新体制初の全国大会、ランク入り目指して2回戦以降へ!

[卓球部]第84回全日本大学総合選手権・個人の部
第84回全日学・個人の部1日目が10月27日、所沢市民体育館で行われた。結果は以下の通り。


気迫あるプレーを見せた佐藤=所沢市民体育館で(田上佳雅撮影)


主将として、チームを率いていく立場となった水谷


駒大としては最後の試合となった島村


向屋敷は秋リーグではメンバー外だったが、躍進を見せた


<男子ダブルス>

○島村直道(経4)・杉山遼(国3)3-0厚地・鳥越(鹿児島国際大学)●
●島村・杉山0-3吉村・松山(愛工大)○ ※2回戦

佐藤卓央(経3)・上野亨樹(現2)0-3能戸・森岡(朝日大)○

●水谷良紀(営3)・二木啓太(経2)1-3三村・古川(関学大)○

<男子シングルス>

○松田尚樹(営4)3-0山本(高知工科大)●
○水谷3-0山口(山口大)●
○橋本拓磨(経1)3-2池田(新潟大)●
●渡部大輝(法4)2-3須郷(新潟大)○
●島村1-3神(愛工大)○
●佐藤1-3岡本(高知工科大)○
●向屋敷達也(国2)2-3中村(福岡大)○
●二木0-3上條(立命館大)○
※今日の勝者は明日の2回戦へ


 秋リーグという団体戦から個人戦の時期を迎えた駒大。来年の春から1部に復帰するにあたり、個々の力を表すバロメーターとなったこの大会で、シングルスでは昨年よりも3人多い9人が出場した。
1回戦のこの日は試合に向かうまでの段階に課題が出た。午前中に行われたダブルスでは2回戦までで全てが姿を消した。長崎監督や、新たに主将となった水谷は「試合の入りが良くなかった」と振り返った。しかし全員が全員、悪いムードのもとで臨んだわけではなかった。その例がシングルスでの佐藤だ。序盤には相手を前後左右に振り、自分のペースで試合を進め、気迫あるプレーを見せた。この日のための調整もうまくいっていたという。試合後半で崩れたために惜しくも敗れたが、粘り強く相手のスマッシュを拾うなど勝ちへの強い気持ちを見せた。
 秋のリーグ戦後、新体制となってから初めての大きな大会。新主将の水谷はチームを「元気で勢いのあるチームにしたい」と述べた。最速での1部復帰を遂げた勢いに乗せ、明日以降でランク入り(全日本学生ベスト16以上)を果たせるか。

◆長崎隆志監督
「(今日の結果は)正直なところ、あと1人か2人は残ってほしかった。スタートの入りが全体的に良くなかった。ダブルスではフワーッとしていた。『勝つぞ』という覚悟、野心みたいなものが感じられなかった。それがチームに伝染してしまった。(この大会の位置付けは)個人戦の全国大会だから、チームの戦力アップという面ではこの大会で結果が出ないと、チームの力がないということになってしまう。全国の舞台で個人の力が試される、という意味では自分たちの自信と箔を付ける大会になる。ランク入り選手がチームに一人いるかいないかでは周囲からの評価も変わってくるし。(試合内容として惜しかったところは)佐藤は惜しかった。気合い入れてやっていたし、1セット目も良い形でとっていた。そのまま良い流れで行くかと思ったが、粘って崩れなかった相手が一枚上手だった。佐藤もリズムに乗り切れなかった。負けてしまったが、この大会に合わせて調整してきたし、『やってやるぞ』という気持ちが台の上にも表れていた。(来年再び1部に戻るが)覚悟がないと降格してしまう。今日も1回戦で半分が負けてしまっている。(現状では)とても1部では戦えない。(勝ち残っているメンバーには)生きるか死ぬかじゃないけど、そういう雰囲気を身にまとって試合に臨んでほしい。なんとなく『良い試合ができたらいいな』とかではなくて。『絶対やってやる』という覚悟がないと試合にならない。(上野選手は関東ベスト8でシード持ちだが)シードもらっているからといって慢心するタイプではないから。関東ベスト8ということは一旦忘れて、がむしゃらにやってほしいと思う」

◆水谷良紀 新主将
「(チームとしての結果は)思っていた以上に良くなかった。インカレメンバーの2人が1回戦で敗退したので。(印象に残っているチームメイトの試合は)あまり試合に出ることがない向屋敷が善戦していたこと。(目指すチームの姿は)『元気で勢いのあるチーム』。(来年の春リーグでの展望は)新入生が入ってくる。そこでチーム全体のレベルアップができると思うので、春は残留することを目標にやっている」

◆杉山遼
「(今日のダブルスの結果としては)2回戦の相手はレベルが全然違った。自分たちの調子の良し悪し以上に相手が思った通り強かった。自分たちの試合内容が悪かったというよりは、完全に向こうの実力が上だった。(島村選手とのダブルスは)中学時代に組んでいて、それ以来。大学生になってからは、3年次から組んでいる。他のダブルス以上に練習を積極的に取り組めたのではないかと思う。それで今回の全日学も出られたので。(今回トレーニングで意識してきたことは)ダブルスしかなかったので集中してダブルスの練習に取り組んだ。1人でもできるレシーブの練習を意識してきた。(今後は)12月の東京選手権の予選で、シングルスとダブルスで通過できるようにしたい」

◆向屋敷達也
「(今日の試合内容は)この全国大会で自分のプレーができなかったので、この経験を糧に大きい大会でも自分のプレーができるyぷに頑張りたいと思いました。強打を出す自分のプレーをしたかったが後ろに下がってしまったりすることが多かった。(技術面で意識してきたことは)強打でたくさnミスをするより、威力を弱くしてミスを少なくすること(を意識した)。(今後の大会出場予定は)12月の東京選手権予選に出場する」

なお、明日(10月28日)も所沢市民体育館にて大会2日目が9:30から行われる。(駒大の出場は12:00~)
■会場へのアクセス
西武新宿線 新所沢駅 下車 徒歩10分


向屋敷は秋リーグではメンバー外だったが、躍進を見せた

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