善戦するが、ライバルに上位独占許す

[空手道部]第37回関東学生空手道選手権大会個人戦
第37回関東学生空手道選手権大会個人戦が5月24日(日)、帝京大学体育館で行われた。形は2グループに分かれ予選を行い、上位4位までの選手が決勝トーナメントに進出する。
手は4回戦まで1分30秒6ポイント先取、5・6回戦は2分6ポイント先取、男子は準々決勝より3分8ポイント先取のトーナメント方式。結果は以下の通り。

<男子組手個人戦準優勝>
佐藤光直(法4)

<男子組手個人戦ベスト8>
佐藤龍治(商4)
瀧本和馬(経1)

<男子組手個人戦ベスト16>
塚原結基(営4)
和気龍太朗(商2)
佐藤光介(法2)

<男子形個人戦ベスト8>
安藤 誠(英2)

<女子組手個人戦ベスト4>
北村友希(心4)
小久保楓(地3)

<女子組手個人戦ベスト8>
川島 岬(国3)


 準決勝では追いつかれてから粘りを見せて勝利を収め、見事決勝へと駒を進めた佐藤光直。決勝の相手は準決勝に続く帝京大の主力選手で、これまでに何度も対戦経験のあった香川。開始直後は互いになかなか前へ出ない時間が続くが、30秒過ぎに中段突きを許すとそのまま矢継ぎ早に突きを決められる。なんとか上段突きで有効を奪うものの、残り1分を切ろうという場面で相手の上段蹴りでの1本が決まり、試合の主導権を完全に握られた。結局その後は1ポイントも返すことができず、因縁の相手に大差で破れ、準優勝となった。
 準決勝へ進出した北村、小久保はいずれも帝京大の選手に0-6で破れた。
 また、形の部では安藤が決勝トーナメントに進出し、ベスト8に入った。


◆大石武士師範
「(佐藤光直は)大負けじゃない。技出した瞬間に背中出してポイント取ってもらえなかった。だからもったいない。強気にいかなきゃ。(女子)2人は決勝以外は頑張った。内容は悪くないが、負けちゃったからね。もっと上、中段の使い分けができるようになると違う。(選手には)ワンポイントアドバイスをしただけ。技術は負けていないが、試合中弱気になる。だからリードしてても取り返されることが多い。(今後は)まずは6月の個人戦

◆杉山俊輔監督
「(佐藤光直は)準決勝までは良い内容。接戦をモノにして勝ち上がったのはよかった。ただ、追いつかれると相手の出方を待ってしまうところがいけない。全日本取るためには、ポイント取られても取り返さないと。でもセンスはあるから、あとは心技体。(安藤は)練習への取り組み方を評価したい。良い形をするようになった」

◆大石智子コーチ
「(4強の2人は)よく頑張った。(準決勝は)北村は、詰め切れてなくて慌てていってしまった。負ける相手ではなかっただけに、もったいない。小久保と川島の3年生はよく頑張った。小久保は、今年は場数を踏む機会が多いので、これからもっと伸びてくると思う。(リーグ戦で見つかった課題は)良くなってきている。何より本人たちがしっかり意識して練習に取り組んでいることが大きい。(今後は)いかに落ち着いて試合に集中できるか」

◆佐藤光直
「(香川は)体重別でも負けている。むかつくくらい強い。今年のうちに1回は借りを返したい。(調子は)良かった。国体予選で優勝したので、気分的にも乗っていた。体が勝手に動いてくれた。(今後は)チームの底上げをしていきたい。あと、自分たちのできることを精一杯やる」

◆北村友希
「ここ1週間は内容が良くないと言われていたから、今日は思い切って試合した。(準決勝は)自分の欠点が出た試合だった。(欠点とは)対戦する相手に対して中途半端に技を出した。もっと戦法を考えたり、試合の中で切り替えていかなきゃいけない。(今後は)まずは目の前の大会の優勝を目指していきたい」

◆小久保楓
「(今日は)楽しめました。(現在調子は)良い。(試合中ケガしたが)気持ちで戦った。ケガに関しては大丈夫。(準決勝の相手は帝京大の選手だったが)次こそ倒したい。(帝京大と)技術的には変わらないが、相手は自信とか気持ちが(自分たちと)違う。(今後は)団体で頂点目指したいので、頑張っていきたい」

※なお、掲載が遅れましたことをお詫び致します。

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