林田安堵のV“2”年ぶりに清水優勝

[ボクシング部]第79回全日本アマチュアボクシング選手権大会・最終日
第79回全日本アマチュアボクシング選手権大会・最終日が11月22日、鴨川市総合運動施設文化体育館で行われた。結果は以下の通り。


連覇が決まり、Vサインをする林田=鴨川市総合運動施設文化体育館で(橋本圭史撮影)


優勝、技能賞を受賞し表彰される清水



ライトフライ級
林田太郎(経2)○ポイント●柏崎刀翔(日大)

フェザー級
清水聡(H20年卒、現・自体校)○ポイント●成松大介(東農大)


 ライトフライ級・林田は、終始接近しての打ち合いとなる。2Rからは、ガードを固めながら左ボディで相手を崩し、右アッパーや右ストレートで確実に加点。国体決勝で戦った相手に再び勝利し、全日本連覇を決めた。フェザー級・OB清水は、得意のアウトボクシングを展開。距離をとりながら相手のパンチをかわし、右ジャブや左ストレートでポイントを重ねる。結果、判定で大差をつけ、2年ぶりの全日本で復活優勝を果たした。
 なお、今大会において林田は敢闘賞、清水は技能賞を受賞した。

最優秀選手賞・・・川内将嗣
技能賞・・・清水聡
敢闘賞・・・林田太郎☆


◆熊本道之コーチ
「林田はスタミナ、筋力とか全体の体力アップが必要。接近したときの小技、入り方のパターンを増やしてかないと。毎回同じだからね。カウンターブローもあまりに少ない。かわしながらの練習をさせないと。清水は全体的に上づってたね。本人も気にしているみたいだけど、もらわなくいいパンチをもらったりしてたからね」

◆小山田裕二コーチ
「(林田の試合について)1Rは相手によく動かれて、太郎対策をとられていた。2Rはボディーも効いてきたし、いけるかなと思った。実際ポイントは離れてたけど、ポイント差ほどの試合じゃなかった。連覇したけど、林田は向上心もってるから、まだまだ細かいところを気づかせながら直していく」

◆林田太郎
「(開催地が)今年地元ってこともあって、高校時代から同級生の三須と、千葉のために頑張れって言われてた。2連覇できてほっとしている。2Rは相手がボディで失速して、そこからたたみかけることができた。ガードをしっかり固めて、相手が打ってきたところを、かわしながら攻撃した。(また王者としての1年が始まるが)嬉しさ半分、不安半分。ずっと試合だったので、張りつめた糸を切ってゆっくりしたいな。(判定の時のVサインは)V2を意識してやりました」

清水聡
「今日は自分の距離で戦えた。自体校にはサウスポーがたくさんいて、慣れてたからいつも通りできた。おととい、昨日は満足する試合できなかったが、今日は3戦目ってこともあって調子も良かった。決勝戦は何回やっても緊張する。1年空いたのは大きい。来年アジア大会があるので、1勝するには全日本が大事だし、ステップになる」

試合の模様は11月29日16:00からNHK教育で放送される。

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