二桁安打で9得点!小技も光り白星発進!

[硬式野球部]東都大学野球2部春季リーグ東農大1回戦
東都大学野球春季2部リーグ対東農大1回戦が4月10日に大田スタジアムで行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


7回無失点の好投を見せた東野=大田スタジアムで(寒川朋子撮影)


スクイズを決めた酒井良


岡田耕は4打席3安打3打点の活躍を見せた(中川達夫撮影)


駒 大 420 200 001=9
東農大 000 000 000=0


       打安点
(4)菅 野  410
(8)米 満  300
(9)酒井良  311
(7)岡 田  433
DH 巴 山  301
H   東  111
RD 島 田  000
(5)小 西  411
(3)吉 田  301
(2) 長   410
(6)青 木  320
      計32108



   回   打安責
 ○東 野 7  23 3 0
  上 野 1 3 0 0
  白 銀 1  3 1 0

 初回から猛攻撃だった。先頭打者の菅野赳門(商3)が右越二塁打を放ち、盗塁と四球などで1死一、三塁とすると相手投手の暴投で先制。その後も巴山颯太郎(法3)の犠打野戦や小西慶治(営1)の右前安打などで一挙4得点。2回以降も得点を重ね8得点をあげた。先発の東野龍二(商3)は緩急をつけた投球で相手打線を7回3安打無失点に抑え、7個の三振を奪った。8回からは上野翔太郎(経2)、白銀滉大(法3)の投手リレーで逃げ切り、開幕初戦を白星で飾った

◆大倉孝一監督
「(スクイズは)取れる時に取る。打つことは、タイムリーが出ることはあんまり期待してないので。(いい形を多く作ったが)メークチャンスを早めに得点にしていけばゲームのリズムが出る。スクイズもその1つの方法。(選手に試合前どんな声をかけたか)リーグ戦優勝するのは当然目標だが、それは結果。とにかく1試合ずつ盛り上がるというか勢いを出して、自分の持ってるものを全部出しきることを1個1個やっていくぞという話はした。(ベンチが盛り上がっていたが)こちらからのアプローチとして、何か1つ、形を用意しとけということを選手に伝えた。あの形を選手決めたのは選手。淡々といく力、底力はないので、あえて自ら勢いを作っていくのも1つの方法。(オープン戦では序盤に大きくリードしながら敗れた試合があった。今日はどういう声をかけたか)今日というよりも、その前段階のミーティングでいろんなパターンの状況があるぞと話をしている。今日もどうしなきゃいけないかというのは本人達がわかっている。(今シーズンの野球は)勝つとか優勝するのは目標ではあるんだけど、とにかくウチの野球を貫き通すということ。ウチの野球っていうのはもう1回チームの勢い、全員でやる、それと1つずつ塁を進める、ピッチャーは全員でつないでいく。それを最初から最後まで全部やりきると約束してるので、それを最後までできたらいいなと思う。(初勝利の味は)試合前はそんなことも少しは考えたが、試合が始まってしまうと今まで通りまた次が続いていくんだなぁと。感慨深いものはこれっぽっちも湧いてこない。次、次、次……という感じ」

◆米満一聖主将(市4)
「(今日は春リーグの初戦だった)今まで自分達がやってきたことを出すだけだった。結果は気にせずに全員で思い切ってやろうという感じだった。(試合を振り返って)チームとして初回にあれだけ(4点)もとれたということは良かったことだと思う。(機動力が目立った試合だったが)常に機動力というか、足を絡めた野球というのは今まで意識してきたので自分がチームを引っ張っていけたらいいなと思っていた。チームとしても個人としても足を活かした攻撃ができて良かった。(次戦に向けて)明日も一試合一試合全部出し切るという気持ちでやるしかない。勝った負けたは関係なく、全力を出し切るということを頭において戦っていきたい」

◆東野龍二
「(調子は)今日に合わせてよくやってきた。昨日までは緊張があったが今日はリラックスしてできた。去年までは完投数が少なく、当番翌日は体にだるさが残ったりしていたが、筋力トレーニングを中心にやってきたので連投、完投もできると思う。フォームも安定してきた。(試合について)初回から4点も取ってくれたのですごく楽な気持ちで臨めた。秋、神宮でやるためには今季がラストチャンス。今日はいい形で勝てたのでホッとしている。チームの雰囲気もいいので上がっていくと思う。(監督が代わってからの変化は)元から明るいチームだったがより明るく、元気に、うるさくなった。練習でもピリピリするところと笑うところがはっきり分かれているので、スイッチのオン・オフがしっかりできている。投手陣としても全員で最少失点に抑えてカバーしあおうと結束できた」

◆青木健太(経4)
「今まで3年間出てなかったが、4年目に出れて、まず打つことができてホッとしている。(大学初安打だが手応えは)いや、特に(苦笑)。いつも通り開かず逆方向に打つことができた。(緊張は)ちょっとあったが、ガチガチにならずにノビノビできた。(今日は公式戦なので応援があったが)声援が(打席に)入る前とか全部聞こえて、わくわくしながら打席に入った。(監督が守備が安定していることを評価していたが)堅実な守備を1回から9回まで続けていきたい。(オープン戦では序盤に大きくリードしながら敗れた試合があったが、今日は選手同士でどんな声かけをしたか)流れが後半に落ちてきた部分があったので、変わらずいこうという声かけをみんなでした。(次の試合への意気込みは)次も堅実な守備でリズムを作って、全員で勝ちにいきたい」

◆岡田耕太(市3)
「(今日は)勝ててほっとした。1打席目から打とうと思っていて結果は四球だったが、2打席目には安打を打てて、そこからは気持ちが楽になった。(今日は初戦ということで)緊張は少しあった。(初戦を取れたことは)メンタル的にも非常に大きい。(今日は4番での起用だったが)これからもリーグ戦を通して、4番を打っていきたい。(今季は)打点を稼いでいきたい。打率も大事だが、ランナーを返せるように頑張りたい。(明日は)勝って、勝ち点を取りたい。明日もチャンスでしっかりと打ちたい」

◆小西慶治
「今日を振り返って)大学生になって初めてのリーグ戦でわくわくしていた。先輩がやりやすい環境を作ってくれてくれたので、気持ちよく野球が出来た。(リーグ戦初出場初スタメンだったが)大学に入って入寮してから、練習を始めてから春季リーグ戦初戦のスタメンを取るんだという気持ちでやってきた。この初戦が来て待ってましたという感じだった。(思うようなバッティングはできたか)追い込まれてからの逆方向を自分のポイントにしてて、1打席目ではそれができた。だが他の打席が凡打になってしまったので、その後の打席を(これから)大事にしていきたい。(今後の課題は)自分が絞った打球を確実に芯で捉えることがポイントだと思う。(これからの戦いに向けて)チームが新しくなってから春は1部昇格というのをずっと目標に決めてきたので、目の前の一戦を勝って1部昇格できるように頑張りたい」

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次戦、対東農大第2回戦は4月11日(火)10時より大田スタジアムで行われる予定。

大田スタジアムへのアクセス
東京モノレール 「流通センター駅」、「大井競馬場駅」 下車 徒歩15分

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