日大との接戦落とし、運命の最終戦へ

[卓球部]平成29年度春季関東学生卓球リーグ戦
春季関東学生リーグ1部・対中大戦と対日大戦が5月20日、所沢市民体育館で行われた。結果は以下の通り。


松田・水谷ペアは、2試合とも振るわず=所沢市民体育館で(松本果乃子撮影)


中大戦でストレート勝ちを収めた佐藤(玉ノ井宗介撮影)


日大戦で、悔しいストレート負けを喫した玉置(田上佳雅撮影)


リーグ戦初勝利を飾った三上(松本果乃子撮影)


 駒大1ー4中大☆
●玉置怜央(営2)2ー3伊丹〇
●松田尚樹(営4)0-3定松〇
佐藤卓央(経3)3ー0高橋徹
●松田・水谷良紀(営3)0ー3定松・宮本○
●上野亨樹(現2)2-3一ノ瀬〇

 2敗を喫し迎えた3試合目の佐藤は、ストレート勝ちで相手を圧倒し、迎えたダブルスだったが、昨年の関東学生選手権では優勝した強豪ペアに完敗すると、5試合目の上野は、フルセットまで粘ったが及ばず敗北。2部降格阻止のためには正念場の試合だったが、昨日明大に勝つなど、勢いのある中大に勝利とはならなかった。


駒大3ー4日大☆
○三上泰輝(仏4)3ー1藤田●
●佐藤1-3周〇
●水谷0ー3南谷〇
●松田・水谷1ー3大塚・南谷○
○松田3-0相馬●
○二木啓太(経2)3-1大塚●
●玉置0-3福田○

 1試合目の三上がはつらつとしたプレーで、リーグ戦では自身初となる、勝利を収めるが、2試合目から4試合目のダブルスまで、相手を捉えることができずに3連敗と追い詰められる。松田、二木が意地を見せ接戦に持ち込むが、最後は力尽きた。明日、2部入れ替え戦をかけ、運命の法大戦に臨む。


◆長崎隆志監督
「今日の結果に)悲観はしていない。日大とはいつも、総力戦になるからね。今日はうちが力負けした。ダブルスが勝負だったが。今日は一つひとつの試合を見ると、いい試合は多かった。三上や佐藤とか。調子がどんどん昇っていってる。明日は勝てば入れ替え戦になるし、負ければ(2部)降格が決まる。明日も総力戦になる。とにかく、一本ずつチームは集中してやっていくしかないと思う。しびれる神経戦になると思う。今日みたいに1番が勝って、良い雰囲気が繋げていけるようにしたい」

◆松田尚樹主将
「(今日は)厳しい戦いが続いていたが、自分と水谷が中心となって相手にぶつかっていく姿勢が出ていく“駒沢らしさ”が見えて、最後に明るい兆しが見えた。(自分のプレーは)現実的に自分が負けたら終わりという自覚があったので、むしろ吹っ切れた。サーブ3球目、レシーブ4球目を大事にしてプレーした。自分の思い通りにボールが台に入れば勝負できるので、今日はその点で良かった。(チームの戦う姿勢は)2部から昇格したときに、後半戦を見据えてやってきたと思う。今日負けはしたが、リーグ実戦で初勝利した人が3人も出たので、前向きに明日に繋がる試合だったと思う。(初勝利した選手について)自分が卒業してからも試合に出続けると思うので、自覚をもってプレーしてほしいし、将来が本当に楽しみ。(次へ)ダブルスで勝ち切れていない。自分はダブルスが得意ではないが、サーブ、レシーブ両方しっかりパフォーマンス出せるように、練習していきたい。チームとしても勝っても負けても明日が最後なので、駒沢らしさを自分含めてしっかり出して、明日勝って笑って終われるように頑張りたい」

◆三上泰輝
「(今日の試合を振り返ると)チームの流れ自体は悪くないし、残留のチャンスはあると思う。チーム一丸となれた。(前回から意識したことは)競り合いになるとプレーが消極的になったりする。ラリーよりも出だしのサーブを重視した。(応援では)後輩の緊張を和らげたいという思いがあり人一倍声だしをした。(降格になる可能性があるが)チャレンジ精神をもって、格上のチームに挑んでいきたい」

◆玉置怜央
「(長丁場にわたる戦いだったが)リーグ戦はすぐに挽回をされるし、挽回もできるし、普段の大会とは違う。(1試合目では周囲の応援に応じる場面があったが)応援のおかげでリラックスできた。(昨日は『全開でいく』と言っていたが)自分としては全力だったが、出だしが悪くて、昨日と同じく、2セット先取される場面が多かった。出だしでリードしないと相手にも余裕ができてしまうので、先に1セットとる気持ちで臨むべきだと感じた。(試合後に監督と話していたが)『自信を持て』との話だった。(2試合目は負けた時点で敗退が決まってしまう試合だったが)チームには『負けてもともと』だとか、『7番手だからそこまで気にすることはないよ』と言われてはいた。自分の中で準備はしていたものの、思い切りが欠けていた。(”思い切り”とは)レシーブをボロボロとミスをしたり、1試合目よりサーブからの3球目が浮いたボールになるミスだとか、相手の簡単なブロックに引っかかったり、慌ててしまった部分があったところ。(その一方でラリーが続く場面が増えたが)リーグ戦にも慣れてきて、ラリーもできるようになってきた。それでも、ラリー勝負になると分が悪いので、他のところで点数を稼げるようにいけたらなと思う。(明日はリーグ最終戦だが)今日みたいな迷いを一切無くす。そして、自分はまだ1勝もしていない上に、相手は格上なので、『当たって砕けろ』という気持ちで臨みたい」


リーグ戦初勝利を飾った三上(松本果乃子撮影)

Copyright (C) 2003-2017 KOMADAI SPORTS NEWSPAPER, All Rights Reserved.

当サイト内の写真、記事等の著作権は駒大スポーツ編集部に帰属します。無断での転載・二次利用を固く禁じます。

KOMASPO is the member of the Kanto university sport newspaper league.