ミスから崩れ、１部校との差を痛感
[男子バレーボール部]第28回東日本大学バレーボール選手権大会
第28回東日本大学バレーボール選手権大会２回戦、対法大戦が６月19日(金)、仙台市青葉体育館で行われた。相手は関東１部の法大。
敗戦が決まり、肩を落とす選手。ベスト16入りはならなかった＝仙台市青葉体育館で（田中裕葉撮影）
１セット目は序盤から取りつ取られつのゲーム展開となるが、終盤に２本のサーブミスが出るなど乱れてセットを落とす。２セット目は一戸や本多の勢いあるスパイクが決まりだし、４連続得点を挙げるなど終始試合をリード。相手のミスも絡み、セットをものにした。だが、３セット目以降は相手のブロックに攻撃が阻まれ、加えてチームに小さなミスが目立ち始めたことで攻守に精彩を欠いた。秋を見据えた大事な一戦となったが、１部校との差が垣間見えた試合内容となった。
１年生ながら得点に貢献する本多
駒 大１－３法 大☆
１st(19－25)
２st(25－22)
３st(18－25)
４st(12－25)
スターティングメンバー
Ｌ＃７町田裕太(商３)
Ｌ＃11駒橋良幸(営２)
Ｒ＃14添田竜雅(経３)
Ｓ＃８与那嶺勇磨(政２)
Ｃ＃９一戸良介(法２)
Ｃ＃27本多 駿(法１)
リ＃３夏目真吾(営４)
◆鈴木淳平監督
「１、２セット目は内容にそこまで差はなかったけど、３セット目からは注意していれば防げるミスが出てしまった。(相手との差は)スピード、タイミングの合わせ方、自分をコントロールする事など。うちはコントロールがまだ甘い。(今後に向けて)じっくり考える。メンバーが変わっても、チームとして取り組んでいることは継続していきたい」
◆夏目真吾
「３セット目の出だしでつまづいたまま立て直せなかった。(原因は)試合に出てなかった人もいるので、緊張した事もあると思う。(自身は)最後の方で崩れたけど、自分としては調子は良かった。(足りない部分は)細かいところのミスがあること。今日は自滅が多かったけど、相手は何もしないで崩れることはなかった。(秋に向けて)決めた事を詰めていって、秋のリーグで力を出せるようにしたい」
◆町田裕太
「(内容は)勝てたとは思うけど、やっぱり向こうが１部という感じの雰囲気があった。いらないミスが多いと思うので、減らしていかないとだめだと思う。(自身は)２セット目以降はマークがきつかった。でも、調子は良かった方。(秋に向けて)去年は入替戦までいって、４年生にいい思いをさせて終わらせられたので、今年の４年生もそうなれるように下で協力して、下からも支えてあげたい」
◆添田竜雅
「(試合内容は)ちょっとミスが多かった。(流れが傾いた原因は)出だしが悪くて、そのままずるずるいった。みんなそこは必死に声かけ合って直そうとしたけどだめだった。(１部校との差は)勝負どころでの１本が集中してるというか。うちはこぼしたりしてたんで。(秋に向けて)もうちょっとチームに頼られる存在になりたい」
◆与那嶺勇磨
「リズムが崩れるところでその流れをそのまま向こうに持って行かれてしまった。もっと落ち着いてプレーできれば面白いゲームができたと思うけど、勝てる相手だったので悔しい。(自身の課題は)落ち着いてプレーすること。(トスを)上げているだけなのでもっと落ち着いてゲームコントロールができるようにしたい。(秋に向けて)個々の課題もチームの課題も色々見つかったので、改善しつつもっと向上していって、もっと上にいけるようにしたい」
◆一戸良介
「自分たちのミスが多すぎて納得いかなかった。(１部校との壁は)別に感じなかった。(１セット取ったことは)相手のエースがいないから競って当たり前だと思ったけど、あっさり最後負けてしまったから収穫とはいえない。(秋に向けて)まず試合に出られるように頑張りたい。(技術的には)ブロックをもっと強化したい」
◆駒橋良幸
「攻撃は良かったけど、守備で足を引っ張ってしまった。(相手は)強かったけど、もう少しできる部分もあった。(具体的には)コンビのミスとか、軽いボールが乱れてしまうことなど。ミスがつながると失点ばっかりしてしまうので、失点をいかに減らしていくかが課題だと思う。(秋に向けて)攻撃面以外でもブロック、レシーブの技術をもっと上げて、色々こなせる選手になりたい」
◆本多 駿
「(スタメン定着は)頑張った結果だと思う。とても嬉しい。(緊張は)最初は先輩にちょっと緊張していたけど、今はない。(１部校と試合して)そんなに力の差は感じなかった。(敗因は)無駄なミスが多いところ。(具体的には)普段はしないようなミス。サーブミスとか。(自身は)１部の相手だからって、力んでやってしまった。(自分たちに足りないものは)当たり前のことを当たり前にできること。(秋に向けて)秋は勝って１部に上がる」
※なお、掲載が遅れましたことを、深くお詫び申し上げます。
