スタメンのファウルトラブル響く。針生が攻守に活躍も敗れる

[男子バスケットボール部]第66回関東大学バスケットボール選手権大会
第66回関東大学バスケットボール選手権大会が5月3日、駒沢大学二子玉川キャンパス体育館で行われた。結果は以下の通り。


インサイドで攻守に奮闘した針生=駒大二子玉川キャンパスで(高橋美里撮影)


澁田は1年生らしからぬ落ち着いたプレーをした(伊藤大志撮影)


久保翔らベンチメンバーが多く出場した


●駒大 60―80 国士大○
(1P 14―16)
(2P 15―18)
(3P 16―19)
(4P 15―27)

【スターティングメンバー】
G 前田祥太(営4)
G 大髙祐哉(営2)
F 石井峻平(G4)
F 渡邉健太(経4)
F 針生信洋(営3)

【スタッツリーダー】
得点 針生信洋 23
リバウンド 針生信洋 15
アシスト 前田祥太 3

同じ2部リーグに所属する国士大との一戦。駒大はいいスタートをきったが同時に激しいディフェンスでスタメンにファウルがかさんでしまう。第2ピリオドはスタメンがほとんど出場時間を得られない中で、ベンチメンバーが粘り強くプレー。ルーキー・澁田怜音のスリーポイントなどで一桁得点差にとどまった。後半に入っても、スタメンのファウルや、ゴール下のシュートのミスなどが重なり、徐々に点差がつけられる。逆転に向け、終盤はギャンブル的なプレーに出るも実らず敗戦した。

◆白井憲二監督
「(試合を振り返って)出だしは非常によかったと思う。昨日を引きずらずにしっかり戦おうという意識が持てていた。ただ、第1ピリオドから多くの選手が今日もファウルトラブルになってしまった。選手層も厚くなってきたのでファウルトラブルを恐れないでプレーはできているのだが、やはり柱の前田がファウルトラブルでベンチに下がらなくてはならないのは厳しい。第2ピリオドはいい流れで終われたが、第3ピリオドが始まって、打ち急いでしまった。あとは、ゴール下のシュートをうちが何本か決められず、相手が決めたということが徐々にボディーブローのように効いてきた。最後はギャンブルをして20点差になってしまったということ。(ベンチのムードがよく感じたが)ウォーミングアップのときに元気が全くなく、戦う前の顔じゃなかった。元気を出しなさいということを伝えたことでいいムードになれた。(明日も試合があるが)せっかく代々木でできる。法大はセンターのプレイヤーが大きくて、6番の中村君の外のシュート力もある。的は絞りにくいがディフェンスリバウンドをしっかりとって、1対1では負けないように。そして結果勝てるようにやっていきたい」

◆前田祥太
「(今日の試合を振り返って)今日もファウルがかさんでしまった。控えメンバーがよくつないでくれた。後半になると、またファウルがたまりうまく回らなくなっていってしまった。(よかった点は)控えがつないでくれたこと。あと、リバウンドは頑張っていた。インサイドプレイヤーはよく頑張ってくれたと思う。(今大会通してファウルが多いが)1個目のファウルをしたときに次に簡単にしないように意識することが大切だと思う。(法大戦に向けて)去年のリーグでは2勝しているが去年とは全く違ういいチームだと思う。しっかりと戦って勝ちたい」

◆針生信洋
「(今日の調子は)3戦してきた中では今回が1番良かった。しかし合格点というわけではない。(チームとして)負けてしまった以上、良い出来ではなかった。駒大は前田さんと石井さんと自分が点をとっていくチームだが、その3人のファウルが重なってしまったので思うようなバスケができなかった。その3人がコートにいないと崩れてしまうので、明日の試合はファウルをしないことを徹底していきたい。(いつもより特に積極的に攻めていたが)国士大は駒大と同じようにセンターが攻めてくるチームなので、先にファウルをとった者勝ちだと思った。だから一発目積極的に攻めたら、ファウルをもらえたので良かった。(メンバーに声掛けをしていたが)昨日まで落ち込んでいたが、去年のキャプテンの川嵜幸祐さんから電話を頂いて、『上級生になってお前がどんよりしてるとチームにまで伝染する、お前だけでも最後まで諦めるな。最後まで笑顔で伸び伸びプレーで頑張れ』と声を掛けていただいた。なのでそこを心掛けた。(明日の試合に向けて)連戦なので、負けている時は前日の雰囲気を断ち切ることが大切だと思う。明日は気持ちの面から変えて頑張りたい」

◆澁田怜音
「(今日の調子は)昨日まで短いプレータイムの中で全然自分のプレーが出来なかったが、今日は自分がミスなくゲームを作れたので良かった。(チームとして)最終的には差が開いてしまったが、途中まで競っていた試合だったので、そういう競り合いを勝ち抜くチームにならないといけないと思う。明日からまた頑張りたい。(第2ピリオドの3Pシュートは)センターの方がリバウンドをとってくれると信じていて、リラックスした状態で安心して打つことが出来たので入ったと思う。(改善点は)今日は流れが悪い時に点数を離されてしまったので、今後どう改善していくかをチームで話し合わないといけない。ポイントガードとしてしっかり指示していけるようになりたい。(先輩たちとプレーして)とても勉強になる。1年生だが謙虚になりつつ、先輩を抜いて試合に出れるように頑張っていきたい。」

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