男子組手、流れ掴みきれず準々決勝で敗退

[空手道部]第60回全日本大学空手道選手権大会
第60回全日本大学空手道選手権大会が11月20日、日本武道館で行われた。男子は3回戦以降、2分6ポイント差、準々決勝からは3分8ポイント差のトーナメント方式。


防衛大戦で先鋒として点を決めた1年の廣瀬=日本武道館で(伊藤大志撮影)


この大会が4年間最後の大原は「実力を出し切れず悔しい」と語った

果は以下の通り。

【男子団体 組手の部】

3回戦
☆駒大8−2防衛大

先鋒〇廣瀬光
次鋒〇赤城魁
中堅〇久保木涼介

4回戦
☆駒大12−11大阪経済法科大
先鋒〇廣瀬
次鋒●大原新汰
中堅〇赤城
副将〇太田健士郎

準々決勝
駒大7−19京産大
先鋒●久保木
次鋒●廣瀬
中堅●赤城

昨日の2回戦を勝ち、今日は3回戦から出場し、4回戦で接戦となりながらも、準々決勝に進出する。準々決勝は点を取る取られる形であったが、中堅戦で負け、8ポイント差で京産大に敗れ、準決勝に進めなかった。

◆杉本俊輔監督
(今日は)全日本大会は厳しい戦いが続く中で、3、4回戦では勝負強く勝ち上がって、昼開けての準々決勝は山であると思った。男子は上段蹴りもらって一つの技で逆転されてしまったところで、しっかりと抑さえておけば、流れが違ったのにもう一つ流れが掴みきれなかった。そこが敗因。(女子については)守屋が同点、宮崎が負けて1年の杉本が大将で2本、技を取らなければいけないとなると本人にもプレッシャーだったかなと思った。そこは守屋が2、3点でも勝っていれば、勝てば良いわけなんですが、勝つにはポイント差という条件が付いてしまう。そこは他の大学は1ポイントの重さの違いだと感じる。それをどれだけ積み重ねてきた結果だと受け止めて次に生かす。(課題は)男子は攻撃と守りと対応で駒大の「出会い軸」というスタイルが見えそうで見えてなかった。(監督から見た4年生は)途中、少なくなったが、その分、4年生同士の中は良かったと思う。居心地の良い部活を作ってくれたと思う。(来年に向けて対策は)もう一回チームを作り直したいと思う。具体的には自分たちが駒大空手部というものに対してもっと誇りとか思いなど強く持てるチーム。そして駒大の色で勝ちたい」

◆杉原絹人主将(経4)
「(今大会を振り返って)毎回言われている課題とかが響いてきたなと思った。特に上に上がるほどレベルも上がるので、間合いの駆け引きなどが詰め切れなかったり、相手に押されてしまう面があった。そこが敗因。(4年間を振り返って)すごく短くてやり残していることもたくさんある。早かった。(印象に残っている大会は)5月の東日本の試合。新チームになってからの大きな試合ということで、臨む気持ちは大きかった。そのうえで駒大の久しぶりのベスト4という結果を残すことができたのが1番の思い出。(4年間で成長できた部分は)根気とか、気持ち的な部分が大学に入って成長できたと思う。(後輩に伝えたいことは)もちろん自分たちが出してきた結果は超えてほしいし、最後まで、駒大らしい強い気持ちをもってこれからやっていってほしい」

◆大原新汰
「(今日は)引退の大会というのもあって、感じたことのない緊張感やプレッシャーがあって実力を出し切れなかったのが後悔した。そこで出し切れない部分が練習の甘さだったのかと思う。(課題は)緊迫した状況でもしっかり平常心を保っていつも通りの力を出せる精神面が足りなかったのと、練習から自分を追い込んでいれば、自信を持って試合ができていたと思う。(4年間は)先輩方にも、同期にも後輩にも先生方全てに恵まれて今までやってこれたので、特に先輩方には引っ張ってもらったので、駒大に来て後悔はないですし、満足している。(後輩に向けて)後輩は十分全国で戦える力を持っていると思うので、自信を持って然りと堂々と戦ってくれたら、実績を出せるのではないかと思う」

◆美濃部秋五
「(この大会を振り返って)自分はあまり試合に出ないが、見ていてよかったと思う。かなり例年より仕上がっていたし、手練れも多かった。勝てるかなとも思ったので悔しい。結果は3人で終わってしまったけれど実力的には紙一重だったと思う。(4年間を振り返って)早かった。ついこの前2年生だったと思ったら、ここまで来ている。部活も勉強もやることが多かった。充実していたと思う。(4年間で1番成長できた部分は)1つをということはできない。この4年間でコミュニケーション能力や、精神的、肉体的な部分の引き出しも多くなった。それらを全部学べた。学んだことが多すぎて、何が1番といえないがこの4年間やってきてよかった。(後輩に伝えたいことは)目標を達成してほしいという面ではこの大会でこれ以上の結果を残してほしい。苦しいことのほうが多い。楽しくて和気あいあいとした感じではない。苦しいことや辛いことが多いが乗り越えてほしい。特に自分のようにメンバーに入りながらも試合に出れず見ているという人はでてくる。もどかしい、歯がゆい気持ちはあって、自分が出ていればと思う時もある。その気持ちを押し殺して、向上心を忘れず自分を伸ばしていってほしい」

Copyright (C) 2003-2017 KOMADAI SPORTS NEWSPAPER, All Rights Reserved.

当サイト内の写真、記事等の著作権は駒大スポーツ編集部に帰属します。無断での転載・二次利用を固く禁じます。

KOMASPO is the member of the Kanto university sport newspaper league.