国体スタートのゴングが鳴る。目指すは頂点!

[ボクシング部]第72回国民体育大会 愛顔つなぐえひめ国体 ボクシング競技会
愛顔つなぐえひめ国体 ボクシング競技会(成年男子の部)が愛媛県松前町の松前公園体育館で始まった。駒大勢は1日目のこの日、6人(うち卒業生2人)が出場した。


駒大対決は市川に軍配が上がった=松前公園体育館で(田上佳雅撮影)


カウンター攻撃でボディを攻める長谷部(写真右)


ジャブで”自分の距離”を作った嶋田

結果は以下の通り。(試合順)

ライトフライ級
○長谷部大地(経1)(岡山)〔WP 5-0〕●鈴木尊晶(拓大)(山形)

【フライ級】
○市川春希(営3)(新潟)〔WP 5-0〕●藤田優佑(仏1)(福島)

【ライト級】
○金中竜児(17年卒)(茨城)〔WP 5-0〕●中島魁士(東農大)(熊本)

○嶋田淳也(歴2)(大阪)〔WP 4-1〕●黒田虎之介(法大)(広島)

【ミドル級】
○鬼倉龍大(17年卒)(茨城)〔KO 1R2"06〕●宮本大樹(関大)(大阪)

*WPはWin on pointの略

(戦評)国体・成年男子の部 1日目で卒業生含めた6人中、唯一の敗戦選手もリーグ戦でレギュラーを争った2人による戦いで敗れた結果のものだった。同士討ちとなった市川対藤田対決は勝者の市川が先輩としてのキャリアで勝利。敗れた藤田は終盤に足元が失速した。駒大勢のトップバッター長谷部もリーグ戦出場メンバーで、レギュラーメンバーらしく冷静にカウンター攻撃をするなど安定した試合展開をした。嶋田は自分が得意とする距離を保ち、有利に試合を運んだ。ミドル級の鬼倉は、圧巻の1R KO勝ち。しかし、試合内容としては林田コーチも「東京五輪を目指す者としては良くない内容」(以下コメント参照)と振り返った。

◆林田太郎コーチ(12年卒)
「(今日の試合結果としては)(1人しか負けていないということで)皆よくやってくれた。(市川と藤田の差は)実力から判断しても市川の方が上で、勝つだろうとは思っていたが、それに対して、藤田がどこまでやれるかというものだった。普段の練習から、市川選手の良いところはジャブとパンチの強さ。他にも、上級生としての意地もあるだろうし、1年間多くシニアクラスを経験している。そこをかいくぐって藤田がどう頑張れるかだった。パンチを一発もらって倒れてからビビッてしまって前にいけなくなったので、そこで勇気出して頑張れれば、一皮むけられたのではないか。(鬼倉選手のKO勝ちについては)(試合内容からすると)もうちょっと。自分がどこを目指しているのかをもっと明確にしないと。力の差がある選手に対してパンチをもらってしまうのは良くない。五輪を目指す選手であれば、(パンチを)1発ももらわずに倒して当たり前なので。パンチをもらってしまうのはナンセンス。そこを気づかないと強くなれない。(金中選手については)1部リーグで活躍する、東農大の確かな実力者に対して、良い試合ができていた。(嶋田選手について)彼の良いところは、ただがむしゃらにいくのではなくて、ジャブを打ってパンチをよけてカウンターという良さがある。ジャブを突きながら、自分の距離でいけたのが勝因。(明日は南出選手や牧野選手が出場するが)初戦は各々が緊張するのが多くなってくるので、緊張したら何をすべきかというのは、学生に伝えているので、(例えば南出選手なら前のリード。気持ちが高ぶって、「相手を殴ってやろう」という気持ちになる中で、自分を律して相手のパンチをよける。ジャブをどれだけしっかり突くことができるか)それができれば良い結果になる」

◆佐々木光大(市1)
「(明日に向けて一言)相手は自分が高校時代から京都で有名な選手だったので、挑戦者として挑みたい」

☆成年男子の部 2日目に、駒大からは、
バンタム級】南出 仁(商4)
ライトウェルター級】 佐々木光大(市1)、楠本大器(法1)
ウェルター級】牧野拓矢(政4)
が出場。
なお、試合は全日程が松前公園体育館で行われる。(最寄り駅:伊予鉄道郡中線 古泉駅 徒歩10分)

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