近くて遠い1点。これで4戦3敗…

[サッカー部]第91回関東大学サッカーリーグ戦・第15節・対東洋大
第91回関東大学サッカーリーグ戦・第15節・対東洋大戦が10月7日、東洋大学朝霞グラウンドで行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


大村はトリッキーなドリブルで右サイドを華麗に舞った=東洋大学朝霞グラウンドで(宮下 響撮影)


米田は途中出場ながら何度も決定機を迎えた


後期初先発の初芝。序盤から積極的にサイドを突破した


横山はデビュー後4試合連続スタメンと頭角を表している



【スコア】
駒大0ー1東洋大

【得点者】
16分:[東]坂元

【メンバー】
GK 
1 輪島 稜[4]

DF 
27 鈴掛 涼[3]
15 須藤 皓生[3]
4 星 キョーワァン[2]
2 熱川 徳政[4]

MF
32 横山 玄徳[2](→82分 14 大川 雅史[4])
6 渡邉 黎生[4]
7 大村 英哉[4]
13 初芝 政弘[4](→62分 33 米田 大介[1])

FW
19 高橋 潤哉[2](→73分 9 小田 駿介[4])
20 室町 仁紀[3]

【SUB】
GK 21 角井 栄太郎[3]
DF 17 深見 侑生[2]
MF 16 大塲 淳矢[3]
MF 34 澤野 祐輝[1]

絶対に負けらなれない「駒東戦」。前節は途中出場だった初芝がこの日は怪我から復帰後初のスタメン出場を果たした。駒大イレブンは序盤からその初芝にボールを集めて攻撃を展開するが、クロスの精度を欠いて得点には結びつかない。すると16分、自陣でのミスからCKを与えると、これを東洋大のエース・坂元に華麗に決められてこの日もビハインドを背負うことに。劣勢となるが、渡邉や星が気迫の守備を見せて相手に抜け出す隙を与えない。攻撃陣も大村がサイドから果敢にクロスを狙うが、相手の粘りを前に決定機を作り出せない。
後半に入ると秋田監督はルーキー米田を後期初投入。米田は投入直後こそボールに触れる機会が少なかったものの、徐々に相手ゴール前の危険なエリアに顔を出せるようになる。すると米田に決定機が訪れるが、これは枠の外に外れてしまう。さらに前線の選手は決定機を創出しながらも、相手 GKの好セーブに阻まれるなど、この日も1点が遠かった。このまま敗戦した駒大は後期リーグで未だに勝ち星がなく、4戦で3敗の状況に。次節の法政大戦はもう2日後に迫っている。


◆秋田 浩一監督
「(今日の試合に足りなかったのは得点だけだったが)やっぱりこう、技術の問題じゃなくて『勝ちたい』とか『仲間のために』とか気持ちの問題もまだ弱いのかな。強い意志を持って『俺がゴールを取るんだ』というのが見えてもよかったのかなっていうのは全員に言えること。ゴール前に行くのは点を取るためなのだから、体を張ってでもというように。本人たちも一生懸命やっているのでそのことに関しては言えないけど、もうちょっと強い気持ちが高橋潤哉や室町などの前線の選手に欲しかった。そうしたらキーパーに阻まれた場面もコロコロと入ったかもしれない。そういう意識と、仲間のためと、チームのために『やってやるんだ』という意志をもうちょっと持ってほしい気はする。うちの大学としてはそういう選手になってほしい。(守備は流れのなかで崩される形がなかったが)(相手の)9番がちょっといつもより動かなかった。ドリブルも受けもうまいが、今日はあんまりだった。まあ失点のところではよくないところが3つ重なってしまった。スローインの時に渡邉黎生が一番近くに行かずにセンタリングされてしまった。それを鈴掛がトラップミスをしてCKを与えてしまった。で、蹴られたボールに対して最初のところでいかなくて、流れたボールを(横山)玄徳がもうちょっと詰めれば体のどこかに当たるかもしれなかったが、(ボールを)見ていたっていう。でもやっぱりサッカーってそういうゲームじゃないですか。あとで『ここで行けばよかった』って言っても仕方ないので。100回あったら100回やらなくてはいけない。100回カバーリングする場面があったら100回やらないといけないのに、1回サボるとああいうことが起きる。これもいい経験や教訓になればいいと思う。それにしても負けが込んでくるとみんな気持ちも沈んでくるから大変なところだろうけどしょうがない。これが実力だからしょうがない。ちゃんともう一回やり直すしかない。(米田大介を速い段階で投入したが)初芝が思ったよりバテちゃったし、息が上がっちゃってたので。米田はドリブルが面白いし、ハマったら1人、2人、3人かわせるので、相手もバテていたからいいかなと思ったけど、あいつもダメだったな。ビッグチャンスも1、2本あったけど、、、まあしょうがないっしょ(次節が火曜日に迫っているが)やるっきゃないので、強い意志を持ってやるしかない」

