まさかの結末…3回戦で姿消す

[空手道部]第53回全日本大学空手道選手権大会
 第53回全日本大学空手道選手権大会が11月23日(月)、大阪市中央体育館で行われた。形はトーナメント方式・フラッグ制。


敗北した石井を労う佐藤光直=大阪市中央体育館で(小出宏行撮影)


中段突きでポイントをとる上田

手はベスト8までは2分6ポイント先取。それ以後は3分8ポイント先取のトーナメント方式となる。結果は以下の通り。

【男子団体戦 組手の部】
3回戦敗退
駒 大2―2(総合得点16―18)拓 大☆
先鋒●石井詳馬(商1)0―6
次鋒○佐藤光直(法4)5―1
中堅○瀧本和馬(経1)6―2
副将△佐藤龍治(商4)3―3
大将●佐藤光介(法2)2―6

【男子団体戦 形の部】
初戦敗退
安藤 誠(英2)
大塚健人(政1)
豊口貴悠(G1)

 2回戦まで圧倒的な強さで、順調に勝ち進んだ団体組手。迎えた拓大との3回戦、先鋒・石井はリードしていたが、上段蹴りが反則行為となり反則負けを喫す。次鋒・佐藤光直は上段突きを次々と決め試合を取り、続く中堅・瀧本も上段突きによる技ありなどで危なげなく勝利。副将・佐藤龍治は思うような試合運びが出来ず、引き分けとなる。勝負は大将・佐藤光介に託されるが、試合の主導権を握られた相手に、技ありや一本を取られて敗れる。結局2ポイント及ばず惜敗し、昨年準優勝だった大会は、3回戦で姿を消す結果となった。
 団体形は安藤が1年生を引っ張り健闘するが初戦敗退に終わった。

◆大石武士師範
「ツキがなかった。内容はよかったから選手を責めるつもりはない。1年生が頑張ってくれたから来年にもつながる。課題は気持ち。技術で負けて気持ちでも負けたら反省できないが、技術だけで負けたんだったら反省できる。だから気持ちで負けないように。(来年は)精神も技術も超一流のチームになってほしい」

◆杉山俊輔監督
「運がなかった。勝負はこんなもの。まだまだ課題もあるし、力不足だった。(具体的には)1ポイントを取る力と取られない力。いかにしてポイントを防いでポイントを取るかということ。4年生はよく頑張ってくれたし存在は大きい。(新チームは)これから出来上がるチームだから引き継がれる幹部が結果だけでなく人間的にもしっかりとした強いチームを作りあげてほしい」

◆佐藤光直
「どの大会も負けらない試合だったが、最後ということで特に思い入れがあった分くやしい。(石井の反則負けについて)このあとに僕や龍治がいるからなんとかできると思っていた。たらればを言ってたらキリがない。僕が1ポイントでも多くとれていれば、龍治が勝ってればとか考えたり。(新チームについて)新主将はこれから師範たちと話し合って決める。今のスタメンも若い子らだし、これからに期待できる。頑張ってほしい」

◆佐藤龍治
「満足のいく試合ではなかった。勝てるところで勝てなかった。(最後の大会だったが)悔いが残らないようにやろうって臨んだけど、なんだかんだ悔いが残っている。勝ちにはこだわっていたつもりだったけど、下に頼り過ぎていた所があったかもしれない。4年生としてもっと引っ張っていけたら良かった。(3回戦では勝負が決まってないところで回ってきたが)勝つことしか考えていなかった。でも引き分けちゃったんで(自分が)敗因だと思う。(後輩には)自分たちに出来なかったこと(優勝)をやって欲しい。夢じゃないと思うから頑張って欲しい」

◆塚原結基(営4)
「(大学最後の試合だったが)怪我で関東インカレに出遅れてしまって、悔しい思いをしたのでこの大会には気合いが入っていました。でも、気持ちだけが空回りしてしまいました。(4年間は)正直すごいきつかったです。でも仲間にすごい支えられたり、学校の勉強だったりいろんなことも含めて空手だけではなく充実した4年間でした。(後輩は)みんな熱いやつらばかりなので自分たちがダメだった分、必ずやってくれると思います」

※なお、掲載が遅れたことをお詫び申し上げます。

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