試合開始前に残留決定!全勝中の相手に善戦するも敗戦

[男子バスケットボール部]第92回関東大学バスケットボールリーグ戦
第92回関東大学バスケットボールリーグ戦が10月29日、日体大世田谷キャンパスで行われた。結果は以下の通り。


渡邉は高さのある相手に攻守で奮闘=日体大世田谷キャンパスで(田中碧撮影)


キャプテンが離脱した中でチームをまとめた前田(石曽根和花撮影)



●駒大59-81大東文化大○
(1P 18-23)
(2P 8-18)
(3P 18-17)
(4P 15-23)

【スターティングメンバー】
G 前田祥太(営3)
G 中津宏哉(歴2)
F 川嵜幸祐(営4)
F 渡邉健太(経3)
F 針生信洋(営2)

【スタッツリーダー】
得点 針生信洋 16
リバウンド 針生信洋 7
アシスト 渡邉健太 7

他大学の結果により2部残留が決定。迎えた試合は残留が決まった安心からか出鼻をくじかれたが徐々に立て直し、中盤は、ここまで全勝・2部優勝を決めている相手にディフェンスで奮闘し善戦。しかし、駒大も相手のディフェンスに苦戦し得点を重ねることができずじわじわと点差を広げられる。そのまま相手を追い上げることができず敗戦。試合には敗れたがキャプテンが負傷離脱するというハプニングまであってなか最後まで強豪に善戦した。

◆白井憲二監督
「(今日は)試合前に残留が決まり緊張感が解け、楽にできた一方でふわっと入ってしまったというのが第一印象。それでもキャプテンをはじめ、強豪に勝ちにいくというマインドで臨めた。内容としてはよかったと思う。(ディフェンスで奮闘していた印象だったが)最初のスクリーン(※1)に引っかからないように、そこから崩されないようにということだけ指示していた。相手のセンターにダブルチーム(※2)にいった後のローテーションなどは選手たちが自分で考えて動いていた。(リバウンドで苦戦したが)2mが2人いて、そのほかも体が大きく、じわじわとやられてしまった。キャプテンのけがで気持ちが沈んだ部分もあったが、全体を通して選手たちはよくやった。(明日の最終戦は)キャプテンが出れるかは厳しい状況だが、最後なのでしっかりと4年生を送り出せるようにしたい。同じ相手に連勝したのは法大だけなので、そこも狙っていきたい。4年生はこれまで縁の下の力持ちとして支えてきてくれた。明日はそれにどう応えるかだと思う」

◆渡邉健太
(試合前に2部残留が決定したが)うれしかった。順大に高校時代の先輩がいたので、そのことも重なってうれしかった。(今日は)途中で(川嵜)幸祐さんがけがをしてしまった。2、3年生だけでの試合となり、来年のチームを見据えて頑張ろうという気持ちがあった。その気持ちをチームみんなにも共有した。(背の高い相手にブロックを決めていたが)とくに意識していたことはない。先輩がいない分、頑張ろうという気持ちだった。(明日のリーグ最終戦に向けて)盛り上げていって、楽しくバスケして、全員で勝ちにいきたい」

◆前田祥太
「(今日は)チームとしては、2部残留が決定して気が緩んだ部分があり、入りが悪かった印象。(監督からは)全勝中の相手だが、しっかり戦って勝ちにいこうと言われた。チーム全体が勝つつもりで試合に臨んだ。(試合を振り返って)途中からキャプテンがいなくなって、コートの中は3年生以下だった。いないなりに頑張ることはできたが、来年のためにももっと声かけできたら良かった。(今日は特にディフェンスに力をいれていたが)相手のセンターが長身の外国人だったので、そこに入った時はダブルチームでトラップしようと話していて、何回かうまくいったが他の場面に個々でやられすぎたことが反省。(2部残留について)本当にほっとしている。インカレに出場できる可能性があることが2部と3部の大きな違い。来年も2部にいられるということはインカレに挑むチャンスがあるということなので、モチベーション高くやっていきたい。(明日のリーグ最終戦は)良い形で4年生を送り出すことと、自分たちの来年に繋げるために勝ちたい」

※1スクリーン:相手と過度の接触を起こすことなく、相手の希望する場所への動きを、遅らせたり、範囲を制限することで味方のフリーを誘発する
※2ダブルチーム:1人のプレーヤーに対して2人でディフェンスにつくこと

Copyright (C) 2003-2017 KOMADAI SPORTS NEWSPAPER, All Rights Reserved.

当サイト内の写真、記事等の著作権は駒大スポーツ編集部に帰属します。無断での転載・二次利用を固く禁じます。

KOMASPO is the member of the Kanto university sport newspaper league.