牧野が金星挙げる!南出も順当に勝ち上がり

[ボクシング部]第72回国民体育大会 愛顔つなぐえひめ国体 ボクシング競技会
愛顔つなぐえひめ国体 ボクシング競技会(成年男子の部)2日目は駒大から4名が初戦を迎えた。
結果は以下の通り。


強い気持ちで勝利を引き寄せた牧野=松前公園体育館で(田上佳雅撮影)


リラックスして試合に臨めたと振り返る南出


攻めの姿勢が足りなかったとする佐々木


相手に吞まれた楠本

(試合順)

バンタム級
○南出仁(商4)(和歌山)〔WP 5-0〕●宮本昌季(香川県警察

ライトウェルター級
●佐々木光大(市1)(新潟)〔WP 0-5〕○山下宗一郎(同志社大)(京都)

●楠本大器(法1)(大分)〔WP 0-5〕○大内舜也(芦屋大)(茨城)

ウェルター級】
○牧野拓矢(政4)(静岡)〔WP 5-0〕●落合佑季也(平成国際大)(栃木)

*WPはWin on Pointの略

(戦評)この日の駒大勢最後の試合となったウェルター級の牧野が魅せた。相手は今年11月の全日本選手権にも出場することが決まっている強敵。「負けたら引退」という中で臨んだ試合は、序盤から打ち込まれるも、冷静にガード。最後まで自分のボクシングを通し、明日へとつなげた。南出は気持ちが高まると前に出過ぎてしまうという課題をしっかりと修正し、リーグ戦時からの骨折のブランクを感じさせないボクシングを見せた。その反面、1年生2人は相手のペースで試合を運ばれてしまい、手が出ず。シニアの部のほろ苦さを味わった。

◆牧野拓矢
「(今日の試合の内容は)気持ちだけでも絶対に負けないぞ、という思いだった。(最終学年としての国体だが)これで負けたら引退ですから。有終の美を飾れるように、最後みんなに感謝の気持ちを結果で伝えたいと臨んだ。(リーグ戦終えてから意識してきたことは)体が流れてしまうという反省点があったが、そこを意識して、バランスのとれたボクシングができるように、と。(1Rでは相手の攻めをしっかりガードしていたが)(1Rで)打ち込まれたというのはあるが、絶対負けないという気持ちだった。そこから2、3Rで取り返した。2Rは絶対取り返すという気持ちで向かった。(最後にガッツポーズをしていたが)今回はそこそこ強い相手だったので。(明日は)両親が来てくれるので、感謝の気持ちを試合で伝えられたらなと思う」

◆南出仁
「(左手を骨折していたようだが)実はリーグ戦の前から痛みがあって、リーグ戦4戦目からは出場を止めさせてもらっていた。弱点だった前の手の強化につながったので、自分としてはプラスに捉えている。むちゃくちゃ強くなった。(髪を伸ばしたが)昨年の国体で坊主頭にして臨んだら、頭をカットしてしまったので(今回はそれを意識した)。(試合前に林田翔太さんと話していたが)けっこうたわいのない会話を。試合前にリラックスしたい派なので。(林田コーチから言われていた課題については)これまでだと頭をカットしやすかったので、けがしないようにと冷静さを意識した。(小山田監督からも期待の声がかかっているが)今回は大会前からいける気がしていた。(このまま優勝に一直線に?)はい!」

◆佐々木光大(市1)
「(挑戦者とし て臨むと言っていたが)レベルとしては全然差があるとは思わなかった。でも展開が遅かった。待ちの姿勢だった。相手の攻撃のカウンターばかりを考えてしまい、自分から攻める姿勢があまりなかった。(相手は前日にKO勝ちをしていたが意識した点は)相手は自分と同じサウスポーで、アウトボクサーなので、お互いのフェイントの掛け合いとかの駆け引きになるだろうなとは予想していた。相手がフェイントに引っかかったところを攻めようと思っていた。(今度の試合は)全日本に同じ階級で。試合展開が遅かったので、展開が早い試合ができるようにしたい」パンチ一つでもモーションがでかいので、自分のパンチをしっかり磨いて一つでも勝ち抜きたい」

◆楠本大器(法1)
「(今日の試合は)相手が高身長だったので、下から攻めようという作戦で臨んだ。そこで突き放したりポイントを稼ぐつんりだったんですけど…。(普段から言われていたことは)まずは基本的な構えなど簡単なことを当たり前にできるようになれ、と言われていた。(初の国体シニアの部だったが)初めてということで失うものがなかったので普段の試合よりも緊張しないで臨めた。とにかく結果を残そうと頑張ったが全然ダメだった。(後半にかなり打ち込まれていたが)相手の圧にはまって何もできなかった。(今後の試合は)11月12日の大田区大会に出場する」

☆成年男子の部 準々決勝に、駒大からは

ライトフライ級】長谷部大地(経1)
【フライ級】市川春希(営3)VS 林田翔太(15年卒)
バンタム級】南出 仁
【ライト級】嶋田淳也(歴2)、金中竜児(17年卒)
ウェルター級】牧野拓矢
【ミドル級】鬼倉龍大(17年卒)

が出場。
なお、試合は全日程が松前公園体育館で行われる。(最寄り駅:伊予鉄道郡中線 古泉駅 徒歩10分)


相手に吞まれた楠本

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