◆渡邉 黎生(G4)
「(試合を終えて)いやぁ…まぁ結果が今の僕たちの力。シンプルに弱くて、監督が求められていることをできていないということを選手1人1人が、チームとして、受け止めたい。(今日は内容は良かったと感じたが)結果が求められる世界でプレーしているので。チャンスがあっても決めきれないところが弱さ。(空中戦はチーム、個人ともに勝っていか印象だが)要所要所でそういういいところはあったし、場面場面で勝つ回数は多かったと思うが、10回あったら10回ボールに対して行かないといけない。それがチームとして、僕個人もできていない。勝つ負ける以前に1人1人がそこに行く回数を増やさないといけない。(今日の攻撃はロングボールが多かった印象だが)奪ったボールは裏に送るというのはチームとしてのやり方。それがこの大学のやり方なので、特にいつもと変わらずそこは意識していた。(相手への対策は)僕らは相手への対策を意識することはあまりない。相手の動きを見てやるのではなく、自分たちがやらなければいけないサッカーをどれだけがやるかが結果につながる。(またすぐ試合があるが)3日後なので、切り替えなければいけないのは切り替えなければいけないが、このチームとして1人1人が求められていることを1人1人が受け止めて、考えて、表現するかだと思う。切り替えることも必要だが、受け止めることも必要かなと思う。(チームへの声かけは)1人1人感じているものはあると思う。僕が下を向いちゃいけないと思うので、下を向かずにやっていきたい」

◆室町 仁紀(商3)
「(2試合続けての出場だったが)前回の試合で結構動けていたので、そこを評価されて出場させてもらった思うが、前半に全然動けず、チームに迷惑をかけたと思う。(FWを2枚置くシステムになってからは)監督の中では、自分は1.5列目というか、(高橋)潤哉の後ろで、その1FWの周りを自分が動きまわるというイメージでやってるが、ただ、他のFWをやっていた選手と比べて、自分は元々FWだったのでそういう意味では、前に残っているということはあるかもしれない。(最後のシュート役が多かったが、チームとして決めている部分はあったか)基本的に(高橋)潤哉が競って、(自分が)こぼれ球を拾うというのが自分の役割だったので元々チームの決まり事ではあった。(自分としてその役割を果たせたか)多分前半は全然ダメで、そういう意味でチームの攻撃などが上手くいってなかった。後半はハーフタイムで監督や(鈴木)翼さん、チームのみんなに指摘されて後半は意識してやった。(2試合、得点が無い中でのチームとしての課題)チームとしてはサイドからの攻撃というのは言われていて、クロスボールの質や中に入る人の質などが全然足りていない。点はミズモノというか、入るときと入らない時があるが、全然入っていないので前線に個人個人、ゴール前やクロスに個人的な問題があると思うので、そこを一つづつ解決していかなければいけない。次の試合まであと2日しかないと思うが少しでも修正できるようにやっていくこと。(個人としての課題)個人としては、まず役割として運動量が求められていて、潤哉(高橋)のこぼれ球だったり、チームの攻撃の起点になることが必要だと思うので、そこを本当に全力でやり、加えて点が取れたりなど目に見える形でチームに貢献できればいいと思う(法政大の印象は)いま、総理大臣杯で優勝していて、(リーグの)最初の方は良かったが、法政も勝てていないので、法政も死ぬ気でやるし、自分たちも死ぬ気でやると思う。FWにもいい選手がたくさんいるししっかりチームとして失点をしないということをやって、後半勝負できるように、すれば勝てるチャンスはあると思う。(次の試合に向けて一言)まず、チームとして勝ててないので、勝って法政大戦から波に乗り、上を目指してやっていこうと思う」

なお、次節は10月10日、法政大学城山グラウンドにて18:30から法政大と対戦する。

◆法政大学城山グラウンド
〒194-0298 東京都町田市相原町4342
京王線新宿駅から準特急で40分(急行で50分)、めじろ台駅下車、バスで約10分
【JR線】 中央線:新宿駅から快速で54分(特別快速で42分)、西八王子駅下車、バスで約22分
【JR線】 横浜線:新横浜駅から38分、相原駅下車、バスで約13分
上記各バスで「法政大学」下車


横山はデビュー後4試合連続スタメンと頭角を表している

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