吉岡の一撃で5年ぶりに専大に勝利!

[サッカー部]第90回関東大学サッカーリーグ戦・第20節・対専修大
第90回関東大学サッカーリーグ戦・第20節・対専修大戦が10月30日、味の素スタジアム西競技場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


3試合ぶりの無失点試合に宮坂「気持ちよかった。絶対勝とうという気持ちが上回った」=味の素スタジアム西競技場で(柴崎拓見撮影)


終始体を張り続けた種岡。試合終了後にはピッチに倒れこむほどの”粘り”をみせた。


5年ぶりの専大勝利に喜びを分かち合うコーチ陣。今までの雪辱を晴らす印象的な試合となった



☆駒大1−0専大
(1−0)
(0−0)

【メンバー】
GK松村優太郎[1]
DF鈴木啓晃[4] 伊勢 渉[2] 宮坂 瑠[4] 熱川徳政[3]
MF種岡岐将[4] 大塲淳矢[2] 大村英哉[3](→86分菊池 翔[4]) 吉岡雅和[4] 中原 輝[2](→69分須藤晧生[2])
FW大谷真史[4](→82分小口大司[3])

【SUB】
GK輪島 稜[3]
MF小川礼太[1]
MF児玉卓也[4] 
MF安藤 翼[3]

 リーグ戦連勝、そして全日本インカレの出場権をかけた今節の相手は5年間勝ちのない専大。しかし、序盤からペースを握ったのは駒大だった。駒大が得意とするロングボールからの抜け出しで試合序盤の流れを掴む。そして前半23分、大村のパスが左サイドの中原へ渡ると、切り返してクロス。これを吉岡が頭で合わせ先制点を奪う。その後も駒大が攻め込むも、追加点を挙げることなく前半を折り合えす。後半は転じて専大にペースを握られる展開となるが、ディフェンス陣が体を張った守備で専大にゴールを割らせない。そして1−0のまま試合終了のホイッスル。これでリーグ2連勝、そして5年ぶりに専大に勝利を修め、駒大イレブンは喜びを爆発させた。

◆秋田浩一監督
「(今日は)頑張ったからこういった結果がでた。"ヘタでもチビでも遅くても"頑張れば勝てることを証明できた。これを続けられれば、もう少し上へ行けると思う。(3節ぶりの無失点)キーパー思っていた以上に安定していた。後ろで"ガシッ"としていてディフェンダーはありがたいんじゃないか。(リーグ戦10点目の吉岡)もう1点決まりそうな場面を取れれば褒めたが決めきれなかったのは惜しかった。 体は小さいがよく走るし、体が強いのでそこが彼の売りだと思う。それをずっと続けてほしい。(久しぶりの専修大勝利)前に勝った時はもう覚えてない。新しいチームなので、駒大の歴史を作って道が少しずつ開けてくるのを期待している。(次へ)やることは変わらないが、連勝することが自信に繋がってくるので、次も勝ちにいきたい」

◆種岡岐将(地4)
「(今日は)いい形で点が取れて、それから相手の時間が続いたが、みんなで団結して最後まで守りきれたいい試合だったと思う。(5年ぶりの勝利に向けて)相手のプレーに合わせた練習を今週の頭から取り組んできて、それが自分たちのプレーの改善につながった。それでも最後厳しい場面があったが、気持ちの部分で諦めない、粘るという自分たちの駒大らしいディフェンスができた部分が大きかった。(後半、攻め込まれる展開では)相手選手のマークなど、とにかく後ろの選手中心に指示を出してフリーの選手がなるべく出ないように、あとは個人の責任で粘って絶対に逃がさないということを意識してプレーした。(次節へ)今日の試合で残留は決まったが、リーグ戦の1試合に勝っただけで、まだ何も成し遂げていない。気を引き締めて次の試合も全力で勝ちに行きたい」

◆吉岡雅和(市4)
「(専大に5年ぶり勝利)ようやく勝てた。2年生の頃はこのチームに勝てるのかと思っていたが、この大事な試合で勝ててよかった。意味ある勝利だと感じている。(先制点について)大谷にヘディングのあとにしっかり拾ってサイドを使うという駒大がやりたいサッカーが出来た。中原(アシスト)も左利きだが、切り返しての右足のクロスはいいものを持っていて、素晴らしいクロスを上げてくれると信じていたので、しっかり自分は相手を振り切って中に入ることを意識した。(その後のチャンス)その後のチャンスを決めていればもっと楽な試合になったが、その場面を決めきれないのが今の自分たちの現実なので受け止めて、改善する必要があると思うし、1点しか取れなかった自分たちに対して、0点に抑えてくれたディフェンス陣に感謝しなくてはいけない。(前線の選手のプレッシング)自分たちの生命線であり、そこでプレスをやめてしまうとどんどん相手に繋がれて危ない展開になったと思うので、しっかり前からプレスを与えて、少しでもディフェンス陣を楽にして上げられる意識をしていたので、徹底できていたと思う。(次戦に向けて)3連勝が今シーズンまだないので、次戦をしっかり取れば、インカレが見えてくるので、勝ち点を取りに行けるようにしっかりこの1週間積み重ねたいと思う」

◆宮坂瑠(禅4)
「(今日は)前半いい形で点を取れたのと、最初から粘ることを意識してやれた結果0で押さえられたので気持ちが良かった。フォローしてくれた皆に感謝したい。相手が専大というのもあって、絶対勝とうとしていたのでその気持ちが上回ったと思う。(ディフェンスの攻撃参加)監督からはもっとラインをコンパクトにしろと言われているが、駒大のサッカーが攻撃的にできているのはラインがちゃんとまとまってきている証拠でもあると思う。(後半の入り方)立ち上がりの15分は大きいことを徹底してやれと言われていたので、集中してやれたと思う。(前線からの積極的なプレス)頑張ってくれたので、パスコースも大体わかるし、自分たちは相手の縦パスを集中して意識して押さえることができた。(次へ)自分たちの目標は日本一なので、インカレに出ないとそのチャンスもない。死に物狂いで次勝って、インカレに向けて頑張りたい」

◆伊勢渉(法2)
「(今日は)前節日体大戦の勢いのままにチーム全員でインカレを狙おうと決めていて、結果無失点で勝てたのは良かった。(調整は) ディフェンダーだと1年の星が、勝ってつないでくれた。星は警告で出れなかったので、その分も自分が勝ってインカレに近づけるように意識して調整してきた。監督が専大に向けた練習を設定してくれた。専大はゴール前のこぼれ球を詰めてくるサッカーをやるので、やられる場面もあったが、最後まで粘れたのは自信に繋がった。(5年ぶりの専大勝利)悪いイメージもあったと思うが、いい意味で来年に繋がるので、勝てて良かった。(次へ)インカレ目指すには勝つしかないので今まで通り団結して、徹底して試合に臨みたい」


なお、次節は11月6日、味の素スタジアム西競技場にて11:30から国士舘大と対戦する
【会場へのアクセス】
京王線飛田給」駅より、徒歩5分、または西武多摩川線「多摩」駅より、徒歩20分

◇関連情報

Copyright (C) 2003-2017 KOMADAI SPORTS NEWSPAPER, All Rights Reserved.

当サイト内の写真、記事等の著作権は駒大スポーツ編集部に帰属します。無断での転載・二次利用を固く禁じます。

KOMASPO is the member of the Kanto university sport newspaper league.