敗北するも成長の一点

[アイススケート部]秩父宮杯第65回関東大学アイスホッケー選手権大会
秩父宮杯第65回関東大学アイスホッケー選手権大会順位決定戦対早大戦が4月15日、ダイドードリンコアイスアリーナで行われた。結果は以下の通り。


得点に沸く選手たち=ダイドードリンコアイアリーナで(田上 佳雅撮影)


今シーズン初得点の茂内(田上 佳雅撮影)


得点
駒 大1-12☆専 大

(0-5)
(0-4)
(1-3)

シュート数
駒 大 12-33 専 大

(3-11)
(2-11)
(7-11)

≪得点者≫【】はアシスト
第1ピリオド
5分[専]
5分[専]
5分[専]
9分[専]
19分[専]
第2ピリオド
25分[専]
25分[専]
33分[専]
39分[専]
第3ピリオド
42分[専]
44分[専]
52分[駒]茂内 【漆田】
55分[専]

白いユニフォームで挑んだ第2戦。今回の相手も大学入学以前からの経験者が多く第1ピリオドから5失点するなど厳しい戦いとなる。懸命に防戦を行うものの全てを防ぐことはできず失点を重ねる。また、何度も機会を見つけては攻撃に転じるも防がれて得点につなげることができない状態で第2ピリオドが終わる。このまま無得点での敗北となるかと思われた第3ピリオドの12分。反撃に転じていた駒大は果敢に攻め上がり激しい攻防の末漆田椋(政4)のアシストのもと茂内貴宏(心2)が今大会初得点。早大戦ではできなかった目標の得点もでき、失点も半分以下に抑えることができた。敗戦ではあるが駒大にとっては秋リーグにつながる試合となった。

◆漆田 椋主将
「(今日の試合は)やっぱり、初戦は24対0で負けて早大より(専大は)格下だったが負けるのはわかっていたが一点取れればと、全員で1点取れればという気持ちで挑んだ。(今回の一点は)チームにとって成長につながる1点だった。どれだけ失点してもこの入れた価値ある一点だった。(試合前の声だしは)声だけは実力差がないのでそこだけはみんなで意識してやるようにしていた。(特に意識していたのは)みんなで1点を取ろうとしていた。守って守って守って、ワンチャンスを生かせるように狙って頑張った。(前回の試合と比較して)前回は第2ピリオド第3ピリオドで12失点と崩れた。この試合は集中力を切らさないよう意識した。ピリオド間の休みでそのようなことを話して挑んだ。(前回との一週間の間に練習したのは)どうやって守るか小さく守る練習を中心的にした。(課題は)人数が少ないという問題もあるが途中途中疲れてしまい連続で失点した。(次戦は)守って守って守る試合になるが専修戦は1点だったので2点取って10点差以内にして秋につなげたい。(前回負傷した渡辺は)人数が足りなくて試合にならないので気合で出させている。(第3ピリオドは)一番良かった。人数が少ない中で対等に走ることができ、その中で1点を取れた。シュート数も7-11とあまり差がなかった。先週と比較してだいぶ良かった。(試合前は)(経験者の多い専大に)テクニックでは負けていて試合に負けることは覚悟していた。がむしゃらにやる気だけは負けないように挑んだ。(次戦の目標は)2点取って10点差以内にして秋につなげたい」

◆藤本 浩成(市4)
「(今日の試合は)端から見たらボロ負けだが、格上相手で1ピリオド5点以内に抑えようと話していたのでノルマは達成できた。そこはよかったと思う。(もったいない失点もあったが)2失点目、3失点目を連続で取られてしまったが、そこで集中力を切らさずに粘れた。早稲田戦の反省が生きたと思う。(攻撃で目立っていたが)シュートをたくさん打つように言われていた。相手の詰めが早いので、ブルーラインを越えたら打つと意識していた。(漆田)椋がたくさん守ってくれるのでそのぶん自分が攻めることを意識した。(次戦の目標は)もっと点差を縮めることと、今日1点取れたので2点取れるように。人数が少なくけが人もいる中で元気な自分がもっと頑張りたい」

◆新田 禅道(仏4)
「(今日の試合は)結果的に12-1になったが抑えられた点数もあるし、取れた場面もあったのでそういうところを修正できていればもっといい試合になったのではないかと思う。満足はしていない。次はもっといい試合ができるように頑張りたい。(今日のチームの目標は)基本的には早大戦と変わらない。守って守って一発カウンター。概ね狙い通りというか、早大戦よりは守れていたと思う。(1点取ったが)取ったのは茂内だが、全員の得点だと思う。次の試合はもっと点を取れるように頑張りたい。(今日はチームとしてアップの際声を出しているのが目立ったが)実力で劣っているのがわかっているので、元気やそれ以外のところは自分達が勝とうというキャプテンの方針。(次戦の目標は)今日以上に点差を縮めて、できれば一桁失点、得点も2点以上取れるように頑張りたい」

◆茂内 貴宏
「(今日は)先輩が作ってくれたチャンスをしっかり決めることができてよかった。(今日の目標は)前の試合で言われていた相手の持っているパックに最初につめて、敵のパスコースをふさぐこと。それは自分の中ではけっこうできたと思う。(今日はウイングは合計3人しかいなかったが)交代できないので辛い部分もあるが、できる限り走れたのでよかった。DFが万全ではない状態で、今日自分は守備面であまり上手くできなかった。次はDFのフォローもできるようにしたい。(もったいない失点もあったが)自分のサイドから行かれることが多かった。今日は自分のミスが多く失点につながってしまったと思う。(次戦の目標は)今日は12点取られてしまったが、次は10点以内に抑えたいと思う」

次戦は4月22日(土)12:00~対神大戦がダイドードリンコアイスアリーナで行われる。
なお、この試合に勝利した場合は4月29日(土)14:30~ダイドードリンコアイアリーナで昭和大と対戦する。敗北した場合は大東文化大が棄権した影響で次戦が春シーズン最後の試合となる。

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