1部リーグの強敵相手に2連勝!!

平成29年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦、対東京学芸大戦が9月17日、キッコーマンアリーナにて行われた。結果は以下の通り。


戸嵜は苦しい第3セットでもキャプテンとしてチームを鼓舞し続けた=キッコーマンアリーナで(奥田葉月撮影)


2戦連続でスタメン出場し、チームに貢献する4年生セッターの土井(宮下響撮影)


スパイク、サーブ、レシーブすべてをコンスタントにこなす谷平(石曽根和花撮影)


橋本は第4セットから出場し、悪い流れを断ち切った



<スコア>
駒大☆3-1東京学芸
1set(25-23)
2set(28-26)
3set(20-25)
4set(25-23)


<スターティングメンバー>
♯1戸嵜嵩大(経4)
♯5土井友登(仏4)
♯11谷平拓海(現2)
♯13齋藤浩貴(歴2)
♯23山田大悟(経1)
♯27宮崎敬(歴3)★
♯32谷崎晃平(商1)
♯33山根晏輝(G1)★

★はリベロ


<最多得点>
戸嵜嵩大 28得点 {アタック 55本中27本(決定率49.1%)、ブロック 1本}


前回、今リーグ初勝利を遂げた駒大は更なる躍進を目指す。第4戦は3連勝中で勢いのある東京学芸大と対戦。
第1セットは、点を取っては取り返される接戦だった。キャプテンの戸嵜を中心に確実に得点を稼ぎ、セットを先取する。
第2セット、序盤からリードを保ち余裕かと思われたが、24-20から一気に24-24に追いつかれる。互いに総力を尽くし、1点ずつを取り合う展開。ラストは齋藤のサービスエースで28-26の接戦をものにする。
第3セットは出だしから相手のペース。思うようにスパイクが決まらず、戸嵜、齋藤、谷平にボールが集まり、相手のマークが固定。キャプテンから「今は我慢!」という声が飛び、相手のミスに救われながらチーム力で食らいついていく。しかし、最後まで追いつくことはできず、このセットを落とす。
第4セットのスタメンは、齋藤に代わって橋本がライトへ。相手ブロックによって戸嵜のスパイクが阻まれる中、ボールが集まった橋本がチャンスをものにして流れを変える。そこからは、相手のマークが分散し、戸嵜を中心にスパイカーが気持ちよくスパイクを打ち込む。ラスト1球は戸嵜の強烈なスパイクが相手コートに突き刺さり25点目を獲得した。
終始接戦であった試合を見事勝ち取り、2連勝。1部リーグ優勝も射程圏内だ。


◆戸嵜嵩大
「(今日の試合を振り返って)学芸とはたくさん練習試合もさせてもらっていて、互いに手の内を知っている相手だった。勢いで2セットを取ることができたが、いつも3セット目で気を抜いてしまうところがあってそれが原因で落としてしまったのだと思う。4セット目は、自分にボールを集めてもらったが、途中から決まらなくなってしまい、逆に周りのサポートのおかげて取ることができたのだと思う。(第4セットは橋本選手にボールが集まる場面があったが)ブロックが完全に自分についてしまい、一時は「自分に持ってこないでほしい」と思い、「橋本に上げてくれ」と言ってしまった。そこで決めてくれたおかげでブロックが分散するようになり、自分も動きやすくなった。(今日は両サイドの選手にトスが集中していたが)おそらく、消極的に安全なところへボールを持っていって攻めようとしていたからだと思う。クイックを使っていないことが自分たちの課題なので、これからは使っていかないといけないと思う。(今日で2勝だが)1部でここまで勝利できると思っていなかったが、上位を狙っていきたい。(ラスト1球を自身のスパイクで決めたときの心境は)みんな集めてくれてありがとう。みんなに感謝。(明日の筑波戦に向けて)勢いに乗っているので、3連勝して今週の試合を終えたい」


◆土井友登
「(今日は)全体的に見てミドルの本数が少なく、出だしから終盤にかけてサイドのトスばかりだった。もう少しミドルの本数を増やしていきたい。(なぜサイドに偏ってしまったのか)点数的に見て、そんなに点差がなかった中で自分として使いきれなかった。そこでサイドに頼るのではなく一本クイックに勝負をかけることができなかった。(トス配分はどのように意識したか)相手のフロントのブロッカーを見て、低い方に上げようということと、最後はエースの戸嵜に上げようという意識だった。(苦しい体勢からのトスは得意なのか)そうですね。でもまだブレがあるので、見直して修正していきたい。(3セット目にスパイクがなかなか決まらない状況で、4セット目に向けてスパイカーとすり合わせはできていたか)そうですね。(シーソーゲームが続いているが、集中力はどう保っているか)チームの中のみんなやペンチのみんなの一人一人に声をかけるようにしている。(2勝2敗という成績について)上位を狙えるところにいるので、全員で勝ちたい」


◆谷平拓海
「(今日は)防げるミスもあったが、勝ててよかった。(コンスタントに点を稼いでいたが、調子はよかったか)いつもよりはよかった。(チーム全体でスパイクが決まらない場面で、セッターの土井さんとすり合わせはできていたか)戦術的にブロックがつきやすいセッターもいるが、ミスったから違うところにあげるというのではなく、相手のつきにくいように。最後に決めるのは戸嵜さんだが。うちのキャプテンがよく決めてくれた。(サイドにトスが集まる中で、ウイングが点を稼げた要因は)練習試合もしている相手だったので、抜くところや止められるところは頭に入っていた。それがたまたまうまくいった。(リーグ戦の成績を見て)まだまだいけると思う。入替戦阻止ではなく、まだ優勝も狙える位置にいるので、優勝を狙っていきたい。みんながそう思っていると思う。(明日は筑波大との対戦となるが)1年前にやった時に、個人的に惨敗というか、苦手な印象がある。苦手意識を払拭できるように明日も勝ちたい」


※掲載が遅れましたことお詫び申し上げます。





橋本は第4セットから出場し、悪い流れを断ち切った

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