砂川「人生初」サヨナラ打!再びの延長15回も、劇的勝利で勝ち点1

[硬式野球部]東都大学野球秋季2部リーグ対国士大3回戦
東都大学野球秋季2部リーグ対国士大3回戦が神宮球場で9月15日に行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


サヨナラ打を放つ砂川=神宮球場で(中川達夫撮影)


サヨナラのホームを踏む緒方(4番)と迎える選手たち(奥野凌河撮影)


6回ホームインする平野英丸(地2)(中川達夫撮影)


久しぶりの神宮で好投する東野


国士大 000 001 000 000 010=2
駒 大 000 001 000 000 011x=3

      打安点
(8)米 満410
(4)田 中300
 4 砂 川411
 9 酒井良733
(D) 東 510
 RD 中 野000
(5)平 野630
(2) 長 511
(3)内 山210
 H  菅 000
 3 恒 川110
 R 諸 積000
 3 岡田耕000
 H 岡 本100
 3 小 西200
(7)緒 方521
(6)青 木400
     計49143

       回  打安点
  東 野10 2/3  4181
 〇白 銀4 1/3  1531

 リーグ戦では4季ぶりの神宮開催。6回にスクイズで先制されるも、すぐに緒方理貢(法1)のスクイズで追いつき、試合は延長へ。走者を出しながら得点できない展開が続くと、14回表2死一塁から左中間に三塁打を浴び勝ち越されてしまう。しかし、その裏酒井良樹(法3)の右前安打から1死二、三塁とし、長壱成(政3)の犠飛で同点とする。さらに15回には緒方の中前安打などで1死一、二塁で砂川修(経3)が左中間にサヨナラの適時打を放ち4時間4分の激闘にけりをつけた。

◆大倉孝一監督
「(長い試合だったが)長いな。4年生はよっぽど試合がしたいんだろう(笑)。でもリーグ戦の入り方としてはいいんじゃないか。(今日も粘れていたが)課題は山ほどあるけど、守りを中心に粘っていく基本的なところがだいぶできてきた。(サヨナラタイムリーは)それはまわってきた人のタイミングだから。たまたま砂川にまわってきて、いい仕事をした。(目の前で米満選手が3度敬遠されての打席だっが)延長戦だから前の打席とか関係ない。とにかくスコアリングポジションに進めて、ヨネ(米満)が敬遠されるのは想定内。とにかく相手にプレッシャーをかけた。(白銀選手がよく投げたが)春はピッチャー陣が落ち着かなかったことを経験し、6、7、8回で長も含めてピッチャー陣でやってきたこと。配球や考え方、1球ごとの使い方など。そういった意味で1球1球落ち着いて投げていると思う。(特に延長戦はベンチの雰囲気がとても良かったが)ああいうことを大事にしていくのをずっと伝えている。(久々の神宮での試合で選手たちが楽しそうにプレーしていたが)最初のミーティングで『浮かれてんじゃねぇぞ』と言った(笑)。『浮かれたり浮き足立ったりしたら許さねぇぞ』と(笑)。そんなのなるに決まってるんだから想定内だよ」

◆米満一聖主将(市4)
「(今日の試合について)延長戦を何とか粘って勝てたので、チームとして大きい。(今後活かされそうか)このカードはずっと延長戦だったので、これは強みになると思う。(途中あと一本が出ないところがあったが)あと一本が出ないというのは、ずっと課題なので、試合を重ねていくうちに克服できればいいと思う(久しぶりの神宮では)新鮮な気持ちとまたここでやるんだぞという強い気持ちがみんなに芽生えたのではないか。(3回の敬遠について)勝負したい気持ちもあって複雑な気持ち。(塁に)出られるからいいかな。(国士大に対する意識は)嫌な野球をしてくるので、やりづらさはある。(嫌な野球とは)いやらしいというか、細かくというか。(次戦への意気込み)次すぐに専修大戦があるので、しっかり準備して次も取りたい。」

◆東野龍二(商4)
「1戦目すごく自分の中で悔しい内容で、白銀が繋いでくれたし、昨日辻本が完封してくれた。自分のふがいなさをしっかり3年生の二人がカバーしてくれたので、今日は絶対自分が抑えてやろう、チームを勝たせてあげようという気持ちで行った。(完投など監督からは)なにも言われていなくて、自分は行けるところまで行く。そういう責任もある。今日はもっと投げたかったが、結果的に最後白銀に繋いで勝てたので良かった。(疲れは)あまりなく、今日はいい状態で試合に入れた。(久々の神宮だが)やっぱり神宮で野球をしたい。3年の春から2部でずっと戦っているので、すごく嬉しかったし、勝って良かった。(神宮のマウンドは硬いと聞いたが投げやすさは)神宮球場は素晴らしい球場だと思うので、自分自身のモチベーションもすごい上がるし、すごく投げやすいかなと思う。(国士大に苦手意識は)春も落としてしまっているので……。でも自分達の野球をすれば絶対に勝てると思っていたので、なんとか勝てたので良かったと思う。(来週に向けて)1カード目すごくいい形で取れたので、この勢いをもってまた2カード目もいい雰囲気で試合に入っていきたい」

◆砂川修
「(目の前で米満選手が3度敬遠されたが)アウトのなり方が全部悪かったのに監督が使ってくれた。信じてくれた恩返しというか、絶対に期待に応えようと思って打席に入った。(狙いは)前の打席から変化球を狙っていたが、前の打席はタイミングは合っていたが、あと一つ押し込めずミスショットした。でも次につながるような手応えがあったので、それを生かした。 (サヨナラ打は)たぶん生まれて初めて。(感触は)打った瞬間抜けたと思ったが、風があったので『抜けろ抜けろ』と思いながら走っていた。(国士大にはこれまで悪い負け方が多かったが)椎野にはいつも抑えられていたので、椎野から打って勝ちたいとキャプテンと朝話した。 (ここまで守備や一塁コーチャーが主な役割だが意識していることは)試合に出ているだけが全てじゃない。自分のできることは全力でやろうといつも思っている。 (次戦に向けて)いつ出るかわからないが、自分の役割を果たすために全力でやっていきたい」

◆緒方理貢
「(今日の自分の仕事について)後ろにつなぐことを意識していた。セーフティスクイズの場面はファースト側に転がせば何とかなると思っていた。ヒットを打つよりは簡単だった。(監督からの指示は)最後の場面は、ツーストライクになったら高めのストレートを捨てて逆方向に打てという指示があった。(自分の調子は)一年生らしくプレーできていると思う。調子はいいから落とさずにキープしたい。(相手チームの印象は) 国士館は粘りのチームという印象。今日も粘られたが、絶対に負けないという気持ちで戦っていた。(接戦の試合が続いているが)粘り負けずに戦えている。今日の試合のようにこれからも粘り負けないようにしたい。まだ国士館戦しか終わっていないから、接戦でも粘り強く戦って勢いに乗っていきたい。今後苦しい場面もあると思うがチームで1点を取りにいく」

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次戦、対専修大戦第1回戦は9月19日(火)10:00~府中市民球場で行われる予定。


府中市民球場へのアクセス
JR武蔵野線 「北府中駅」下車 徒歩5分
京王線 「府中駅」 下車 徒歩7分
京王バス (東芝前・総合医療センター経由)
国立駅行き市民球場前 下車1分


久しぶりの神宮で好投する東野

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