終盤に反撃も、時すでに遅し…。リーグ再開を白星で飾れず

[サッカー部]第91回関東大学サッカーリーグ戦・第12節・対順大戦
第91回関東大学サッカーリーグ戦・第12節・対順大戦が9月16日、味の素フィールド西が丘で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


深見は安定した守備と大学初ゴールを挙げ、攻守でチームに貢献した=味の素フィールド西が丘で(宮下 響撮影)


横山はリーグ戦デビューで上々のパフォーマンスを披露


中原はサイドから果敢に攻め込むが、思うようにチャンスを作れず


途中出場で精力的にピッチを駆け回った澤野


渡邉は主将として最後のシーズンに挑む



【スコア】
駒大1ー2順大

【得点者】
42分:[順]名古(旗手)
45+2分[順]名古
82分[駒]深見

【メンバー】
GK 1 輪島 稜[4]
DF 17 深見 侑生[2] 4 星 キョーワァン[2] 鈴掛 涼[3] 2 熱川 徳政[4]
MF 6 渡邉 黎生[4](→77分 9 小田 駿介[4]) 14 大川 雅史[4] 7 大村 英哉[4](→87分 13 初芝 政弘[4]) 32 横山 玄徳[2] 8 中原 輝[3](→70分 34 澤野 祐輝[1])
FW 19 高橋 潤哉[2]

【SUB】
GK 21 角井 栄太郎[3]
DF 15 須藤 皓生[3]
MF 16 大塲 淳矢[3]
FW 20 室町 仁紀[3]

 今節はアミノバイタル杯を制した順大との対戦となった。序盤から相手にボールを回され、主導権を握られる展開。守備陣も粘りを見せていたが、前半終了間際に素早い展開から先制を許すと、ラストプレーでFKを直接決められてしまう。後半は小田を投入し、システムを2トップに変更。これまで思うようにボールが入らなかった前線の選手に徐々にパスが入り、相手の強固な守備を徐々にこじ開けていく。すると、82分に高橋が右サイドで倒されてFKを獲得。キッカーの熱川が放ったボールはゴール前で混戦に。ここで深見がうまく抜け出すと、これを落ち着いて流し込んで1点を返す。しかし、反撃もここまで。リーグ再開を勝利で飾ることはできなかった。


◆秋田浩一監督
「(今日の試合を振り返って、チームの調子は)そんなによくはなかったが、後半はよくやれるようになった。(2トップにしてから前線のボールの収まりが良くなったように思えたが)相手もリードしていてバテていた。守れないから厳しいのかな。(前半は自分たちの形が作れていなかったが)ボールを回されていたけど。自分たちはサイドを使えていなかった。相手のボール回しが速かったので、戸惑っていたと思う。(横山玄徳について)頑張っていたと思う。彼は頑張れるところが一番いいところ。頑張れるし、球際も強いし、しっかりボールも蹴れる。いいと思う。(澤野祐輝について)彼はスピードがあるので、何回かチャンスがある中で1回やってくれればと思っていた。今日いる選手の中で一番スピードがある選手だった。(次節・筑波大との対戦となるが)大変だと思うが、相手も天皇杯を含めて3試合を戦うので、チャンスはあるかもしれない。粘り強く、今日の後半のようにできればいいと思う」

◆渡邉黎生(G4)
「(試合を振り返って)後期リーグ開幕戦であり、結果に一番こだわらなくてはいけない試合だったが、負けという結果になってしまい、それがすべてだと思う。自分のプレーが原因で負けたと思うので、しっかり反省しないといけない。(前半の守備は)やりづらさはなかったが、自分のポジショニングが悪く、守らなければいけないところをやられてしまった。(試合を通しての攻撃は)後半の最後の時間は、ゴール前にいく回数が増えて、シンプルに上げた球にしっかり競れていたが、その精度を高めることや攻め続けることが大切なので、今後チームとして取り組んでいきたい。(この夏で特に意識して取り組んできたことは)自分たちで勝ちを掴みにいくという気持ちや苦しくてもギアを上げられるような力をつける努力をしてきた。(その夏の成果を活かせたか)負けという結果は、まだそれができていないということだ思う。(次節は)次は今日以上に勝ちにこだわらなければいけない試合だと思うので、チーム全体としても個人としてもしっかり反省するところは反省して、良い準備をしたい」

◆深見侑生(商2)
「(試合を振り返って)監督から前半耐えて0-0だったら勝てると言われたが、前半0-2で折り返した。最悪な折り返しだったが、まだ2点だったのでいけるとは思っていた。返せないのは自分たちの弱さが出たと思った。(前半の最後に2失点したが)いつも前半最後の10分と最後の10分で失点しているのはわかっていたが、いつも通り引き締められなかったのが失点の原因だと思う。(後半はいい流れになり、ゴールも生まれた。自身のゴールは)初めての得点で嬉しかったが、負けていたのでもう1点取り返す気持ちの方が強かった。(冷静に押し込んだように見えたが)ああいうシーンはあまりないので、自分自身は焦っていた。(ゴールにつながるFKの前に高橋選手と話していたが)あれはスローインの話。スローインがあまり合っていなかったので、それについて話していた。(スローインは自身の武器か)スローインは難しい。さっきもパターンを増やそうと話した。(今日は2年生が4人スタメンだったが、やりやすさは)確かにやりやすさは増した。言いやすいのもあるし、2年生の方が感覚的に伝わる部分が多い。(次戦に向けて)次の試合は勝たなきゃいけない。相手は強いが、連戦なので疲れていると思う。そこでたたみかけられればいい」

◆横山玄徳(歴2)
「(リーグ戦デビューとなったが、緊張はしたか)緊張はそんなにしてなかった。(監督からどんなことを言われて試合に入ったか)自分は守備をやれと言われたので、相手がボールを回してくる中で、ボランチセンターバックにプレスをかけられるようにした。(試合中にポジションが変わっていたが)本職は中盤の底。試合中のシステム変更でどんどんポジションが下がっていって最後は一番やりやすいポジションに入った。(メンバーに同期が多くいたが、やりやすさはあるか)高橋潤哉との2トップは自分が慣れていなかったが、いてくれると心強い。(90分を振り返って)守備は周りを見てできていたが、攻撃はもっとつないだりして、リーグ戦の中で慣れていければと思う。(次節に向けて)まずは出れるように今週の練習をしっかりやる。出られたら、自分は体を張るのが持ち味なので、チームのためにやれればと思う」


途中出場で精力的にピッチを駆け回った澤野

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