勝負を決めた”No.10” 小口大司の劇的弾で後期初勝利!

[サッカー部]第91回関東大学サッカーリーグ戦・第18節・対専大
第91回関東大学サッカーリーグ戦・第18節・対専大戦が10月22日、味の素スタジアム西競技場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


小口の今季初ゴールは大逆転弾となった=味の素スタジアム西競技場で(石曽根和花撮影)


安藤は劣悪なピッチコンディションの中、個人技で局面を打開した


正確なキックで2得点を演出した熱川(宮下 響撮影)


後期で初めてトップ下に入った大塲


集中応援となった今節は、大雨の中たくさんの観衆が勝利の喜びを味わった(石曽根和花撮影)




【スコア】
駒大2ー1専大

【得点者】
8分:[専]岸(中山)
71分:[駒]鈴掛
90+2分:[駒]小口

【メンバー】
GK
1 輪島 稜[4]

DF
13 初芝 政弘[4]
4 星 キョーワァン[2]
15 須藤 皓生[3]
2 熱川 徳政[4]

MF
27 鈴掛 涼[3]
14 大川 雅史[4](→70分 10 小口 大司[4])
7 大村 英哉[4](→64分 34 澤野 祐輝)
16 大塲 淳矢[3]
11 安藤 翼[3]
FW
9 小田 駿介[4]

【SUB】
GK 21 角井 栄太郎[3]
DF 17 深見 侑生[2]
DF 5 眞砂 慶太郎[4]
MF 8 中原 輝[3]
MF 23 荒木 直道[4]

 台風が迫る中、ピッチには大雨が降り注ぐ状況で行われた一戦。まだ悪い流れは止まらないのか、8分に先制点を与えてしまう。その後は相手の攻撃をなんとかしのぐ展開。水浸しのピッチに足を取られる中、互いに激しいフィジカル勝負を繰り広げて天気と同じく荒れ模様に。後半、劣勢を打開するために小口を後期初めてピッチに送り込むと、ここから獅子たちの大逆転劇が始まる。直後の71分、CKのこぼれ球を鈴掛が豪快に押し込んで同点に追いつく。その後はパワープレーから何度もチャンスを生み出すが、あと一歩が届かない。しかし、このまま試合が終わるかと思われたラストプレーに奇跡が起きる。またもCKから小口がヘディングを叩き込んで逆転弾をゲット。そのまま試合は終了し、これで後期初勝利。試合が終わると選手たちは抱き合い、涙を流し、集中応援に訪れた人々と共に喜びを爆発させた。

◆熱川 徳政(歴4)
「(今日の試合を振り返って)後期勝てていなかった中で、勝てたというのが嬉しかったというのと、集中応援ということもあって、雨で寒い中応援してくださる人たちの力が本当に大きかったと思う。(久しぶりの右サイドバックは)自分の利き足が右足なので、右サイドバックに支障はなく、むしろ右のほうがいいかな、と思うところはあるので、なんの問題もなくプレーすることができた。(セットプレーで安藤翼選手に任せている部分が増えてきたと思うが)安藤も前節アシストしていいキックを持っているので、その分後ろで自分が守れる自信があるので、時間帯が早いときなどは安藤に任せて、いなくなってから自分が蹴る、というような感じでやっていたが、今日は(安藤の)キックの調子が良くなかったので、自分が蹴ろうかな、と思って蹴ったらたまたまだが得点になって、よかった。(決勝弾に絡むコーナーキックで意識したことは)その前の2本がニアで引っかかっていて、いいイメージが正直なかった。副審の人に残り時間もあと30秒くらいと聞いて、すごい緊張はあったが、ニアストーンのところを越えれば、中が何とかしてくれるだろうという気持ちで蹴ったらゴールという形になったので、本当にラッキーという感じだった。(後期初勝利だったが)あと一歩という試合が今まで結構続いていたが、今日はロスタイムで決めて勝ったので、これで長いトンネルのようなものを抜けられたかな、という感じはチーム全体としてあると思うので、いい勝利になったかな、と思う。(次節に向けて)あと4試合しかない中で、全部落とさずに勝っていかないとまずインカレには行けないと思うので、勝つ、ということにチーム全体でこだわってやっていけたらな、と思う」

◆小口 大司(現4)
「(試合は)雨が降っていたので、思うようにはいかなかったが、前半の終盤や自分が試合に出てからは、サイド攻撃を徹底して相手ゴールを脅かせたところは良かった。(決勝点を振り返って)自分のところにボールがくるなという気がしていて、本当に良いボールがきたので決めるだけだった。(2点ともセットプレーからの得点だが)サイド攻撃をして、そこからコーナーキックを取るというのが形としてもあるので、セットプレーで2得点できたのは自分たちの強みになると思う。(試合に出る前に監督から指示は)ロングボールがきたらサイドで競り合って起点になれと言われたが、実際は足元でボールを受けることが多く、徹底してできなかった。(試合のモチベーションは)自分たち4年生は、来年も後輩たちに1部の舞台でプレーさせてやりたいという気持ちがあるし、チームとしてもインカレ出所を本気で狙っているので、勝ち点3を積み重ねるためにも今日は勝ちたいと思っていた。(後期初勝利だが)なかなか勝てず、自分もチームに貢献できていないという状況のなかで、起用してくれた監督や仲間に感謝したい。(次節に向けて)どんなことがあっても自分たちのやることは変わらないので、それをピッチで体現したい」

◆鈴掛 涼(経3)
「(今日は悪天候だったが)ピッチは悪い状況で、雨も強かった。蹴り合いになる試合になったので、相手の背後を狙って蹴ることを徹底してやっていた。(相手と当たる場面が多い試合だったが)ミーティングのときに監督が「戦え」と言っていたので、絶対に目の前の相手に負けないということだけを考えてやった。(ゴールを決めたときの状況は)ごちゃごちゃしていたので、とりあえず思いきり打てば入るのかなと思い、打ってみたら結果的に入って良かった。(ゴールを決めた瞬間の心境は)こんな雨の中でも応援団の方々(應援指導部ブルーペガサス)やサッカー部のみんながすごく応援してくれていたので、絶対に決めてやろうと思っていて、決められたのはすごく嬉しくて、感謝したい。(後期リーグ初勝利となったが)これに満足せず、次の東国大戦がもっと大事になってくると思うので、次の試合も勝てるようにこの1週間いい準備をしていけたらなと思う。(次節、東国大戦に向けて)相手は上位のチームで強いが、自分たちの徹底したサッカーを続けることができれば、勝てない相手ではないと思うので、そこをしっかりやっていきたい」


なお、次節は10月28日、山梨中銀スタジアムにて東国大と対戦する。

山梨中銀スタジアム
〒400-0836
山梨県甲府市小瀬町840
・JR「甲府」駅南口より、「小瀬スポーツ公園」行バス乗車、終点下車


後期で初めてトップ下に入った大塲

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