インカレ初日 岩田・日暮ペア善戦、惜しくも敗退

[硬式テニス部]平成29年度全日本学生テニス選手権大会
平成29年度全日本学生テニス選手権大会(本戦)が8月7日、岐阜県メモリアルセンターにて行われた。8月3日~6日にかけて予選が行われ、本戦の大会初日となる本日は女子ダブルス1回戦が行われた。


ポイントを決め、ガッツポーズする岩田=岐阜メモリアルセンターで(岡田あおい撮影)


日暮は1年生ながら見事インカレ本戦出場


岩田はすでにリーグ戦を見据えていた


果敢に攻め、ポイントをもぎ取る日暮

果は以下の通り。

【予選】
〈男子シングルス〉
●津島巧 (3‐6、2‐6)  町田亮(早大)
●平林輝 (6‐7(5)、1‐6) 鈴木悠輝(明大)

〈女子シングルス〉
●羽澤美宥 (5‐7、6‐4、6‐4) 阿部有紗(山学大)
〇岩田愛永 62 64 竹浪史華 (関西学院大) 2R進出
●岩田愛永 57 16 前田夢佳 (日大) 

●福永雛乃 (7(4)6、67(1)、1‐6 ) 熊谷ひかる(明大)
●青木美映里(16 36 ) 林夏鈴 (専修大)

〇梶谷亜未 (3-6、6-4、76(1) ) 福井景子(山学大)
●梶谷亜未 (67(1)、6-4、2-6) 木村優子(早大)

【本戦】
<女子ダブルス>
●岩田愛永・日暮春香 (7(6)5、5-7、5-10) 丹野里佳子・下賓由衣( 神戸親和女子大)




岩田・日暮ペアの試合は最終第3セットまでもつれ込む大接戦となった。相手はサーブも速く力強いスマッシュも放つパワー系のペア。第1セットは相手に押される展開から始まった。相手の強烈なサーブを返せず、ネット際でも相手に押される形になり第5ゲーム終了時点で1−4と出遅れる。だがそこからはサービスエースやボレーが決まるようになり、3ゲームを連取、同点にまで追いついた。その後は逆転されながらも必死に食らいつき、粘り強いテニスでタイブレイクまで持ち込んだ末第1セットを奪った。
続く第2セットでは一時、5−3となり、あと1ゲームで勝利の場面も見られたが、残り1ゲームを勝ち切れず相手にゲームを連取され、結果5−7で第2セットを落とす。
第2セットでゲームを連取した相手は勢いそのまま第3セットも調子を崩さず、駒澤を追い詰める。一方の駒澤は調子を戻せず、ミスや甘い球が目立ち第3セットも相手に取られ、敗戦となった。



◆江口淳一総監督
「(今日の試合は)互角だったが、惜しい試合になってしまった。第2セットで自分たちのサービスゲームでキープすれば勝ち、というところを取り切れず、相手に流れが行ってしまった。相手が強さを見せた時に焦ってしまい取り切れなかったのがもったいなかったなという印象。ペア自体は力を出し切っていたと思う。こういった大きな舞台で試合をすることに慣れて、強い気持ちを出せないと、勝つことは難しい。(収穫は)日暮は1年生で夏関の本戦にも上がっている。初年度からからインカレ本戦に出場し、キャプテンと組んでもしっかりできる。リーグに向けて良いペアができたなと感じる。(今後の試合に向けて)このインカレ予選にたくさん出場していたが、このペアしか本戦に上がることができなかった。就活などもあり、こちらの考えるリズムで練習ができず、4年生が上がれなかったのは反省点。その分下級生がしっかりできるようになっている。夏関の本戦、リーグ戦に向けて反省をバネにやっていきたい」

◆岩田愛永
「(4年生として最後のインカレとなるがどのような思いで臨んだか)自分が最後だということよりも、ペアで1年生の春香(日暮)を本戦に連れていきたい気持ちが強かった。昨日のドローが出た時点で厳しいドローではなかった。調子も良かったのでベスト8を狙っていく気持ちで臨んだ。(試合を振り返って)初めての相手。男性らしさのあるプレーをしてくる相手だった。対応力が欠けていたと思う。競っていたと言えども、ずっと攻められていて、何とか競っているという状態が続いてしまった。自分たちから攻めるプレーができず、悔しい。(今日の試合から得られたものは)たくさんある。今までやってきたことがだいぶできるようになっている。女子のダブルスの相手には、勝てる自信がある。今日の男性らしさのあるプレーをするプレイヤーと試合ができたことは勉強になった。相手の方が攻めるのが速く前に出てプレーしていた。自分は身長があるので、後ろにいるよりもボレーに出たほうが良い。相手のプレーを見習って今後やっていきたい。(今後に向けて)インカレは終わってしまったが自分が一番に見ているのはリーグ戦。リーグで全勝を目指したい。絶対にチームに貢献できるように引退まで頑張りたい」

◆日暮春香
「(今日は)初めてのインカレ本戦で嬉しい反面勝ちたいという気持ちが強過ぎて大事な場面で大事なところで決められないことが多かった。(対戦相手は)サーブが追わなくて大変だったが、気持ちでは負けないようにしようと思った。(4年生と組んで)入ってすぐは迷惑かけて負けたらどうしよう、と考えていたが、インカレを決めたあたりから信頼関係ができて、負けたらどうしようと考えたりすることもなくなり、不安な要素はなくなっていった。思いっきりやれるようになったと思う。(今後の課題は)一番大事なリーグに向けてすぐには難しいがパワーをつけて、大事なところでストロークもボレーもちゃんと出れるようなメンタルの強さも身につけていきたい。」


果敢に攻め、ポイントをもぎ取る日暮

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