強豪相手に1点届かず。悔しすぎる敗戦

[男子バスケットボール部]第57回関東大学バスケットボール新人戦
第57回関東大学バスケットボール新人戦が6月8日、大田区総合体育館で行われた。結果は以下の通り。


澁田は試合を通して得点を重ねた=大田区総合体育館で(伊藤大志撮影)


金久保はダブルダブルの活躍


石垣は途中出場ながら随所で好プレーをみせた


櫻井はオフェンスの起爆剤としてチームに貢献


司令塔としてチームをまとめた大髙


●駒大85-86白鷗大○
(1P 20-19)
(2P 12-17)
(3P 16-28)
(4P 37-22)

【スターティングメンバー】
G 大髙祐哉(営2)
G 澁田怜音(経1)
F 黒田将弘(文2)
F 金久保翔(経2)
F 前原碧生(文1)

【スタッツリーダー】
得点 澁田怜音 29
リバウンド 金久保翔 10     
アシスト 大髙祐哉 4

強豪、白鴎大との一戦は接戦となった。粘り強いディフェンスから、リズムを作る。しかし、第2ピリオドの後半、駒大の得点が止まり前半4点ビハインドで折り返す。後半に入ると、相手にディフェンスを突破され、みるみるうちに点差を開かれる。第3ピリオド終了時で16点差。敗戦濃厚の点差から、怒涛の反撃がはじまる。澁田の3ポイントや石垣裕貴の3点プレーなどで一気に5点差まで縮める。そこからは一進一退の攻防が繰り広げ、残り2分弱。5点差の場面でこの試合再三の好プレーを見せてきた澁田の3点プレーなどで1点差。しかし、その後相手にフリースローを沈められ、万事休す。最後に澁田がブザービーターのハーフコートショットを沈めたがここまで。惜しくも一点差で敗戦した。

白井憲二監督
「(今日は)正直、悔しい。1、2年生はここにかけてきた。(最終ピリオドは点差がある中から怒涛の追い上げだったが)渋田が崩せていた。渋田の方に合わせなさいと。あとは、1ピリ2ピリで点数があまり取れなかった。キャプテンの調子が悪かったので、30番の櫻井をオフェンスの起爆剤として入れた。キャプテンの黒田にとっては不本意かもしれなかったが、リーグでやってくれると思う。(試合の内容は)最初の2、3分は大事にしようと言っていた。2ピリと3ピリでオールコートで当たって流れを変えようと思ったが、逆に相手のガード陣に突破されてうちのディフェンスが崩れてしまった。そこは戦術的にも早く修正しなくてはいけなかったところ。(3ピリオドで点差をつけられたが)そこはまず気持ちがきれないようにと。10点差くらいまでなら大丈夫だということを伝えていた。あとはとにかく思い切りゴールに向かおうということを言っていた。金久保がしっかりと点を取れるので、金久保を起点にして守備から崩して外はしっかりボールを呼び込んでということを繰り返していた。(今日の収穫は)ゴールにアタックするというところと、細かいところをきちんとやっていけば十分戦えるというところがわかった。今日は本当に悔しいが、みんなでリーグに向かってこれから頑張っていければと思う。(リーグに向けて)激しくディフェンスをして、全員で走れるチームになっていきたいと思う。1、2年生は1部にあがると宣言して入ってきた子たち。今日は勝てる試合を逃したなという気持ち。本当に残念で悔しい」

久保翔
「(試合を振り返って)一言で言うと勝たなくてはいけなかった試合だなと。駒大はこういう格上のチームとやっていいところまでいってもいつも勝てない。それをどうにか打開しないとインカレとかにもいけない。こういうシーソーゲームをものにできるように詰めていけば上のチームとも戦えるし、リーグ戦も上の方にいけると思う。もうちょっと気持ちの面で成長していきたい。(試合内容は)ディフェンスも頑張れていたし、点数も80点以上取れたことはよかった。相手の外国人選手は前半は抑えられていたが、後半になるとやられ出してしまったので、1試合を通して徹底してやっていければいいと思う。(自身の得点については)自分は40分間コートに立ってなくてはいけないと思っていた。点数というよりはチームが勝てばいいと思ってプレーしている。得点とかスタッツ面はあくまで結果。試合に勝たなければ何十点取っても負けは負けになってしまう。(普段はベンチスタートの中、新人戦ではスターターで違いは)上級生がいるときは引っ張ってくれる先輩がいるので安心してプレーが出来る。今回は最上級生として出ているので、チームを引っ張っていくという気持ちだった。声だけは切らさないで、やろうと思っていた。(最終ピリオドの追い上げは)一桁得点差まで詰まって以降も全員が気持ちを前面に出してプレーすることができていた。いつも大幅に点数が開いていて一回少し追いつくと安心してしまうところがあったが、今日はそういうところがなくもう一本もう一本という気持ちが出ていた。(リーグ戦に向けて)1、2年生は比較的に仲も良くて言い合える関係。そういうところをもっと3、4年生がいるときも言うことは言うということをやっていければと思う。あと、リーグはインカレに出なくてはいけない。2部残留で満足してはいけなくて、インカレ出場を確実に手にできるようにしたい」


澁田怜音
「(試合を振り返って)チームとしてはスタートダッシュには成功して、いい感じで入れた。2ピリオドの途中で得点が止まって、そこの時間でもっと流れを変えるプレーをポイントガードとしてできたらよかったなと思う。(3ピリで点差をつけられた場面は)ディフェンスを頑張って得点につなげるのがチームのスタイル。だけど、相手に簡単にポンポンとシュートを決められてしまった。守るべきところを守れていなかった。チームの悪い特徴だが、ディフェンスも悪いとオフェンスも悪くなり、悪循環になる。そういうところは誰かが断ち切らないといけないと思うが、手っ取り早いのはポイントガードでゲームをまとめられると思うので、そういう部分ではまだまだだなと思った。(4ピリの追い上げで点数を重ねたが、自分で点を取る意識は)点を取るというよりはチームで中にドライブする選手があまりいなくて、シュートがうまいとかカットインで得点する選手が多かった。ドライブする選手は自分くらいだったので、積極的に自分がドライブにいけば何かしらチームにプラスになるかなと思い狙っていった。それが結果としてシュートにつながったと思う。(シュートの調子は)ハーフから打ったやつとかコーナーで打ったやつも実際は自分のシュートではなくてたまたま。ラッキーだった部分もこの試合は多くて、でも、運にかけてたら勝てない。もっと練習して、あのような場面でいつもの自分のシュートを打って決めるくらいじゃないとチームを勝たせられない。(追い上げてる場面の雰囲気は)そこもディフェンスからだった。ディフェンスを頑張れればいい状態にチームもなるので、ディフェンスの大切さを改めて再確認した。フリースローも全部決めていれば勝っていた。相手にマークされて打つわけじゃないので、そこはチームで80〜90%くらいは決めていかないと、こういう僅差のゲームに勝てないのかなと思った。(リーグ戦に向けて)初めて大会で長い時間試合に出た。経験できたことはよかったと思う。チームが悪い雰囲気の時に自分が変えるようなプレーができたらと思う。下の選手が上達することは、チームの底上げになる。自分がチームを下から盛り上げていけるように頑張っていきたい」


櫻井はオフェンスの起爆剤としてチームに貢献

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