最終セットで巻き返すも、ストレートで敗北…

平成29年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦、対早稲田大戦が9月23日、深谷ビッグタートルにて行われた。結果は以下の通り。


キャプテン不在の中、攻撃の柱となって活躍した谷平=深谷ビッグタートルで(兵頭美紀撮影)


第3セットでチームの劣勢を跳ね返した森田(石曽根和花撮影)


戸嵜はコートの外からも常にチームを励ました



<スコア>
駒大0-3早大
1set(17-25)
2set(17-25)
3set(24-26)


<スターティングメンバー>
♯1戸嵜嵩大(経4)
♯5土井友登(仏4)
♯11谷平拓海(現2)
♯13齋藤浩貴(歴2)
♯23山田大悟(経1)
♯27宮崎敬(歴3)★
♯32谷崎晃平(商1)
♯33山根晏輝(G1)★

★はリベロ


<最多得点>
谷平拓海 10得点 {アタック 24本中8本(決定率33.3%)、ブロック 1本、サービスエース1本}



現在、1部リーグで1位を走り続けている早大と対戦。前回、連勝が途切れた駒大は、この試合で巻き返せるか。
第1セット。序盤、1点取っては取り返されるを繰り返しながらも、リードを保つ。谷崎のブロックポイントなどもあったが、中盤にさしかかったところで逆転される。そこからはうまく点を奪うことができず、このセットを落としてしまう。
第2セット、1点目に谷平がサービスエース。序盤はリードしていたが、早大の猛攻により一気に点を取られる。長いラリーを粘り勝ちした場面も何度かあったが、相手の速いボール回しとスピードのあるスパイクに翻弄され、このセットも失ってしまう。
第3セット。前半、相手にリードされ追いかける形になっていたが、徐々に追い上げていく。谷平は、遠藤のワンタッチからのスパイク、自分で拾ったボールを最終的にスパイクで決めるなど積極的な攻撃をする。また、3セット目から戸嵜に代わってスタメン出場した森田、中盤からコートに立った橋本の活躍も目立った。大接戦となりデュースまで持ちこんだものの、最終セットも奪われストレートで敗北。




鈴木淳平監督
「(今日の総評)相手のサーブに苦しめられた部分が多かった。効果的にポイントを取られ、崩され、ブロックで止められるという苦しい展開が続いた。(全勝中の早大に対して、どんな対策をしてきたか)相手の攻撃パターンやブロックをどう使うかなど、選手が主体的に考えてよくやっていた。はまったところもあったが、ラリーが長く続けば続くほど相手に有利にゲームが動いていた。こっち(駒大)のパスの精度などは、少し劣っているなと思った。そこで、もう少しコントロールができて、攻撃までいい形でいって、効率よく得点を獲れれば、結果も内容も違っていたと思う。(第3セットで戸嵜選手と森田選手の交代があったが) (森田は)チームの中でも非常に能力の高く、複数のポジションをこなせて、どの場面でも力を発揮してくれる非常に頼りになる選手。ピンチのときもゲームを決めたいときも森田がコートに立つことで、チームの雰囲気も良くなる。今日は、1セット目ではトスが上がらず打つ機会がなかったが、3セット目では大きな決断をして思い切ってキャプテン(戸嵜)と交代したが、見事に期待に応えてくれた。(キャプテン不在の中のコートでの声かけは)交代した森田もそうだが、キャプテンがいないときは互いに声をかけ合ってしっかりやってくれている。逆にいえば、キャプテンがいるときはキャプテンに頼るという心情もよくわかるが、コートにいるときは1人1人責任を持って役割になってもらえればと思う。6分割するというわけではないが。キャプテンの戸嵜は責任感持ってやってくれているが、何試合もやっていれば今日のようにポイントを取れないことだってある。そこで交代したわけだが、そのことについてもしっかりと受け止めてくれていた。その後の行動を見ても、コートの外から激励していてキャプテンらしい行動をとってくれて、非常に頼もしいと思った。(明日の明大戦に向けて)残りも非常に重要な試合が続く。力をしっかり示さないといけないと思う。勝つことも大事だが、自分たちの成長や変化を感じてやっていって、コートに立たない控えのメンバーや応援してくれているメンバーにそういうことを感じ取ってもらえるような姿勢で戦っていってほしい。結果は、1つ1つのプレーの積み重ねでしかないので、当然勝つことを目指してやるが、選手たちにはそういう自覚と責任を持ってコートで躍動してくれることを期待したい」



◆戸嵜嵩大(経4)
「(自身の調子は)全然だめだった。身体も動かなくて、最悪だった。(3セット目でこうたいしたのもそれが原因か)はい。(チーム全体の調子は)そこまで悪くなかったと思う。(試合全体を振り返って)いつもは自分が決めて盛り上げてっていうバレーをやっていたが、今日は自分が決まらなくなってしまって、それで周りも決まらなくなってしまい、今日はもう全部自分の責任だと思っている。(3セット目にベンチでコート内に声をかけていたが)やはり自分のせいで2セット取られているという気持ちが大きかったので、とにかくチームを盛り上げようと思い、ポジティブな言葉をかけて1セットでも多くとってもらおうという声かけをしてた。(明日の明大戦に向けて一言)やはり今日だめな姿をみんなに見せてしまったので、明日自分で勝ったと言われるぐらい活躍したいと思う」


次戦、対明大戦は9月24日(日)11:00~深谷ビッグタートルで行われる予定。


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