男子シングルス 2日目はランク入り目指す戦いへ

[卓球部]第83回全日本大学総合卓球選手権大会個人の部
第83回全日本大学総合卓球選手権大会個人の部1日目が10月28日、長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)で行われた。結果は以下の通り(駒大のみ)。


今日で最後の試合となった村上・渡部ペア=長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)で(山本正太撮影)


新主将の松田は、危なげないストレート勝ちで2回戦に駒を進めた


<男子ダブルス1回戦>
〇村上雄一朗(法4)・渡部大輝(法3)3-1東・太田(北海道大)●

<男子ダブルス2回戦>
●村上・渡部0-3皆川・上條(立命館大)〇

<男子シングルス1回戦>
〇松田尚樹(営3)3ー0坂本(朝日大)●
〇渡部3-2皆川 (立命館大)●
〇杉山 遼(国2)3-0杉本 (中京大)●
〇向屋敷達也(国1)3-1田中 (神戸大)●
●松山昂樹(地3)2-3原田(朝日大)〇
●二木啓太(経1)2-3鎌田(福岡大)〇


 ダブルスは、村上・渡部ペアが出場した。1回戦は1セットこそ失ったものの、二人の息の合ったプレーで勝利した。2回戦、2セット目にはデュースに持ち込むが接戦を落とし、ストレート負けを喫した。シングルスは、松田、渡部、杉山、向屋敷が1回戦を突破した。2日目は、シードの水谷良紀(営2)を加えた5人が、ランク入りを目指す。

◆長崎隆志監督
「(今日は)二木も松山も勝てた試合だったので、ちょっと勿体無かった。相手は力がある選手だったので、厳しかったかなとは思う。でも最後まで競れたのは、自分の形がある程度できてきたから。フォアバンドがもっと入ってくれれば良かった。渡部、杉山、向屋敷の試合はとても良かったので、明日も期待できると思う。(今回の目標は)とにかく一人でもランクに入ること。明日はベスト16決定まででやるが、去年水谷がランク入りしたので、2年連続を狙ってほしい。他のメンバーも、ランク入りを目指してやってほしい。松田も今年はランクの壁を突き破ってくれることを期待する」

◆松田尚樹主将
「これまで自分自身、初戦が苦手だと思っていたが、経験を積んできたおかげで自信を付けられて、簡単に勝つことができた。自分が成長した姿を自分の中で感じられて良かった。(2回戦からも)基本的に練習でやって来たことを試すだけ。これまでやってきたことをやれば、自ずと結果は出ると思う。僕自身気合いは入っているが、いつも通りを心がけている。(秋季リーグ戦終了後に主将に任命されてから)意識は変わったと思う。良い経験をさせてもらっていると感じる。今まで見えなかったことが見えるようになったり、人としてステップアップできていると思う。見えなかったものによって苦労することもあるが、それによって我慢強さもついたかなと。水谷が去年ランク入りしたので、僕もそれに続くという思いがある。良い形で来季のリーグ戦に臨みたい。3回戦では全国選抜チャンピオンと対戦するので、勝つのは簡単ではないが、これまでやってきたことを試すのが楽しみ。むしろ強い相手とできるということで、前向きでいる。とにかく明日は、全員が目標を達成できるようにしたい」

◆村上雄一朗
「(今日は)一回戦、まず勝つことを中心に考えていたので、しっかり勝って2回戦につなげれたのはよかったが、ストレートで負けてしまったので、もう少し抵抗できればよかった。1セット目は最初相手がスーパーボールを決めてきて、自分自身まずいと思って、少し無理をしたところがあった。ベンチに帰って話し合って、自分たちができる技術で戦おうと決めてやったら、競れたので、最初から張り切らず、自分たちのできる技で戦えば競れたと思う。(現役最後の試合は)やり切った感はあった。ダブルスは自分たちだけで、朝から試合だった。ほかの選手は午後から試合があったが、朝から来てくれて応援してくれたので、このチームでよかったと思える試合だった。(コンビの渡辺は)2年間組んだが、最初のほうは渡部はリーグ戦に出場したり、シングルスで結果を出している選手だったので、後輩でありながら技術面で引っ張ってもらっていて、きつかった部分もあるが、最後はこうして全国で出場できてよかったと思う」

◆渡部大輝
「(今日は)村上さんと組む最後の大会だったので純粋に1球1球作戦を立てながら楽しくやれた。(相手は)すごく特徴のあるプレーをしてくる選手だったので、できるだけ相手に打たれることのないように、自分が打つようなどちらかというと速攻気味な戦術でいった。(シングルスは)相手はすごく実績のある選手だった。自分はあまり活躍している部類ではないかもしれないが、同期の三上が京都の大会でその選手に勝っていて、絶対に負けたくないという気持ちがあって最後踏ん張れた。本当に負けたくない一心で体が勝手に動いていた。(村上との2年間は)すごく成長させてもらった。自分から村上さんと組みたいと志願した。最初は全然うまくいかなくてヤバいなと思っていた。でも予選の時にかみ合うようになってきて、全国に連れてきてもらって。試合をやるときにも村上さんから『怒るなよ』とか『あきらめるなよ』と励ましてもらった。自分はあまり励ます言葉をかけられないので、励ましてもらって試合に入れたと思う。(かみ合ったきっかけは)気が付いたらいつの間にかかみ合ってた感じに近い。やっていけばやっていくほど合宿などで自分たちの得点パターンとかを2人で話し合って、それがつながったと思う。今度は自分が村上さんみたいなポジションになって励ましていける先輩になっていきたい。(今日の連携は)すごく組みやすかった。今はもう次のステップに進もうとしていて組み換えがあるが、2年間組んできて話し合ってやってきたことがすごく楽しかった。(翌日へ)最上級生なので、卓球も行動も一番上に行けるように頑張りたい」


なお、明日(10月29日)は長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)にて大会2日目が9:00から行われる。
■会場へのアクセス
JR長野駅東口から車で約20分
国道18号線篠ノ井バイパス)大塚南交差点から東へ1.5km
•長野IC~ホワイトリングへ車で約15分
•駐車場500台(無料)

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