期待のダブルス初戦敗退…流れつかみ切れず

[硬式テニス部]平成29年度全日本学生テニス選手権大会
平成29年度全日本学生テニス選手権大会(本戦)大会4日目が 8月10日、岐阜県メモリアルセンターにて行われた。駒大からは2人が男子ダブルス2回戦に出場した。


第8シードとしてインカレに挑んだ日野・田村組=岐阜メモリアルセンターで(伊藤大志撮影)


サービスエースでポイントを重ねた田村(田中碧撮影)


試合後、不完全燃焼と語った日野

果は以下の通り。

〈男子ダブルス〉
●日野勇人・田村迅 (1‐6、4‐6)  河野優平・坂井勇仁(早大)


第8シードとして初戦を迎えた日野・田村組の相手は強豪早大のペア。試合は第1セットの立ち上がりから相手の球に合わせることができず、苦しい展開となる。ネットプレーでもミスが目立ち、5ゲーム連取を許す。日野のサービスゲームでキープに成功し1ゲーム奪ったものの勢いは続かず第1セットを落とした。第2セット途中で日没により試合中断。インドアコートへの移動を契機に反撃に出る。サービスエースやボレーでポイントを重ね、ゲームカウント3‐3で相手と並ぶ。しかし、次のゲームでブレイクを許すと、再度相手が勢いに乗る。最終的に第2セットでは4ゲーム獲得したものの、流れをつかみ切れずストレート負け。初戦の2回戦で敗退となった。


◆江口淳一総監督
(試合について) 第1セットは球に合わせることができずにどんどん進んでしまった。相手の好きなようにやられてしまい、苦しかった。インドアに移動してからペースが変わり、こちらのペースになりかけたが、3‐3で簡単にブレイクされてしまい、流れがあそこで変わってしまった。 (プレーは)インドアに入ってから上がってきたが、第1セットは全然合わなかった。春関でシードを獲得したのにもったいない試合になってしまった。(インカレを終えて)男子のシングルで1回戦を突破できたことは良かった。自信につながると思う。男子はチーム全体としても、男子は良い方向に向かっている。女子はもっと頑張らなければならない。夏関でしっかりと修正して、リーグに向かっていきたい」

◆日野勇人
(試合を振り返って)不完全燃焼だった。相手は強かったが、自分の力が出し切れたら、互角にやれた試合。勝てるチャンスはあった。第1セットから相手に勢いよく来られて、少し受け身に回ってしまった。チャレンジ精神で挑んだつもりだったが守りに入ってしまった。
相手に勢いに乗られて落としてしまったところは反省点。(対戦相手は)早稲田のレギュラー。一つひとつの質が高かった。ボールもしっかり伸びてきて、最初は対応しきれなかった。あのボールを返せるようにならないと次は勝てない。(待ち時間や中断の影響は)テニスの競技として仕方ない部分だが、そこに合わせられなかった。もっと有効活用しなければならない。負けている時のコート移動はありがたかった。自分はインドアで育ってきたのでインドアは得意としている。嬉しかったが、最後は相手が上手かった。(大会全体を終えて)悔しい。昨日良い試合できた分今日も頑張りたかったが、結局不完全燃焼に終わってしまった。全体としても不完全燃焼で、残念な気持ち。シングスもダブルスも2回戦負けで結果を残せなかったので、来年またここにきて、来年は勝ちたい。(大会を通してプラスになった部分は)大会に出るという経験。大学に入って初めての全国大会だった。こういった場所で常に上位にいる人はそれが当たり前でこういった場所でも普通プレーができている。経験の差が出たようにも思う。 (今後について) 次は夏関、そして一番大事なリーグ戦がある。多くの時間はないが、体力面やサーブのスピードなど、質をもって上げていきたい。リーグでは2部に上がりたい」

◆田村迅
「(今日の試合は)第1セットで、昨日やってはいたが相手の球の速さについていくことができず、翻弄されてしまった。第2セット、インドアに移ってからは食いついていけたと思う。終わってからになってしまうが、決して参りましたという感じではない。(試合開始が遅くなったが)思っていたよりも遅すぎた時間から始まった。乱れるかなと思ったが、ここまで来たので、メンタルだけはやられないようにと思っていた。でも、やっぱり試合の入りは悪くなってしまった。試合中の中断や移動の際には戦略を練ったりできたのでそういったところは良かったと思う。移動後はほぼ互角にやれていたと思うが、日野のサービスゲームで自分が凡ミスをして相手にとられてしまったのが心残り。もしあそこを取れていたら第2セットを取ってファイナルセットでどうなっていたかわからなかったと思う。(サービスが決まっていた印象だが)スピードとコースはもっと求められるところだったとは思う。日野が前で動いて駆け引きをうまくやってくれたおかげでサーブがいきてきたと思う。(リーグに向けて)チームの柱として信頼されるようにやっていきたい。戦う前から勝ちとしてカウントされるくらいの信頼されるようになりたい。今年は3部なので、絶対2部へいきたい。鄭さんを先頭に軸となって、チームで戦っていきたい。(今後全国レベルの相手を倒すために)昨日のシングルス、今日のダブルスで球の正確さ、スピードが格段に違うなと感じた。来年のインカレに向けてこういったことを課題に1年鍛え直して、来年リベンジできるようにしたい」


※掲載が遅れましたことお詫び申し上げます。

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