谷本劇弾!一気にサヨナラ!!久々の“神宮1勝”

[硬式野球部]東都大学野球フレッシュトーナメント対専大
東都大学野球フレッシュトーナメント対専大戦が8月29日に神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


逆転サヨナラ勝ちを決めベンチを飛び出す選手たち=神宮球場で(寒川朋子撮影)


9回同点本塁打を放つ谷本


7回本塁打を放ちガッツポーズの若林


好リリーフを見せた上野(中川達夫撮影)


専 大 000 021 200=5
駒 大 000 100 104x=6


      打安点
(9)杉 浦 310
 H 山ノ井 100
 9 越 智 000
(7)小 林 511
(D) 菅  400
(3)小 西 410
(8)若 林 322
(5)岡田友 420
(4)坂 本 200
4 谷 本 113
(2)酒井元 200
H2 松本敦 100
 R 武 富 000
(9)橋 本 320
     計33106


     回    打安責
 竹 本 5    2263
 久 堀 11/3 732
○上 野 22/3 1020

1・2年生とリーグ戦出場経験のない3・4年生が出場できるフレッシュトーナメント初戦。4回に若林楽人(経1)の適時打で先制するも、続く5、6、7回の3イニングで5点を失ってしまう。だが7回裏に若林がバックスクリーンへソロ本塁打を叩きこむと、ドラマは9回に待っていた。1死から若林の死球、岡田友輝(経2)の中前打で一、三塁の好機を作ると、続く谷本大晟(法1)が左越えに3点本塁打を放ち、土壇場で同点に追いついた。さらに動揺した相手投手を攻め2死二、三塁とすると、最後は小林史弥(文2)の打球が三塁への内野安打となりサヨナラ。劇的な逆転勝利で2回戦に駒を進めた。

◆高木陽平監督代理(社3)
「(試合を終えて)駒大にきて1番感動した試合(笑)。(なかなか照明が点灯せず暗くて)ボールがよく見えないながらもよく食らいついた。ピッチャーもよく粘った。(選手にはどんな声をかけたか)神宮で試合ができるが、やることはオープン戦と変わらない。緊張しているやつもいたが、いつも通りにやってくれと言った。(試合開始時はベンチのホーム寄りにいたが、すぐに外野側に移動した。理由は)選手からサインが見えないと指摘があったので。(トーナメントでリードされる展開だったが)少し点差は離れたが野手が食らいついてくれた、それしかない。(監督代行として1試合終えた感想は)1番最初の試合がこんなゲームでよかった。(明日は亜大戦だが)亜細亜は東都の中でも特に負けてはいけない相手。今日のような試合ができるかはわからないが、なるべく最初失点で抑えて守備から攻撃につなげたい」

◆菅力也主将代理(商2)
「(今日を振り返って)雰囲気の明るいチームというのが今年のスローガン(礼明慮)。せっかく下級生だけでやらせてもらえる試合だったので、とにかくゲームを楽しんで、明るく野球をやろうということを言った。その雰囲気が切れなかったのが、ああいう結果になったと思う。(高校時代も主将をだったがその経験は生きたか)みんなを熱くさせる言葉というのはかけられていたのかなと思う。(ベンチの中でよく動いていた理由は)結果が出なくて落ち込んでいる1年生で多かった。そういうところを僕が見てあげないといけないなと思った。(試合前の練習で円陣を組んでいたが)せっかく下級生だけでやれるのだから1年生も気を使わずに、しっかり盛り上げてやってくれと伝えた。(サヨナラにつながった追い上げをキャプテンとしてどのように見ていたか)1年生があそこまでやってくれるのがすごい頼もしいなと思って、2年生では岡田友とかもしっかりつないでくれた。僕は全然打てなかったがみんなが打ってくれて本当に良かった。(試合終盤のグラウンドの暗さによる影響は)僕は少し目が悪いので大変だった。(明日も今日と同じ16時試合開始だが戦い方は)僕らは今日一試合経験できて、亜大は初戦。雰囲気で圧倒していけるように、しっかり声を出して行きたい。(春季の試合出場経験は今回の試合に生きたか)春は僕はベンチで声出しているだけだった。ピンチのときや点を取られたときに(雰囲気が)沈みがちなので、そういうところでしっかり盛り上げ役になっていた。今日もそういう声が出せるかなとしっかり試合に入った。(主将として、個人としての明日の目標は)主将としてはしっかりチームを盛り上げて、今日と同じ雰囲気で(やる)。最後まで何があるか分からないので、勝つぞという気持ちを切らさないようにということをみんなに伝えること。個人としてはやっぱり打ちたい。(明日に向けて一言)明日もその次も絶対勝って優勝して、駒澤は強いぞっていうのを東都の相手にしっかり印象付けて。明日は絶対勝ちます」

