「5点差、6点差をつけたかった」が……。それでも逆転で接戦を制す

[アイススケート部]平成29年度関東大学アイスホッケーリーグ戦2部対東大戦
平成29年度関東大学アイスホッケーリーグ戦2部対東大戦が9月10日、ダイドードリンコアイスアリーナで行われた。
結果は以下の通り。


先制されたが新田(中央)のゴールですぐに追いついた=ダイドードリンコアイスアリーナで(中川達夫撮影)


同点ゴールを決めた新田(田上佳雅撮影)


34分52秒漆田(奥)が勝ち越しゴールを決める(中川達夫撮影)


相手の反撃は1点に抑えた(松堂彩子撮影)


駒 大2-1東 大
   (1-1)
   (0-0)
   (1-0)

【得点者】()内はアシスト、〔〕内はゲームシチュエーション
第1ピリオド
13:32 [東] 〔EQ〕
13:54 [駒] 新田(漆田、藤本)〔EQ〕
第3ピリオド
34:52 [駒] 漆田〔EQ〕

序盤から主導権を握り相手を圧倒。だが決めきれずにいると、徐々に相手の反撃を許すようになる。すると13分32秒、遠めから打たれたシュートのリバウンドを押しこまれ先制されてしまう。それでも22秒後、右サイドでパスをつなぐと最後は左からFW新田禅道(仏4)が押しこみすぐさま同点に。流れを渡さず第1ピリオドを終えた。第2ピリオド以降も同様の展開。相手の粘り強い守備の前に苦しんだが、第3ピリオドに入り、34分、ニュートラルゾーンでパックを奪ったFW漆田椋(政4)が右サイドをドリブル。最後は角度のないところから決め、ついに勝ち越した。終盤は相手の猛攻を受けるが、全員で守りきり、なんとか連勝を飾った。

◆漆田椋主将
「(相手を押しこみながら決めきれない展開だったが)自分たちの中では5点差、6点差をつけたかったが、相手も出来上がったチームだったので、なかなか上手くいかない部分もあった。自分たちは立ち上がりが課題だが、今日もだめだった。(立ち上がりが課題とは)自分たちは3ピリでは点を取れているが、1ピリは点を取られてしまうのがパターン。立ち上がりを良くしようと話していたが、1点取られてしまった。次から良くしていきたい。(もったいないペナルティもあったが)メンバーオーバーは完全に自分たちの気の抜けたプレーで出てしまった。無駄のペナルティも多かったかなと思う。(勝ち越し点は)負けたくないという気持ちが人一倍あるので、絶対点を取ろうと思っていた。なんとかもぎ取った点。(角度のないところからのシュートだったが)必死に打ったら入ってくれたのが幸いだった。(相手の粘り強い守備に苦しんだが、打開策は)自分が(パックを)持つと3、4人にマークされる中で、他の人の得点力が課題になってくる。相手も自分が点を取る人というのはわかっているので、他の人にパスをまわして、点を取れるチームになれれば。(残り1分1秒で相手がタイムアウトを取ったが、確認したことは)守りに入らず自分たちのプレーをやっていこうと(話した)。(次戦への意気込みは)次が1番の山なので、絶対走り負けない、体負けない、気持ちで負けない、全てにおいて勝って、上位リーグに行って2部優勝あるのみ」

◆新田禅道
「(ロースコアでの接戦になったが)2部は力が均衡しているので、接戦になるなとは予想していた。ロースコアの試合になったという以上に、思ったより点が取れなくて、少し焦った部分もあった。(FWの藤本が下がり、DFの渡辺が上がる場面も見られたが)特別にそのフォーメーションを練習してきたわけではなかったが、チャンスに繋がる場面もいくつかあったので、悪くない。(同点で終えた第2ピリオドの後にチームで話したことは)攻めている割合はこちらの方が多いのでどんどんシュートを狙っていくということと、点を取っても守りに入らずにどんどん攻めていくことを確認した。(相手のGKにプレーを止められるのが多かったが)特に対策ということもないが、向こうのGKは上手いので、どんどん低いシュートを打って、リバウンドを叩くという形が今日多かった。プレーを止められてしまうと向こうのペースになってしまうので、リバウンドで得点できるように、というのが今日の方針だった。(まさかの相手の先制だったが)うちは1ピリの立ち上がりにかけて、あまり良くない。しかし先制点を取られたとなると、表面上は平気でも、内心は焦っていたとは思う。とはいえ、時間はまだたっぷりあったので、うちの攻撃力なら全然追いつけるな、という確信はあった。(来週に向けての改善点は)失点の形が良くなかった。ああいった形で(来週の上智大は)得点を狙ってくると思うので、そこで守り抜けたら勝てると思う。あとは、今回のように、攻撃一方という試合ではなくなると思うので、得点を決められるところで決められるように、少ないチャンスをものにできれば勝てると思う」


次戦、対上智大戦は9月17日(日)17:30からダイドードリンコアイスアリーナで行われる予定。


相手の反撃は1点に抑えた(松堂彩子撮影)

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