチをくらい、逆転が難しくなってしまった。出だしでどれだけやれるかだと思う。(残り3試合は)下入れ替え戦はまだ視野に入っているので、取れる1勝を死に物狂いでとりにいきたい」

◆中津宏哉
「(今日は)全員がすごく気合が入っていた。今季1番の試合と言えるような試合だと思う。(先週から変わったことは)先週は練習があまりよくなくて、雰囲気から盛り上げようとなっていた。(最近スリーポイントシュートが好調なようだが)確率は一定だが決めるべきところで決められているところがいいのかもしれない。(ディフェンスは)今日はシューターについてたので、外でうたせず中にドリブルをさせるように意識した。(身長差もあったが)相手がシューターなのでフォワードの人がつくよりも自分がつくほうがいいということになった。身長差は特に気にならなかった。(最終ピリオドで流れを引き寄せるプレーがあったが)スティールの後に相手がたまたまファウルをしてくれた。フリースローは苦手ではないがこのリーグではあまり決められていなかったので2本とも決めることができてよかった。(次戦に向けて)1戦目は出だしをくじかれた。挑戦者の気持ちでやっていきたい」

◆針生信洋
「(試合を振り返って)全員がリバウンドなどの、泥くさいところで勝負できた。終始リードできた要因だと思う。(試合にどう臨んでいたか)先週の時点で、ここからは落とせないゲームだという事が決まっていた。全試合、どの相手にも強気で勝負して勝つ、という事を意識していた。入りから声を出して頑張ろうと臨み、勝つ事ができてよかった。(20点以上得点していたが、何か意識していた事は)得点ばかりを気にしていると点が取れなくなったりする。とりあえず声を出す事を意識していた。試合前のミーティングで、キャプテンが、『皆背負いすぎている。ミスしても良いから最後は俺に任せろ』と話してくれた。その言葉が支えになった。自分はアタックし続けて、泥くさく行こうと思った。(残り試合が少ない中での勝利だったが)ほっとしていられない。次戦の中央大も、しっかり勝ちに行く。なんとしても入れ替え戦には行きたくないので、一戦一戦大事にしていきたい」

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