◆谷本大晟
 「(同点本塁打は)みんなの気持ちがボールに乗ってくれ。みんなのおかげだと思っている。(球種は)インコース高めのまっすぐ。(照明がなかなか点灯せず暗かったが、打球は)見えてないといえば見えていない。スタンドに入ったのは見えた。(リーグ戦を経験しての出場だったが)いつも悔しい思いをしていた。こういうところで結果を出していかないと上には上がっていけない。まだ1回戦なので一個一個結果を出して、上に上がっていきたい。(今日もスタメンではなかったがベンチでどういう準備をしていたか)気持ちは試合にずっと入っていて、いつでも代われるようにベンチの中で体を動かすことは常に意識している。(明日の試合では)チームを引っ張って明るいムードにするタイプなので声をからすぐらい出して、全力プレーをしていきたい」

◆若林楽人
 「(今日を振り返って)苦しい場面が多かったが、一年生だったので思い切りってプレーできた。(今日の一番良かった点は)しっかりつなぐ所をつなげられて、チャンスの場面でも冷静にどの球も狙うかが考えられた。ホームランも狙い球を絞れていい戦略を立てられた。(反省点は)捕ったあとのかえりやベンチの波、アウトの取られ方の質を改善したい。(4回の得点につなげたこと、7回のホームランは自分の中でどうだったか)バットをしっかり振れた、次に繋がるプレをする事ができた。(そのことについてチームは)みんな喜んでいて嬉しかった。最後に谷本が打ってくれたのでいい試合だった(初めての神宮での試合は)楽しかったのと、明日もあるので頑張りたい。(明日の試合の意気込みは)今日の反省点を踏まえてまた勝ちたい」

◆上野翔太郎(現2)
 「(最後の逆転勝利について)何かあるとは思っていた。時間もまだありタイブレークの準備もしていた。(厳しい場面での登板だったが)そういう場面で投げれたのはよかった。いつでも行けるようにはしていた。(自分の状態は)キャッチャーともよく話した。今日はツーシームとスライダーがよく決まっていると感じた。自分は攻めるタイプだが、すぐに150kmが投げれる訳では無い。いいピッチングをすればスピードはついてくると思っている。自分の持ち味であるコーナーをつくピッチングをしっかりいかしたい。(今日の試合は)いい流れではなかった。だが背番号を貰っているということを意識して投げた。(明日の試合は)今日のような雰囲気で初回からいきたい」

*また、twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_basaball)

次戦、対亜大戦は8月30日(水)16時より神宮球場で行われる予定。

神宮球場へのアクセス
 JR中央線「千駄ヶ谷駅」下車 徒歩15分
 JR中央線「信濃町駅」下車 徒歩15分
 銀座線「外苑前駅」下車 徒歩5分
 大江戸線国立競技場駅」下車 A2出口より徒歩10分


好リリーフを見せた上野(中川達夫撮影)

Copyright (C) 2003-2017 KOMADAI SPORTS NEWSPAPER, All Rights Reserved.

当サイト内の写真、記事等の著作権は駒大スポーツ編集部に帰属します。無断での転載・二次利用を固く禁じます。

KOMASPO is the member of the Kanto university sport newspaper league.