追い上げ間に合わず…入替戦勝負の行方は第3戦へ

[準硬式野球部]東都大学準硬式野球春季リーグ2部3部入れ替え戦対筑波大2回戦
東都大学準硬式野球春季リーグ2部3部入れ替え戦対筑波大2回戦が6月4日、上柚木公園野球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


先発の小林正人は悔しい結果に=上柚木公園野球場で(寒川朋子撮影)


試合後スタンドに挨拶をする選手たち


駒 大 000 000 003=3
筑波大 000 500 00x=5


      打安点
(4)山 名 532
(9)長谷川 500
(8)山 下 400
(2)田 中 410
(D)中川賢 300
PH 西 原 000
(7)川 原 300
7 谷 口 000
(3)岩 崎 300
(5)加 園 310
(6)浅 井 200
PH伊 藤 111
    計 3363

     回    打安責
小林正人 6    2655
渡邉直輝 2  620
         計3275

 先発の小林正人(法3)は4回に先制を許す。その後内野安打や味方の失策が重なり1死満塁となると、右越満塁本塁打を放たれこの回5失点。打線は5回まで0安打と苦しむが、9回に田中辰郎(商3)の内野安打を皮切りに2死満塁とすると、伊藤吉之介(営3)の内野安打で1点、山名開登(仏2)の中前安打で2点の計3点を奪う。しかし反撃は続かず敗戦。入替戦は第3戦にもつれ込んだ。

◆家永富士夫コーチ
「(今日を振り返って)今までやってきたことがとりあえず出来てきている。どんな場面でも最後の最後まで粘ってやっていけるということに対しては非常に良かったなと。ただもう少し早く攻撃を始めれば追いついて追い越せたというところだと思う。リーグ戦のときから(一方的な試合もあったけれど)引き戻した試合も幾つかある。本人たちが一番わかっている。次は何とかやってくれるでしょう。(3戦目はどんな戦い方をしていきたいか)本当に今シーズン最後の試合になる。勝っても負けても最後なので、悔いを残さない試合をまずやってもらいたいということと、今まで第一線で活躍していたメンバーをフルに使って、必ずや2部に上がっていきたい。(次戦に向けての意気込み)とにかく勝つ。もう彼らに散々言ってあるので。リーグ戦も10戦全勝で勝ちたかったけれども1敗しているし、ここも2連勝で勝ちたかったけれど1つ負けている。だけれど最後はちゃんと帳尻合わせて結果出してくれている。絶対勝ってくれると思うので信じています」

◆中川賢人学生監督(現3)
「(今日を振り返って)攻撃でも守備でもあんまりよい面が出ていなくて、特に攻撃面で最後まで修正できなかったというのが敗因かなと思う。(4回に満塁HRが出た後チームの雰囲気は)個人的には満塁HR打たれたことで逆にチームが切り替えてくれるかなというのはあった。ちょっと策が単調な攻撃が続いていたのでなかなか流れが来なくて。打たれたことに関してはそこまで引きずってはいなかった。(9回の得点時などはチームにどんな声をかけたか)あきらめたら終わりだと、あきらめなければチャンスは来るというのを話していて、そこをみんな信じて攻撃していた。(3戦目はどんな戦いをしていきたいか)最後(攻撃で)いいところ出た。今まで2部に上がることだけを考えてやってきているので、とにかく結果にこだわってやっていきたいと思う。(次戦に向けて一言)絶対勝ちます。

◆山下翔主将(経3)
「(今日は)雰囲気は良かったが、運に見放されたのとチームの不安要素が全部出てしまった。(2回満塁時は)自分たちの力で出塁したわけではなかったし、チームとして1本が出ていなかったので最後のチャンスと思っていこうと声をかけた。(次戦に向けて)悪いところが全部出た中で接戦が出来たのでそこをポジティブにとらえ、自分たちが出来ることをしっかりとすれば勝てる相手だと改めて実感したので、練習をしてやるべきことをやっていきたい」

小林正人(法3)
「(調子は)悪くはなかったが点を取られてしまった回だけボールが甘く入ってしまったことが失点につながった。(4回満塁のピンチでは)最少失点で抑えようと思っていたが最悪な形で本塁打を打たれてしまった。(次の回からは)走者をためないことを意識した。(次戦に向けて)勝つことだけを意識して全力を出す」

◆渡邉直輝(市3)
「(今日を振り返って)序盤は良かったが中盤でチームの崩れがあって、でもチームの流れ的には悪くない試合だったなと思う。最後の最後で追い上げたのはちょっと遅かった。(2番手としてどんな気持ちで投げたか)やっぱり流れを変えたいなという感じで、自分で投げるペースをいつもより早くして、自分の方にペースを持っていけるように(投げた)。あとはもう(相手の)チームのイメージが全然つかなかったので、ちゃんと作っていかなきゃいけないなというのもあった。(最後追い上げのときのチームの雰囲気は)最後の雰囲気はすごい良かったんですけど、これが序盤の方から半ばにかけてやっていけたらいいと思う。(自身の投球について)前の試合で投げているので、バッターもどの子が打てないとかそういうのをキャッチャーといろいろ相談しながらやっていた。自分の中ではけっこう余裕を持ってできた。(次戦に向けて一言)次は先発になると思うのでちゃんと準備していければいいなと思う」

◆山名開登(仏2)
「(今日を振り返って)自分が先頭バッターで、初回打てていれば流れが作れていたかなと思う。やっぱり悔しい。(自身2点安打を放った9回の攻撃について)自分はすごいポジティブで、打席入ったときに打つなと思った。(9回のチームの雰囲気は)チームが乗っていた。最終回は盛り上がっていて、それに乗っただけという感じ。(4回5失点の後は)チームとしては悪い雰囲気ではなく、取り返すぞという気持ちで全然前向きでみんな挑めていたと思う。(今日の収穫は)負けて次がないということで、今日負けて良かったと思う。次にみんな気合入って次のためにみんな勝とうという気持ちが出てくる。自分個人としては自信もついたし、チームとしても最終回0点で終わらないで3点取れたのが次の試合につながるかなと思う。(次戦に向けて一言)チーム一丸となって全員で何が何でも勝って2部に上がれたらと思う」

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